世祖
第7代国王世祖(首陽大君)は、幼くして即位した甥の端宗から権力を奪うため「癸酉靖難」を起こし、大臣らを粛清して王位に就いた。強烈な権力欲のもとで王権を強化し、職田法を導入して王室財政を確立するとともに、朝鮮基本法典となる『経国大典』の編纂に着手した。治世中には不満を抱く士林派や宗親の反乱を厳しく鎮圧し、強力な君主権力を振るった。クーデターによる即位は正統性をめぐり後世に大きな対立の種を残したが、中央集権国家としての制度整備を大きく推し進めた点は評価されている。
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