アメリカ史 鋭い社会分析で党派を超え国政を動かした異才の学者政治家
ハーバード大学教授からニクソン政権の国内政策顧問、国連大使、そしてニューヨーク州選出の上院議員を4期務めた、冷戦期を代表する知性派政治家です。社会学者として1965年に「モイニハン報告」を発表し、黒人家庭の崩壊と貧困の連鎖の本質に切り込み激しい論争を巻き起こしました。リベラル派でありながら保守派のニクソンにも重用されるなど、冷戦期のイデオロギーに縛られず、データと独自の洞察で福祉や都市問題の政策を先導した巨頭です。