ラストエンペラーとして波乱の時代を生きた最後の皇帝
宣統帝(愛新覚羅溥儀)は清朝第12代にして最後の皇帝です。1908年にわずか2歳で即位しましたが、1911年に発生した辛亥革命により、1912年に正式に退位を宣言して清朝は300年近い歴史に幕を閉じました。その後も紫禁城内に留まり「清室優待条件」のもとで生活しましたが、1924年のクーデターで城外へ追放されました。後に日本の関東軍に利用され、満洲国の執政および皇帝(康徳帝)に擁立されるなど、列強の野望と東アジアの動乱に翻弄され続けました。第二次世界大戦後は収容所生活を経て一市民として人生を終えた、極めて象徴的な歴史的価値を持つ人物です。