中宗
燕山君の暴政を倒したクーデター「中宗反正」によって第11代国王として擁立された中宗は、王権の回復と儒教的秩序の再建を目指した。治世初期には趙光祖ら士林派を重用して急進的な改革を後押ししたが、勲旧派との対立が激化すると己卯士禍を引き起こして士林派を粛清した。その後も三浦の乱などの外患や、王后・外戚勢力の権力闘争(大尹・小尹の対立)に翻弄され、政治的動乱が続いた。士林派と勲旧派の相克を抑えきれず、強力なリーダーシップを発揮できなかったものの、士林政治への本格的な移行期を象徴する時代となった。
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