イスマーイール1世
イスマーイール1世はサファヴィー朝の建国者であり、初代シャーである。幼少期から神秘主義教団サファヴィーヤの指導者として信奉を集め、1501年にタブリーズを攻略して即位した。シーア派の十二イマーム派を国教に定め、イラン地域の再統合を進めた。キジルバシュの忠誠を背景に東西へ勢力を伸ばしたが、1514年のチャルディラーンの戦いでオスマン帝国のセリム1世に敗北し、軍事的不敗の神威を失った。しかし、彼が打ち立てたシーア派国家の枠組みは、その後のイランの歴史的・文化的アイデンティティの根幹となり、近世中東の勢力図を大きく塗り替えた。
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