アッバース2世
アッバース2世はサファヴィー朝の第7代シャーである。わずか10歳ほどで即位したものの、成長するにつれて優れた政治的手腕を発揮し、内政の安定と国威の発揚に努めた。軍事面では1649年にムガル帝国から要衝カンダハールを奪還することに成功し、王権の威信を高めた。また、ヨーロッパ諸国やオランダ東インド会社との貿易を積極的に推進し、経済的な繁栄を維持した。芸術や建築の庇護者としても知られ、首都イスファハーンにチェヘル・ソトゥーン宮殿を建設するなど文化の黄金期を支えた。彼の治世はサファヴィー朝における最後の安定期と評価される。
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