独裁体制と財政改革で清の全盛期を支えた実利の君主
雍正帝は、父・康熙帝と子・乾隆帝の繁栄期の狭間で、強力なリーダーシップにより清の行政機構を格段に強化した実務型皇帝です。激烈な皇位継承争いを制して即位した後、最高機密機関である軍機処を設置して皇帝独裁体制を完璧なものにしました。また、不正防止のために地方官へ養廉銀(手当)を支給し、税制改革である「地丁銀制」を全国に定着させて国庫を急速に潤しました。過酷なまでの情報網(奏折制度)を通じて地方の不正を監視・粛清し、徹底した実利主義と執念的な行政改革を断行したことで、次代の乾隆帝が享受する清朝全盛期の確固たる土台を作り上げました。
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