神聖ローマ帝国
大航海時代において、神聖ローマ帝国は直轄の海外領土を広げる動きこそ限定的だったものの、皇帝ハプスブルク家の広大な家領や婚姻外交を通じてグローバルな交易・文化交流と深く結びついた。帝国領内の商業都市や豪商フッガー家などは世界交易への資金供給や鉱山開発、物流の要として重要な役割を果たした。一方で、帝国は宗教改革や三十年戦争といった内部抗争、さらにはオスマン帝国の侵攻への対応に直面し、多大な軍事・経済的リソースを割くこととなった。ヨーロッパの政治・宗教的動乱の中心地でありながら、世界経済の発展を多角的に支えた重要な存在であった。
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