サフィー1世
サフィー1世はサファヴィー朝の第6代シャーであり、名君アッバース1世の孫にあたる。祖父の死を受けて即位したが、猜疑心が強く、宮廷内の有力者や親族を相次いで粛清するなど冷酷な面が見られた。治世中には、オスマン帝国やムガル帝国などの外敵からの圧力が強まり、カンダハールやバグダードなどの重要都市を一時的に失う試練に直面した。1639年にはオスマン帝国との間でズハーブ条約を締結し、サファヴィー朝とオスマン帝国の最終的な国境線を確定させた。軍事的な退潮傾向が見られ始めた時期ではあったが、イラン国内の安定維持に一定の役割を果たした。
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