カール・フォン・ハプスブルク
カール5世(カール・フォン・ハプスブルク)は、スペイン王および神聖ローマ皇帝として「日の沈むことなき」広大な領土を治めたハプスブルク家最盛期の君主です。広大な領土の継承によりヨーロッパの覇権を握りましたが、その治世は宗教改革や対外戦争という激動に見舞われました。ルター派の台頭に対してはカトリックの防波堤として立ち塞がり、諸侯との衝突を経て1555年にアウクスブルクの宗教和議を容認するに至りました。また、フランスとの長期にわたるイタリア戦争や、オスマン帝国の急拡大に対する防衛戦など、全欧規模の軍事・外交政策に奔走しました。文化的にはルネサンス芸術を深く愛好し、画家のティツィアーノらを重用して多くの名品を生み出させました。晩年は膨大な公務と政治的打撃から退位を決意し、領土を弟のフェルディナント1世と息子のフェリペ2世に分割譲渡した後、スペインの修道院へ隠遁しました。
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