アメリカ史 智謀で冷戦の針路を動かした最高峰の知識人脈
冷戦期、ニューイングランドのハーバード大学は米国の政策決定に頭脳を供給する一大拠点でした。現実主義外交のキッシンジャーや『文明の衝突』のハンティントンが国際戦略の基盤を築く一方、経済学者のガルブレイスや歴史家のシュレジンジャーはケネディ政権の知性(ブレイン・トラスト)としてリベラル政策を理論化しました。民主党・共和党の枠を超え、学術界からホワイトハウスの核心へと繋がったこの知のネットワークは、近代アメリカの世界的覇権を思想と戦略の両面から方向付けました。