アメリカ史 冷戦初期の国際秩序とNATOを創り上げた不屈の国務長官
トルーマン政権の国務長官として、第二次世界大戦後の米国外交を主導した大物政治家です。ソ連の脅威に対抗するため「トルーマン・ドクトリン」や「マーシャル・プラン」の策定を推進し、北大西洋条約機構(NATO)の結成に決定的な役割を果たしました。朝鮮戦争への介入を決断するなど、冷戦期の対外関与方針を決定づけた一方、マッカーシズム(赤狩り)の嵐の中では激しい非難に晒されながらも、一貫して現実的な国際主義を貫いた「冷戦の建築家」です。