アメリカ史 『ゆたかな社会』を著し公共の価値を説いたリベラル経済学の巨頭
ハーバード大学教授として長く教鞭を執り、ケネディ政権の頭脳や駐インド大使も務めた20世紀を代表する制度派経済学者です。著書『ゆたかな社会』で、私的消費の陰で公共財が軽視される「私的富裕と公的貧困」の矛盾を鋭く批判し、福祉や教育への投資の重要性を唱えました。冷戦期の市場至上主義に警鐘を鳴らし、巨大企業に対抗する政府の役割を重視。洗練された文筆家としても知られ、リベラル派の経済思想に決定的な影響を与えました。