ハインリヒ・ブリューニング
ハインリヒ・ブリューニングは、中央党の政治家であり、世界恐慌下の1930年から1932年にかけて首相を務めました。議会の多数派を基盤とせず、ヒンデンブルク大統領のエマージェンシー権限(憲法第48条)に依存して政権を運営する「大統領制内閣」の先駆けとなりました。深刻な経済危機に対し、苛烈なデフレ政策と歳出削減を断行して賠償金の支払停止を達成しましたが、大量の失業者を生み出し国民の不満を増幅させました。結果として左右の過激派勢力を伸長させる要因となり、1932年に大統領の信任を失って辞任に追い込まれました。
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