アメリカ史

消えた植民地と独立前夜の反乱が彩るノースカロライナ

ノースカロライナの歴史は、1580年代に謎の失踪を遂げた「ロアノーク島の消えた植民地」から始まりました。17世紀後半に入植が本格化すると、過酷な地理的孤立と政治的混乱が続き、1711年には過酷なタスカローラ戦争が勃発。その後、王室直轄植民地として安定すると、大藍や米の栽培で成長しました。1770年代には総督の腐敗に反発した民衆による「世直し運動(レギュレーター運動)」が起き、後の革命運動への導火線となりました。
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難破を克服し壊滅寸前のジェームズタウンを再建した総督

トマス・ゲイツは、バージニア植民地の初代正式総督として初期の未曾有の危機を救った軍人・政治家です。1609年、補給船隊を率いて渡航中にハリケーンに遭いバミューダ島で難破するも、現地で舟を建造して翌年ジェームズタウンへ到達しました。「飢えの時代」により崩壊寸前だった入植地に着任すると、厳格な軍律「法規と徳政令」を制定して秩序を回復。植民地の維持と放棄回避に向け、指導力を如何なく発揮しました。
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「飢えの時代」の惨状を率直に書き残したジェームズタウン総督

ジョージ・パーシーは、1607年のジェームズタウン創設期から現地に留まり、植民地総督を二度にわたり務めたノーサンバーランド伯爵家出身の貴族です。ジョン・スミスの負傷帰国後に指導者となったものの、1609年から1610年にかけての極限の飢餓「飢えの時代(Starving Time)」に直面しました。過酷な生存競争と先住民との対立を生き延びた彼は、初期植民地の凄惨な状況を率直な手記として書き残し、貴重な歴史記録として伝えています。
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ポカホンタス拘束と軍事的決断で初期の危機を救った航海者

サミュエル・アーガルは、1610年代のバージニア植民地で目覚ましい功績を挙げたイギリスの航海者・知事代理です。大西洋の新航路を開拓して渡航時間を大幅に短縮したほか、1613年にはポウハタン族の娘ポカホンタスを捕虜とし、先住民との和平交渉の決定的な手札としました。また、北米東海岸のフランス入植地を攻略して英領の覇権を確立するなど、武力と機転で植民地の存続と拡大に大きく貢献しました。
アメリカ史

規律と指導力で初期ジェームズタウンの壊滅を防いだ探検家

ジョン・スミスは、1607年のジェームズタウン建設において強固な指導力を発揮した探検家・軍人です。「働かざる者食うべからず」の規律を定めて食糧難と病に苦しむ入植地を立て直し、先住民ポウハタン族との交易を行って初期の崩壊を防ぎました。ポウハタンの娘ポカホンタスとの救出逸話でも知られ、退任後もニューイングランド沿岸の地図を作成するなど、北米植民地化の基盤を築く上で極めて大きな役割を果たしました。
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難破体験と記録で劇聖シェイクスピアに霊感を与えた文人

ウィリアム・ストレイチーは、1609年にジェームズタウンへ向かう最中、ハリケーンによりバミューダ諸島で難破した「シー・ベンチャー号」の生存者です。奇跡的に救助されジェームズタウン植民地の書記官に就任すると、初期の過酷な窮状や開拓の様子を精緻な記録として書き残しました。彼の迫真の難破手記はイギリス本国へ渡り、シェイクスピアの戯曲『テンペスト(嵐)』の直接のモデルになったことでも知られています。
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ジェームズタウンへ入植者を導いた伝説の船長

クリストファー・ニューポートは、1607年にイギリスの入植船隊を率いて北米へ渡り、初の永続的植民地ジェームズタウンを建設した探検家・私掠船長です。自ら主力船スーザン・コンスタント号を操縦して無事に入植者を送り届けた後も、本国と入植地を何度も往復。食料や補給品、新規入植者を届けて壊滅寸前だった初期植民地を命懸けで支え続け、アメリカ開拓の物理的な生命線を繋ぎ止める決定的な功績を残しました。
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ジェームズタウン初代総督として試練に挑んだ貴族

エドワード・マリア・ウィングフィールドは、バージニア会社の発起人の一人として1607年のジェームズタウン建設に尽力し、初代理事会評議議員に選出された人物です。入植地の防衛のためにFort (砦) の建設を主導する一方、深刻な食糧難や病の流行、入植者間の対立といった初期の過酷な危機に直面。ジョン・スミスらとの政争に敗れて退任を余儀なくされましたが、北米初の常設イギリス植民地創設において不可欠な役割を果たしました。
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荒野に挑み北米植民地の礎を築いた初期開拓者たち

17世紀初頭、新天地へ渡ったヨーロッパの開拓者たちは、過酷な環境や先住民との確執を乗り越えて最初の定住地を築きました。ジェームズタウンを救ったジョン・スミスやプリマス植民地の指導者らが自治の伝統を確立。初期の困難な探検と定住の試行錯誤が、後に発展する13植民地の基礎となり、アメリカ大陸における多様な社会の原点となりました。
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大農園と王室植民地を築いた南部社会の開拓者

17世紀初頭のジェームズタウン建設から始まった南部植民地は、広大な農地と階層的社会を特色に発展しました。初期の窮地を救いタバコ栽培を成功させたジョン・スミスやジョン・ロルフをはじめ、富と影響力を誇った大農園主の「キング」カーターらが活動。さらにカトリックの避難所としてメリーランドを拓いたボルティモア卿や、ジョージアを創設したオグルソープらが、奴隷制とタバコ・大藍の単作経済に支えられた独自の南部社会を構築しました。