2025年3月時点のパートタイム労働者数は1602万人で、小規模企業に多く分布。前年同月比では全体で3.5%増、特に中規模以上で大幅増加が目立つ。女性の就労機会拡大に貢献する一方、賃金格差や待遇面の課題も残る。今後も人口減少に伴い増加傾向が続くと予想され、多様な働き方の推進と労働環境改善が求められる。
男女別の労働者数の推移
最近の労働者数データ
5人以上 | 5-29人 | 30-99人 | 100-499人 | 500-999人 | |
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最新 | 2025年3月 | 2025年3月 | 2025年3月 | 2025年3月 | 2025年3月 |
最大期 | 2023年12月 | 2023年12月 | 2025年2月 | 2025年1月 | 2024年12月 |
最新値[万人] | 1602 | 815.1 | 401.6 | 274.7 | 66.94 |
最大値[万人] | 1736 | 990.3 | 407.8 | 277.8 | 70.82 |
前年同月比[%] | +3.544 | +2.674 | +2.304 | +6.048 | +12.76 |
パートタイムの労働者数の推移


詳細なデータとグラフ
日本の全産業の労働者数の特徴
2025年3月時点のパートタイム労働者数は1602万人で、企業規模別では5~29人規模が815.1万人と最多、次いで30~99人規模が401.6万人、100~499人規模が274.7万人、500~999人規模が66.94万人となっています。小規模企業に多く分布しています。
増減傾向と規模別特徴
前年同月比では、全体で+3.544%と堅調な増加を示しています。特に100~499人規模は+6.048%、500~999人規模は+12.76%と大幅増加が顕著です。中~大規模企業におけるパートタイム労働者の需要が高まっていることが伺えます。
男女別の特徴と課題
パートタイム労働者は女性が大多数を占める傾向にあり、女性の就労機会の拡大に寄与しています。1方で、賃金や待遇面での男女格差、正社員との雇用形態の差別問題が依然として課題です。女性のキャリア形成支援や待遇改善が求められます。
雇用形態・労働環境の問題点
パートタイム労働は柔軟な働き方として重要ですが、収入の安定性や社会保障の不十分さ、長時間労働のリスクも指摘されています。また、中小企業における人手不足の影響でパートタイム労働者への負担増加が懸念されます。
今後の展望と課題
人口減少や働き手不足を背景に、パートタイム労働者数は増加傾向が続くと予想されます。多様な働き方の普及とともに、待遇改善やキャリアパス整備、男女平等の推進が今後の重要課題です。労働生産性向上と労働環境の整備も期待されます。
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