高校補習教育・予備校の支出ランキング:岐阜市や前橋市が高水準

教科書・補習費

2025年4月の高校補習教育・予備校への月間支出の全国平均は718円で前年比-27.69%。岐阜市(2,903円)や前橋市(2,385円)がトップで、さいたま市や大阪市、水戸市では前年より大幅増。一方、広島市や徳島市などは大幅減。都市によって支出額や利用頻度に大きな違いがあり、教育投資の地域差が明確に表れている。

高校補習教育・予備校の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国718100-27.69
1岐阜市2903404.3+51.28
2前橋市2385332.2
3千葉市1564217.8+22.19
4広島市1523212.1-64.18
5さいたま市1424198.3+289.1
6大阪市1346187.5+495.6
7徳島市1221170.1-65.44
8水戸市1160161.6+301.4
9札幌市990137.9-59.61
10宮崎市905126
11和歌山市873121.6+91.87
12堺市842117.3-66.31
13新潟市771107.4+39.93
14高松市754105+205.3
15秋田市749104.3
16松江市66592.62
17鳥取市64289.42+1906
18奈良市59182.31+165
19相模原市54876.32-83.73
20熊本市53173.96-33.29
21長崎市52773.4+3.536
22福岡市49068.25-80.99
23松山市48166.99+136.9
24高知市43760.86+95.96
25東京都区部42659.33-82.82
26大分市41958.36+132.8
27山口市40956.96+27.41
28長野市38653.76
29静岡市32545.26
30仙台市31443.73-34.31
31宇都宮市30342.2-85.68
32鹿児島市29240.67
33横浜市23132.17-95.77
34福井市22831.75
35浜松市18826.18-25.98
36福島市527.242-92.79
37那覇市263.621-81.56
38青森市00-100
39金沢市00-100
40神戸市00
41盛岡市00
42甲府市00-100
43津市00
44川崎市00-100
45岡山市00-100
46山形市00-100
47富山市00-100
48大津市00-100
49名古屋市00-100
50北九州市00
51佐賀市00-100
52京都市00

月間支出の推移

高校補習教育・予備校の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.02100
1前橋市0.07350
2大阪市0.06300+100
3鳥取市0.04200+300
4水戸市0.04200+300
5岐阜市0.04200+33.33
6宇都宮市0.04200-20
7堺市0.04200+100
8千葉市0.04200-33.33
9松山市0.03150+200
10広島市0.03150-25
11さいたま市0.03150+50
12鹿児島市0.02100
13高松市0.02100
14長崎市0.02100-33.33
15熊本市0.02100
16松江市0.02100
17東京都区部0.02100-60
18札幌市0.02100+100
19新潟市0.02100-33.33
20徳島市0.02100-80
21奈良市0.02100+100
22仙台市0.02100-33.33
23高知市0.0150-50
24静岡市0.0150
25長野市0.0150
26秋田市0.0150
27福島市0.0150
28福岡市0.0150-83.33
29福井市0.0150
30相模原市0.0150
31浜松市0.0150-50
32横浜市0.0150-50
33山口市0.0150
34宮崎市0.0150
35大分市0.0150
36和歌山市0.0150-50
37青森市00-100
38金沢市00-100
39那覇市00-100
40神戸市00
41盛岡市00
42甲府市00-100
43津市00
44川崎市00-100
45岡山市00-100
46山形市00-100
47富山市00-100
48大津市00-100
49名古屋市00-100
50北九州市00
51佐賀市00-100
52京都市00

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

高校補習教育・予備校の月間支出の現状と今後

2025年4月時点での全国平均支出は718円と、前年同月比で-27.69%の減少。進学準備に関わる支出としては1定の重要性を持つものの、家庭の経済事情や進学動向の変化、さらにはオンライン教育の普及などを背景に、支出水準は1部地域を除いて減少傾向にある。


支出上位都市とその特徴

最も支出が高いのは岐阜市(2,903円)で、前年同月比+51.28%の増加。地元大学や都市部の有名大学への進学競争が背景にあり、特に高3生を中心とした本格的な受験対策が活発と考えられる。前橋市(2,385円)も支出額が高く、月間購入回数も0.07回と、全国平均(0.02回)を大きく上回っており、利用頻度の高さが特徴だ。千葉市(1,564円)広島市(1,523円)も高水準だが、広島市は前年比-64.18%と大幅減で、前年に1時的な支出集中があった可能性がある。


支出増加が著しい都市の傾向

さいたま市(1,424円、+289.1%)大阪市(1,346円、+495.6%)、水戸市(1,160円、+301.4%)は、前年同月比で大幅な支出増加が見られた。これらの都市では、私立大学進学を目指した短期集中型の予備校通学や、大手予備校の地域展開が拍車をかけた可能性がある。特に水戸市では月間回数も+300%と急増しており、家庭の教育投資への関心が急速に高まったと見られる。


支出減少が目立つ都市

1方で、広島市徳島市(-65.44%)、札幌市(-59.61%)は支出が大幅に減少。これは前年に高額支出が集中した反動、あるいは塾の統合・閉鎖、オンライン学習への移行などが原因として考えられる。特に札幌市は大都市圏でありながら支出が990円にまで落ち込んでおり、通塾スタイルの変化や学校側の学習支援強化なども影響している可能性がある。


平均回数に見る利用スタイル

平均購入回数では、前橋市(0.07回)、大阪市(0.06回)が多く、費用の高さと併せて、実際に多くの家庭が継続的に利用している様子がうかがえる。1方、支出額は高くても回数が少ない都市(例:岐阜市)では、短期集中型や高額な1括支払いタイプの利用が推測される。


地域格差と今後の動向

都市によって補習教育・予備校に対する支出傾向は大きく異なる。教育投資に積極的な都市(例:前橋市、岐阜市、大阪市)では、今後も支出は高水準を維持すると見込まれる。1方、支出が減少した都市では、教育のオンライン化や地域予備校の競争環境の変化が影響しており、教育の質と価格のバランスが問われる時代に入っている。

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