干ししいたけの都市別支出ランキング|松山市が全国トップの背景とは

乾物・大豆

干ししいたけの月間支出額は全国平均37円だが、松山市は201円と突出し、富山市・大津市も高額。物価上昇や家庭内調理の回帰が背景にあり、金沢市や神戸市では前年同月比で500%以上の増加も見られる。購入頻度は低く、長期保存型食材として地域差が顕著である。

干ししいたけの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国37100+48
1松山市201543.2+302
2富山市66178.4+450
3大津市62167.6+287.5
4鹿児島市55148.6-15.38
5佐賀市53143.2+3.922
6金沢市50135.1+614.3
7岐阜市48129.7+33.33
8盛岡市44118.9+214.3
9広島市44118.9+120
10神戸市41110.8+583.3
11千葉市39105.4+254.5
12仙台市3491.89
13青森市3183.78+342.9
14水戸市3081.08+100
15大阪市3081.08+76.47
16名古屋市3081.08+275
17福井市2978.38+190
18前橋市2875.68
19静岡市2772.97+145.5
20長崎市2772.97-15.63
21岡山市2464.86+41.18
22徳島市2362.16+360
23高知市2259.46+450
24津市1951.35-51.28
25相模原市1848.65+12.5
26熊本市1848.65-33.33
27浜松市1848.65-64
28松江市1643.24
29新潟市1643.24-44.83
30東京都区部1540.54+25
31山形市1540.54+36.36
32鳥取市1335.14+44.44
33和歌山市1335.14-78.69
34那覇市1232.43-47.83
35長野市1129.73+10
36横浜市1129.73-50
37秋田市924.32
38札幌市924.32-59.09
39大分市924.32-70
40高松市821.62-33.33
41宮崎市821.62-82.98
42宇都宮市821.62-46.67
43奈良市718.92-66.67
44堺市718.92
45福島市410.81-80.95
46福岡市410.81-91.67
47山口市38.108-80
48京都市38.108-87.5
49甲府市00-100
50川崎市00-100
51北九州市00-100
52さいたま市00-100

月間支出の推移

干ししいたけの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.04100
1鹿児島市0.1250+25
2大津市0.1250+150
3盛岡市0.08200+100
4岐阜市0.08200+14.29
5佐賀市0.08200
6青森市0.06150+500
7福井市0.06150+500
8徳島市0.06150+200
9富山市0.06150+100
10静岡市0.05125+400
11神戸市0.05125+400
12名古屋市0.05125+400
13前橋市0.05125
14仙台市0.05125
15鳥取市0.04100+100
16高知市0.04100+100
17長崎市0.04100-50
18金沢市0.04100+300
19相模原市0.04100
20山形市0.04100+300
21大阪市0.04100
22千葉市0.04100+100
23高松市0.0375
24那覇市0.0375-40
25熊本市0.0375-40
26松江市0.0375
27新潟市0.0375-40
28広島市0.0375-25
29岡山市0.0375
30堺市0.0375
31長野市0.0250
32秋田市0.0250
33浜松市0.0250-80
34津市0.0250-66.67
35水戸市0.0250
36横浜市0.0250-50
37松山市0.0250-71.43
38東京都区部0.0250
39札幌市0.0250-50
40宇都宮市0.0250
41奈良市0.0250-60
42和歌山市0.0250-75
43福島市0.0125-75
44福岡市0.0125-66.67
45山口市0.0125-66.67
46宮崎市0.0125-90.91
47大分市0.0125-80
48京都市0.0125-80
49甲府市00-100
50川崎市00-100
51北九州市00-100
52さいたま市00-100

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー




詳細なデータとグラフ

干ししいたけの月間支出の現状と今後

干ししいたけは和食文化を代表する乾物であり、煮物や出汁取りに重宝されます。保存性が高く、使用頻度は決して高くはありませんが、各地の支出動向をみると興味深い地域差が明らかです。


全国平均と全体傾向

2025年4月時点の全国平均支出は37円と、他の食品に比べて支出額は少ない傾向にあります。しかし、前年同月比では+48%の増加と、近年の物価上昇や乾物需要の回復が影響していると考えられます。


支出額上位都市の特徴

最も支出額が高かったのは松山市(201円)で、前年同月比+302%と圧倒的な伸びを示しています。次いで富山市(66円)、大津市(62円)が続き、どちらも前年比で大幅な上昇(富山+450%、大津+287.5%)を記録しています。これらの都市は、伝統的な料理文化が根づいており、乾物の利用頻度が高いと推測されます。


購入頻度から見る実態

全国の平均購入回数は月0.04回と非常に少なく、「まとめ買い」「長期保存」による利用形態が支出額と反比例している点が特徴です。中でも鹿児島市・大津市(0.1回)盛岡市・岐阜市・佐賀市(0.08回)は比較的購入頻度が高く、家庭での調理に1定の需要があることが示唆されます。


価格変動と物価影響

前年比で特に顕著な上昇を示したのは金沢市(+614.3%)神戸市(+583.3%)であり、その他富山市(+450%)、大津市(+287.5%)など、消費金額が前年から急増しています。これは物価高騰の影響のみならず、販促活動や食文化への回帰が要因と考えられます。


総合的な考察と展望

干ししいたけは日常的に使われる食材ではない1方で、価格と使用量に大きな開きがあることが特徴です。使用頻度の少なさと購入単価の高さが支出額を押し上げており、特に和食文化の濃い地域では今後も1定の支出が維持されると考えられます。

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