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FTSE100指数 (1時間足)
最新:
2025/1/1 10:00単位:
-/移動平均線 短期:
長期:トップ5(1時間足)
単位:ボトム5(1時間足)
単位:FTSE100指数 (1月足)
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単位:FTSE100指数について
FTSE100は、ロンドン証券取引所(LSE)に上場する約2500銘柄の中から、時価総額上位100社で構成される加重平均型株価指数です。この指数は1983年12月30日を基準日とし、その日の時価総額を1000GBPと定めて算出が開始されました。2022年10月時点での指数値は約7,000GBPで、基準日から約7倍の成長を遂げています。指数名の「FTSE」は「Financial Times Stock Exchange」の略で、現在はロンドン証券取引所グループ傘下のFTSE Russellが指数を算出しています。
ロンドン証券取引所は1801年に設立され、その歴史は200年以上にわたります。設立当初、イギリスは産業革命の中心地であり、急速な技術革新や資本主義経済の発展を背景に、大英帝国としての成長を遂げました。19世紀後半から第一次世界大戦まで、ロンドンの中心部「シティ・オブ・ロンドン」は、世界の金融、貿易、保険、情報の中心地としての地位を確立しました。この地域には、1567年に設立された証券取引所「王立取引所」など、長い歴史を持つ金融施設が存在しています。
現在、FTSE100には英国経済を代表する企業が多数含まれており、100銘柄の時価総額は取引所全体の約85%を占めています。主要構成銘柄の上位5社は、シェル(9.35%)、アストラゼネカ(8.03%)、ユニリーバ(5.52%)、HSBC(5.24%)、BP(4.72%)で、これらの企業だけで全体の約33%を占めています。
FTSE100は、イギリス経済の動向を反映する重要な指標であり、その構成銘柄や時価総額の変動を通じて、英国およびグローバル経済の状況を把握するための有用なツールとされています。
FTSE100指数のこれまで
FTSE 100は、イギリスの代表的な株価指数で、イギリス国内外の重要な経済イベントと密接に関連しています。2008年のリーマン・ショックでは、世界的な金融危機の影響でFTSE 100は6,700ポイントから急落し、3,400ポイント近くまで下落しました。2016年のBrexit(イギリスのEU離脱)決定後、投票直後に指数は6,300ポイントから5,700ポイントまで下落しましたが、ポンド安を受けて輸出関連企業が好調となり、回復を見せました。さらに、2020年の新型コロナウイルスのパンデミックにより、FTSE 100は7,400ポイントから急落し、4,900ポイントまで下がりました。これらの出来事は、イギリス経済やグローバル市場の動向がFTSE 100に大きな影響を与えることを示しています。
2008年のリーマン・ショック
2008年の金融危機では、リーマン・ブラザーズの破綻を契機に、世界中で株価が急落しました。FTSE 100も例外ではなく、6,700ポイントから急落し、3,400ポイント近くまで下落しました。これにより、イギリス経済と金融市場は深刻な影響を受け、リセッション(景気後退)に陥りました。
2016年のBrexit(EU離脱)
2016年6月、イギリスがEUからの離脱を決定したことで、FTSE 100は6,300ポイントから一時的に5,700ポイントまで下落しました。特に、Brexitの投票直後に発表されたショックで急落しましたが、イギリスの通貨(ポンド)の下落を受けて、輸出関連企業が利益を上げたことからその後回復し、再び上昇しました。
2020年の新型コロナウイルス
2020年、コロナウイルスのパンデミックによって、世界的な経済活動の停滞が始まりました。FTSE 100は7,400ポイントから急落し、4,900ポイント近くまで下がりました。パンデミックの初期段階での市場の不安定性と企業業績の悪化が影響し、特に航空業界やエネルギー関連企業が大きな打撃を受けました。
FTSE 100は、イギリス経済に深く影響を与える国内外の政治的および経済的なイベントに敏感に反応しており、その価格変動は、グローバル経済や政治の動向に大きな影響を受けています。
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