アメリカ史 軍備増強の理論で冷戦の覇権闘争を裏から支配した戦略の冷徹
冷戦期アメリカの軍事・外交戦略に半世紀近く絶大な影響を与え続けた、不世出の国家安全保障戦略家です。国務省政策企画本部長として国家安全保障会議文書「NSC-68」を起草し、ソ連の脅威に対抗するための圧倒的な軍備増強路線を決定づけました。のちに国防副長官などを歴任し、戦略兵器制限交渉(SALT)にも深く関与。常に現実的な力関係を重視し、核抑止論と冷戦の軍事バランスを理論面から支え続けた東部エリートの巨頭です。