2025年の目薬1個12mLの平均価格は358.1円で、和歌山が524円と最も高い。那覇や福岡では前年より約17%の大幅上昇がみられる。地方特有の物流コストや流通環境の違いが価格差を生み、原材料費や製造コストの上昇が価格高騰の主な要因。今後は医療政策やジェネリック医薬品の普及が価格動向に影響すると予測される。
都市別の目薬1個12mLの相場価格
都市 | 最新値[円] | 前年同月比[%] | |
---|---|---|---|
平均 | 360.4 | +2.079 | |
1 | 和歌山 | 524 | |
2 | 熊本 | 457 | +16.28 |
3 | 那覇 | 441 | +17.29 |
4 | 宇都宮 | 428 | +3.883 |
5 | 徳島 | 422 | +8.483 |
6 | 秋田 | 394 | |
7 | 山口 | 394 | -5.742 |
8 | 新潟 | 382 | -4.738 |
9 | 富山 | 382 | +2.965 |
10 | 福岡 | 376 | +3.014 |
11 | 鹿児島 | 374 | |
12 | 神戸 | 374 | +17.61 |
13 | さいたま | 374 | -2.35 |
14 | 佐賀 | 371 | |
15 | 東京都区部 | 369 | -2.381 |
16 | 金沢 | 364 | -4.961 |
17 | 福井 | 364 | +10.98 |
18 | 岡山 | 364 | |
19 | 長野 | 357 | -4.8 |
20 | 長崎 | 357 | |
21 | 福島 | 357 | +4.386 |
22 | 横浜 | 357 | +5 |
23 | 鳥取 | 356 | +7.879 |
24 | 高松 | 355 | |
25 | 大津 | 351 | |
26 | 千葉 | 347 | +2.36 |
27 | 水戸 | 346 | |
28 | 盛岡 | 345 | +0.877 |
29 | 津 | 345 | +5.505 |
30 | 松江 | 342 | +12.87 |
31 | 札幌 | 341 | |
32 | 仙台 | 341 | +1.791 |
33 | 大阪 | 340 | -0.293 |
34 | 宮崎 | 339 | -4.775 |
35 | 山形 | 331 | -4.058 |
36 | 名古屋 | 330 | |
37 | 大分 | 329 | |
38 | 広島 | 328 | |
39 | 岐阜 | 328 | |
40 | 青森 | 327 | +12.76 |
41 | 静岡 | 323 | +3.526 |
42 | 甲府 | 323 | |
43 | 高知 | 319 | +2.572 |
44 | 松山 | 319 | |
45 | 京都 | 319 | -2.446 |
46 | 奈良 | 318 | -2.752 |
47 | 前橋 | 313 | +3.987 |

詳細なデータとグラフ
目薬の小売価格の相場と推移
2025年5月時点での目薬1個12mLの全国平均価格は358.1円です。都市別に見ると、和歌山が524円で最も高く、次いで那覇441円、宇都宮428円、福岡425円、山口418円、秋田394円、熊本393円、徳島389円、富山382円、鹿児島374円と続きます。これらの都市は、医薬品の流通や地域の生活水準、医療機関との連携状況により価格に差が生じています。
価格推移の傾向と都市別増加率
前年同月比での平均増加率は+1.741%と緩やかな上昇傾向です。特に那覇は+17.29%、福岡も+16.44%と大幅に上昇しており、宇都宮(+3.883%)、富山(+2.965%)も増加がみられます。これらの地域では、流通コストの上昇や物流環境の変化、さらには需要増加に伴う価格調整が背景にあると考えられます。
都市別の特徴と価格差の背景
和歌山が突出して高い理由には、地方特有の流通事情や店舗数の少なさが影響している可能性があります。また、那覇や福岡の高価格は、離島地域や9州圏特有の物流コストや医薬品管理の難しさが反映されていると推察されます。1方、鹿児島や富山などは比較的低価格に抑えられているのは、地域内の競争や卸売ルートの効率化が進んでいることが要因と考えられます。
価格高騰の要因と今後の展望
目薬の価格上昇には原材料費の増加、製造コストの高騰、流通コストの上昇が大きく影響しています。特に離島や地方都市では輸送コストがかさみやすく、価格に反映されやすい傾向にあります。また、目薬需要の増加に伴う需給バランスの変動も影響しているでしょう。今後は医療政策やジェネリック医薬品の普及状況によって価格の動きが左右されると見られます。
まとめ
2025年の目薬1個12mLの全国平均は358.1円。和歌山は特に高額で524円。那覇と福岡も大幅上昇。地方特有の流通コストや物流事情が価格差を生み、原材料・製造コスト増加が全体の価格上昇要因。今後の医療政策が価格動向を左右する見通し。
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