私立高校入学金の全国平均と都市別動向|価格上昇の背景を解説

中学・高校

2025年の私立高校入学金平均は14.6万円で、旭川や神戸、東京都区部など都市圏で高額傾向があります。前年同月比は平均で微減ながら、都市ごとに増減が分かれ、教育施設の充実や人件費上昇が価格に影響しています。地域間の価格差が大きく、教育費負担の不均衡解消が課題となっています。

都市別の私立高校入学金 の相場価格

2025年6月
降順昇順
都市最新値[万円]前年同月比[%]
平均14.6-0.379
1旭川28.13-0.0622
2神戸27.5-1.357
3姫路26.4+2.465
4八王子25.3-3.699
5府中25+4.167
6立川24.5+0.846
7東京都区部24.04-1.474
8相模原22.8+9.731
9さいたま22.65-1.131
10横浜22.1-0.513
11枚方22
12大阪21.7+1.856
13西宮21.43+9.503
14札幌21.35+1.784
1521.29+7.564
16日立20.5+0.289
17藤沢20.33
18名古屋20+0.893
19川崎19.83-11.88
2019.7
21水戸19.14-0.876
22東大阪18.5-3.955
23新潟18.5+1.169
24徳島18.33-15.34
25福山17.4-1.992
26広島17.2-10.38
27秋田17+5.477
28岐阜16.67+0.898
29大津16.67+7.145
30和歌山16.25-2.008
31郡山15.63+0.487
32千葉15-0.957
33函館14.57+5.638
34甲府14.4+5.969
35高松14+9.556
36福島14-15.48
37奈良13.86-14.93
38豊橋13.67
39長野13.25+6.995
40山形13.17-2.511
41長岡13
42浦安13+0.528
43宮崎13-3.86
44宇都宮12.8-1.321
45松本12.75+2.715
46山口12.67+4.266
47高知12.5+20.65
48静岡12.3-1.408
49前橋12.25-2.112
50大分12.17-4.839
51盛岡12.14-5.05
52那覇12
53佐世保12
54佐賀11.4+1.008
55京都10.7+2.489
56宇部10.6-8.341
57富山10.4-12.4
58鹿児島10-4.901
59浜松9.056+1.608
60長崎8.9-10.42
61今治8.667+37.02
62仙台8.32+2.111
63松江8.25+0.437
648.167+49.64
65熊本8.1+2.211
66岡山7.75+4.869
67鳥取7.333-17.01
68金沢6.833+0.375
69北九州6.7-13.52
70八戸6.5-2.85
71富士6
72松山5.429+7.213
73青森5.333+0.193
74松阪4.5
75福岡4.15+0.0868
76福井0.549-0.939
私立高校入学金

詳細なデータとグラフ

私立高校入学金の小売価格の相場と推移

2025年5月時点における私立高校入学金の全国平均は約14.6万円です。都市別に見ると、旭川(28.13万円)、神戸(27.5万円)、姫路(26.4万円)、8王子(25.3万円)、府中(25万円)、立川(24.5万円)、東京都区部(24.04万円)など、都市圏を中心に高額な傾向が見られます。これらの都市は教育水準の高さや私立高校のブランド力、都市部特有の物価水準の影響が反映されています。


都市別の傾向と価格差の背景

北海道から関西圏までの幅広い分布

旭川(北海道)や神戸・姫路(関西圏)といった地方都市でも高額な入学金が設定されており、都市の規模だけでなく地域ごとの学校経営方針や教育サービスの質によって価格が左右されています。

首都圏の動向

東京都区部や8王子、府中、立川など首都圏でも高めの設定が多いものの、1部の地域では若干の値下がりも見られます。競争激化や公立校との差別化を図る中で、価格の調整が進んでいる可能性があります。


これまでの推移と増減の状況

全体の平均は前年同月比で約-0.379%の微減ですが、都市別には差異が大きく、姫路(+2.465%)、府中(+4.167%)、相模原(+9.731%)など値上げ傾向の都市も存在します。1方、神戸(-1.357%)、東京都区部(-1.474%)、8王子(-3.699%)などでは値下がりがみられます。これは私立高校の入学者確保競争や地域の経済状況が影響していると考えられます。


価格高騰の要因と今後の展望

私立高校の入学金の高騰要因としては、施設の老朽化対策や最新設備導入、人件費の上昇、教育カリキュラムの充実化などが挙げられます。また、都市部では土地や建物の維持費も高いため価格に反映されやすいです。1方、少子化による入学希望者減少が競争を激化させ、1部の地域では価格抑制の動きも見られ、今後は地域や学校ごとに価格差がさらに顕著になる可能性があります。


まとめと保護者・受験生への影響

私立高校入学金は都市や学校ごとに大きな価格差があり、平均よりかなり高い地域も多いことから、家庭の経済状況による教育格差の拡大が懸念されます。入学費用の負担軽減策や奨学金制度の拡充が引き続き求められる1方、各学校の特色や教育内容をよく理解し、慎重な選択が重要となります。

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