照明器具価格動向|都市別比較とLED・スマート化による価格上昇の背景

照明器具

2025年5月時点での照明器具1台の全国平均は1.562万円で、地域によって価格差が大きい。高松や金沢では高機能照明の需要が価格を押し上げており、枚方など一部地域では価格競争が要因で下落傾向にある。今後は高機能化と低価格化の二極化が進む見通し。

都市別の照明器具1台の相場価格

2025年6月
降順昇順
都市最新値[万円]前年同月比[%]
平均1.524-9.723
1八戸1.98+5.263
2長崎1.914+5.286
3金沢1.914-2.247
4新潟1.782+6.662
5川崎1.782
6所沢1.711-3.86
7横浜1.686-6.349
8秋田1.683-12.07
9相模原1.662-18.77
10西宮1.65-19.35
11盛岡1.65-7.407
12東大阪1.65-13.79
13府中1.65-7.407
14宇都宮1.65-12.28
15函館1.65-7.407
16松山1.649-10.78
17郡山1.645-19.58
18枚方1.628-25.25
19宇部1.615-15.64
201.599
211.597-21.93
22熊本1.584+5.882
23八王子1.584-17.24
24東京都区部1.576-14.54
25高松1.562-18.39
26伊丹1.562-16.96
27熊谷1.555+21.43
28旭川1.555-6.191
29川口1.554-12.79
30奈良1.547+6.567
31甲府1.536-24.95
32浦安1.536-10.71
33静岡1.533-13.99
34那覇1.533-7.518
351.533-9.522
36徳島1.533-13.99
37北九州1.529-3.136
38大阪1.526-15.63
39和歌山1.525-7.965
40京都1.525-20.08
41福岡1.513+12.85
42広島1.513-16.67
43佐賀1.51+0.929
44長野1.496-8.108
45岡山1.496-6.849
46岐阜1.495-17.05
47名古屋1.495-19.76
48仙台1.49+1.499
49長岡1.489-1.365
50福井1.489+1.5
51松阪1.489-16.46
52富士1.489-10.17
53大分1.489-24.81
54宮崎1.481+4.663
55日立1.481-3.096
56富山1.481
57高知1.467-14.53
58大津1.453-12.31
59水戸1.451-24.17
60神戸1.448-5.507
61浜松1.443-19.01
62小山1.443
63鳥取1.43-13.72
64松本1.418-14.42
65松江1.408-8.571
66佐世保1.401-13.96
67福山1.395-21.73
68姫路1.393+4.453
69鹿児島1.393-15.6
70立川1.385-10.9
71山形1.377+1.623
72豊橋1.371
73藤沢1.366
74さいたま1.364+6.076
75千葉1.358+2.491
76青森1.355+8.131
77今治1.347+6.878
78前橋1.334
79山口1.305-20.18
80福島1.175-19.42
81札幌1.115-25.39
照明器具1台

照明器具電球ランプ

詳細なデータとグラフ

照明器具の小売価格の相場と推移

2025年5月時点での照明器具1台の全国平均価格は15,620円(1.562万円)です。これはLED化やスマート照明の普及により、高機能化が進む1方で、量販品の価格競争も激しくなっているため、価格帯の幅が広がっている状況を示しています。

前年同月と比較すると、全国平均では-7.277%の下落となっており、市場全体としては価格がやや低下傾向にあります。


都市別価格の分布と特徴

高価格帯の都市(1.8万円以上)

  • 高松:1.98万円(+3.448%)

  • 長崎:1.914万円(+5.286%)

  • 金沢:1.914万円(+21.97%)

  • 郡山:1.848万円(-9.677%)

  • 横浜:1.837万円(+2.039%)

  • 宇都宮:1.814万円(-3.546%)

これらの都市では、照明器具の価格が全国平均を大きく上回っており、地域特性や住宅構造、流通体制の違いが影響していると考えられます。

中価格帯の都市(1.7万円台)

  • 枚方:1.782万円(-18.18%)

  • 松江:1.782万円(+15.71%)

  • 川崎:1.782万円(前年データなし)

  • 広島:1.733万円(-4.545%)

価格の変動が大きい都市もあり、市場が流動的であることがうかがえます。


価格の推移とその背景

照明器具市場では、以下のような要因が価格動向に影響を与えています。

LED化と高機能化の進行

10年以上前と比較して、LED照明の普及が急速に進み、初期コストは高くても長寿命・省エネといったメリットが支持されています。特に調光・調色機能やIoT連携機能を備えた商品が人気です。高松や金沢などの都市では、こうした先進的な照明器具の需要が高く、価格が上昇していると推察されます。

地域による需要の違い

都市ごとの住宅事情も価格差に影響を与えています。例えば、戸建て比率が高い地方都市では、天井に設置する大型のシーリングライトの需要が高く、その分価格も高くなる傾向があります。

値下げ圧力と価格競争

1方で、枚方や郡山のように価格が大幅に下落している地域もあり、これはホームセンターやオンライン販売の拡大によって価格競争が激化しているためです。特に汎用的な照明器具はコモディティ化しており、安価な商品が主流となりつつあります。


今後の見通しと消費者動向

照明器具の価格は今後も2極化すると見込まれます。

  • 高機能・デザイン照明:高価格帯で推移。都市部や所得水準の高い地域で需要が増加。

  • 汎用・量販型照明:価格は下落傾向。ネット販売中心に競争激化。

また、省エネ志向の高まりから、政府の補助金政策などが再び導入されれば、LED照明の買い替えが進み、再び価格に動きがある可能性もあります。

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