2024年から2025年のメモリーカード128GBの全国平均価格は約0.979万円で前年より1.29%減少した一方、九州や静岡など一部地域では14〜19%の価格上昇が見られました。物流コストや需給バランス、半導体不足、為替変動などが価格差の主な要因です。今後は技術進歩により価格安定が期待されますが、地域差は継続する見込みです。
都市別のメモリーカード1枚128GBの相場価格
都市 | 最新値[万円] | 前年同月比[%] | |
---|---|---|---|
平均 | 0.979 | +0.554 | |
1 | 大分 | 1.346 | +7.368 |
2 | 佐賀 | 1.335 | +10.33 |
3 | 静岡 | 1.324 | +33.91 |
4 | 秋田 | 1.324 | +4.765 |
5 | 札幌 | 1.322 | +1.638 |
6 | 盛岡 | 1.311 | +1.849 |
7 | 千葉 | 1.299 | +4.902 |
8 | 鹿児島 | 1.298 | +6.054 |
9 | 高知 | 1.298 | +7.273 |
10 | 青森 | 1.298 | +6.054 |
11 | 長崎 | 1.298 | +7.273 |
12 | 松山 | 1.298 | |
13 | 奈良 | 1.298 | +15.76 |
14 | 金沢 | 1.21 | +5.834 |
15 | 那覇 | 1.18 | +20.45 |
16 | 大阪 | 1.14 | +16.44 |
17 | 横浜 | 1.106 | +8.195 |
18 | 山形 | 1.042 | -12.74 |
19 | 新潟 | 1.033 | +35.8 |
20 | 岐阜 | 1.021 | -6.452 |
21 | 前橋 | 1.011 | +35.33 |
22 | 福井 | 0.993 | -19.35 |
23 | 徳島 | 0.984 | -4.891 |
24 | 山口 | 0.967 | +21.4 |
25 | 仙台 | 0.958 | -17.23 |
26 | 岡山 | 0.954 | -4.722 |
27 | 宮崎 | 0.911 | +23.22 |
28 | 名古屋 | 0.899 | +14 |
29 | 熊本 | 0.898 | -10.64 |
30 | 宇都宮 | 0.878 | -16.75 |
31 | さいたま | 0.874 | -19.03 |
32 | 福岡 | 0.87 | -25.91 |
33 | 鳥取 | 0.817 | -8.977 |
34 | 水戸 | 0.816 | -19.57 |
35 | 神戸 | 0.785 | +0.731 |
36 | 松江 | 0.711 | +0.995 |
37 | 津 | 0.69 | -0.663 |
38 | 広島 | 0.687 | -10.7 |
39 | 高松 | 0.686 | +2.22 |
40 | 福島 | 0.676 | -10.74 |
41 | 大津 | 0.663 | +6.183 |
42 | 京都 | 0.658 | +6.888 |
43 | 長野 | 0.657 | -33.73 |
44 | 東京都区部 | 0.652 | -20.77 |
45 | 富山 | 0.576 | -11.79 |
46 | 甲府 | 0.548 | +7.939 |
47 | 和歌山 | 0.414 | -7.715 |

詳細なデータとグラフ
メモリーカードの小売価格の相場と推移
2024年1月から2025年5月のデータによると、128GBメモリーカードの全国平均価格は約0.979万円です。全体的には前年同月比で約1.29%の価格下落傾向が見られますが、地域によって価格動向に差があります。メモリーカードはスマートフォンやカメラ、パソコンなど多くのデジタル機器で利用され、需要が高い製品であるため、市場の需給バランスや製造コストの変化が価格に影響を与えやすい商品です。
都市別の価格ランキングと特徴
価格の高い都市上位10は以下の通りです。
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長崎:1.383万円(前年+14.33%)
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佐賀:1.372万円(前年+13.40%)
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静岡:1.356万円(前年+14.77%)
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大分:1.346万円(前年+19.22%)
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鹿児島:1.335万円(前年+6.46%)
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札幌:1.334万円(前年+2.62%)
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秋田:1.324万円
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高知:1.317万円(前年+4.91%)
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盛岡:1.311万円(前年+4.53%)
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青森:1.307万円(前年+4.23%)
特に9州地方の長崎、佐賀、大分、鹿児島は価格が高く、前年から大幅に上昇しています。北日本の札幌、秋田、盛岡、青森も高値圏ですが上昇率は控えめです。
価格推移の背景と地域差の要因
物流コストの地域差
9州地方の島嶼部や遠隔地では物流コストがかさみ、製品価格に反映されやすい傾向があります。特に長崎や佐賀、大分では配送費用や流通経路の違いが価格高騰の1因と考えられます。
需要増と供給バランス
静岡、札幌といった地域ではIT機器の利用率が高いことから需要が堅調であり、それに伴う供給制約も価格を押し上げています。
原材料・製造コストの影響
世界的な半導体不足や原材料価格の変動が製造コストに影響を与え、これが地域ごとの価格差や前年比の増減に表れています。
価格高騰の要因
半導体不足による供給制約
半導体の世界的な供給不足は、特に高容量メモリーカードの製造に影響し、価格を上昇させています。
為替変動の影響
海外部品の輸入価格が円安によって上昇し、コスト転嫁が進んでいます。地域ごとに異なる流通経路が価格差の要因にもなっています。
新技術・新モデルの影響
高速転送や耐久性を向上させた新モデルの導入で、性能向上に伴う価格上昇も見られます。
今後の展望と消費者への影響
技術の進歩や生産効率の改善により、長期的には価格安定・低下が期待されます。ただし、地域別の物流コストや需要動向の差異は引き続き価格に影響を与えるため、消費者は性能や価格のバランスを見極めて購入判断をすることが重要です。
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