2025年5月時点のマット1枚の全国平均価格は1,302円。岡山が1,949円と最も高く、前年比+19.72%と急上昇。福岡や京都、仙台でも2桁の価格上昇が見られる一方、東京都区部や横浜では下落傾向。地域ごとの生活スタイルや購買志向の違いが価格に反映されている。
都市別のマット1枚の相場価格
都市 | 最新値[円] | 前年同月比[%] | |
---|---|---|---|
平均 | 1305 | -1.114 | |
1 | 宇都宮 | 2243 | -0.0891 |
2 | 高松 | 2105 | -19.6 |
3 | 岡山 | 1949 | +19.72 |
4 | 金沢 | 1852 | +8.877 |
5 | 長崎 | 1731 | +13.43 |
6 | さいたま | 1692 | -3.754 |
7 | 富山 | 1634 | -14.94 |
8 | 青森 | 1621 | |
9 | 鹿児島 | 1555 | |
10 | 鳥取 | 1546 | +4.53 |
11 | 千葉 | 1493 | +1.842 |
12 | 東京都区部 | 1486 | -7.587 |
13 | 福島 | 1412 | +11.62 |
14 | 仙台 | 1383 | +10.82 |
15 | 和歌山 | 1371 | -2.628 |
16 | 津 | 1360 | |
17 | 京都 | 1356 | +12.07 |
18 | 神戸 | 1332 | +0.986 |
19 | 大津 | 1298 | |
20 | 甲府 | 1274 | |
21 | 徳島 | 1268 | |
22 | 佐賀 | 1231 | -12.88 |
23 | 長野 | 1228 | +0.245 |
24 | 水戸 | 1216 | -19.84 |
25 | 横浜 | 1200 | -5.138 |
26 | 松山 | 1194 | |
27 | 福岡 | 1191 | +19.82 |
28 | 岐阜 | 1175 | +11.69 |
29 | 山口 | 1174 | |
30 | 大分 | 1168 | +10.4 |
31 | 盛岡 | 1165 | +3.372 |
32 | 広島 | 1165 | |
33 | 福井 | 1164 | -13.2 |
34 | 奈良 | 1148 | -11.28 |
35 | 静岡 | 1135 | |
36 | 松江 | 1121 | +9.047 |
37 | 大阪 | 1117 | -2.103 |
38 | 宮崎 | 1085 | |
39 | 那覇 | 1078 | |
40 | 秋田 | 1078 | |
41 | 名古屋 | 1042 | -20.88 |
42 | 札幌 | 1008 | |
43 | 新潟 | 985 | |
44 | 高知 | 955 | -3.633 |
45 | 熊本 | 831 | -6.839 |
46 | 前橋 | 775 | -18.25 |
47 | 山形 | 730 |

詳細なデータとグラフ
マットの現状と今後
2025年5月時点におけるマット1枚あたりの全国平均価格は1,302円であり、家具の中でも比較的手頃な価格帯の商品となっている。2010年以降、価格は大きく上下せず、安定した推移を見せてきたが、都市別に見ると地域性や住宅事情、消費行動の違いによって価格差が広がりつつある。
高価格帯地域の背景と傾向
岡山(1,949円)は全国で最も高く、前年比でも+19.72%と急上昇。岡山では近年、地場産業としての繊維や寝具関連製品が見直され、機能性マットやデザイン性の高い商品への需要が高まっていると考えられる。次いでさいたま(1,692円)、千葉(1,493円)、東京都区部(1,486円)と、首都圏エリアも全体的に高価格帯を維持しているが、さいたま(-3.754%)や東京都区部(-7.587%)では価格の下落傾向もみられ、量販店での価格競争やPB(プライベートブランド)の拡充が影響しているとみられる。
中位価格の地域と安定傾向
仙台(1,383円/+10.82%)や京都(1,356円/+12.07%)では前年比で10%以上の上昇が見られ、生活様式の変化や快眠志向の高まりが背景にあると考えられる。これらの都市では、気候の寒暖差が大きく、保温・通気性を重視した高機能マットの選択が進んでいると分析できる。
価格抑制がみられる都市
横浜(1,200円/-5.138%)や福岡(1,191円/+19.82%)、広島(1,165円/増減率非公表)などでは、価格帯が全国平均に近く、中〜低価格帯にとどまっている。特に横浜のような都市では、集合住宅比率が高く、限られた居住空間に適したコンパクトで安価な製品が選ばれやすい。1方で福岡のような都市では、単身世帯の増加やネット購入の拡大により、需要が広がり価格が押し上げられた可能性がある。
今後の見通しと生活スタイルの影響
今後も、都市別にみると機能性・価格重視・ブランド志向の3極化が進む可能性が高い。特に、睡眠の質を重視するトレンドが続けば、低価格帯から高機能タイプへのシフトが進むことが予測される。また、マットは家具の中でも消耗品として扱われる傾向があり、引越しや家族構成の変化に応じて購買サイクルが短く、価格変動が地域ごとに敏感に表れる商品でもある。
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