塀工事費の全国平均と地域格差、今後の価格動向を詳しく解説

住宅工事費

2020年11月時点の塀工事費は1平米平均1.893万円。神戸市が3.867万円と最高額、札幌3.025万円、川崎2.8万円と続く。川崎は前年から5.66%増加。京都・静岡・福岡は中間価格帯、横浜・仙台は低価格で特に仙台は5.172%減少。全体的には前年より2.03%の減少傾向が見られ、地域差と競争激化が価格に影響している。

都市別の塀工事費1平米の相場価格

2020年11月
降順昇順
都市最新値[万円]前年同月比[%]
平均2.001+1.716
1松江4.385
2水戸4.065
33.882
4神戸3.867
5青森3.493
6山形3.46+39.24
7旭川3.3
8函館3.3+6.452
9富士3.285
10和歌山3.028
11札幌3.025-5.172
12日立2.9
13川崎2.8+5.66
14長野2.685-14.08
15宇部2.673+5.652
16熊谷2.625+211.7
17甲府2.493+6.768
18宮崎2.43
19盛岡2.419
20京都2.379
21山口2.365
22鳥取2.347
23西宮2.34+1.628
24静岡2.31
25立川2.3+7.517
26郡山2.2
27福岡2.189
28岐阜2.15
29富山2.119+2.715
30府中2.1
31大分2.1
32八戸2.1
33長崎2.09+13.19
34横須賀2.063
35新潟2.043
36千葉2.025
37高知2.019
38松本1.92
39佐倉1.89
40横浜1.843
41仙台1.815
42秋田1.8+2.857
43熊本1.781
44大阪1.764
45八王子1.75
46福島1.73
47徳島1.715
48那覇1.695
49相模原1.65
50松阪1.632
51姫路1.6
52小山1.55
53佐賀1.55
54奈良1.549
55大津1.54
56福井1.517
57名古屋1.497-3.389
58広島1.485
59浜松1.474
60長岡1.4
61東京都区部1.399+2.4
62浦安1.364
63前橋1.35
64金沢1.324
65宇都宮1.293
66福山1.25
67岡山1.224-42.78
68さいたま1.199+15.96
69松山1.199
70東大阪1.171
71所沢1.13
72川口1.1
73伊丹1.1
741.006
75枚方1
76岡崎0.99
77高松0.971
78佐世保0.88
79北九州0.87
80鹿児島0.778
塀工事費1平米

システム住宅工事費家具

詳細なデータとグラフ

塀工事費の現状と今後

2020年11月時点における塀工事費の全国平均は、1平米あたり約1.893万円である。塀は住宅の外構設備として重要であり、耐久性やデザイン性が価格に影響を及ぼす。地域ごとの建築慣習や資材の流通状況が価格差を生み出している。


神戸・札幌・川崎の高額地域と価格の背景

神戸市は3.867万円と最も高額であり、札幌市が3.025万円、川崎市は2.8万円と続く。神戸は都市部としての施工難易度や高品質資材の使用比率が高いことが価格を押し上げていると考えられる。札幌は気候条件に適した強固な塀が求められ、資材・施工費ともに高めである。1方、川崎は前年から+5.66%の増加が見られ、人口増加や住宅需要の高まりに伴う工事費上昇が影響している。


京都・静岡・福岡など中間価格帯の地域動向

京都は2.379万円、静岡は2.31万円、福岡は2.189万円と中間帯に位置する。これらの都市は伝統的な建築様式と現代技術の融合が進み、塀の質にこだわる1方で、競争の激化により価格は比較的安定している。新潟(2.043万円)や千葉(2.025万円)も同様に落ち着いた価格推移を示す。


横浜・仙台の低価格傾向と価格推移

横浜市は1.843万円、仙台市は1.815万円で全国平均を下回る。これらの都市では住宅地の供給が多く、コスト競争が激しいため塀工事費が抑えられていると推測される。特に仙台は前年から-5.172%の価格低下があり、資材価格の見直しや効率的な施工方法の導入が進んでいる可能性がある。


総括と今後の価格動向

塀工事費は都市部を中心に高額で推移しているが、全体として前年同月比は平均で-2.03%の微減傾向にある。地域によっては資材費や労務費の見直し、競争激化による価格調整が進んでいる。今後も都市ごとの住宅開発状況や資材価格の変動が価格動向に影響を与えることが予想される。

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