化粧水支出ランキング|札幌・高知・福島で急増、地域差が明確に

石けん類・化粧品

化粧水の支出は札幌市が856円で全国トップ。高知・高松・名古屋・福島も前年から大幅に増加し、美容意識の高まりが地方都市にも波及している。購入頻度では前橋市が最多で、地域によって「高額少量購入型」と「低価格頻回型」の使い分けが見られる。

化粧水の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国348100+11.54
1札幌市856246+144.6
2富山市778223.6+31.42
3山形市767220.4-11.02
4高知市636182.8+191.7
5高松市601172.7+144.3
6名古屋市593170.4+108.1
7松江市569163.5+17.56
8福島市556159.8+198.9
9横浜市523150.3+110
10広島市510146.6+115.2
11秋田市508146+12.14
12水戸市500143.7-17.49
13前橋市462132.8+49.03
14松山市461132.5+113.4
15千葉市456131+40.74
16甲府市436125.3+42.48
17福井市422121.3+294.4
18徳島市422121.3-23.96
19佐賀市410117.8+2.757
20青森市405116.4-10.2
21岐阜市394113.2+323.7
22京都市376108+48.03
23浜松市372106.9+126.8
24鳥取市365104.9+67.43
25熊本市363104.3-2.156
26東京都区部363104.3-0.275
27新潟市362104-30.52
28北九州市354101.7-17.48
29岡山市349100.3+13.31
30長野市34498.85-41.3
31神戸市34398.56+261.1
32静岡市32192.24+1.582
33福岡市31490.23-32.76
34大津市31490.23-58.3
35大阪市30888.51-11.24
36山口市30788.22-33.26
37津市29183.62-21.56
38鹿児島市28882.76+17.55
39川崎市28581.9-30.83
40仙台市28481.61-25.46
41盛岡市28180.75-62.83
42長崎市27779.6-3.484
43奈良市27679.31-4.828
44大分市26977.3-7.56
45堺市26275.29+6.504
46那覇市25472.99-10.88
47宇都宮市24269.54-32.59
48さいたま市24269.54-43.06
49和歌山市23567.53+197.5
50金沢市17149.14-38.27
51相模原市13939.94-36.82
52宮崎市10630.46-17.19

月間支出の推移

化粧水の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.17100
1前橋市0.32188.2+220
2札幌市0.28164.7+133.3
3岡山市0.28164.7+86.67
4横浜市0.27158.8+68.75
5鳥取市0.24141.2+60
6福島市0.24141.2+60
7富山市0.24141.2+20
8松山市0.23135.3+15
9京都市0.23135.3+27.78
10青森市0.22129.4+10
11神戸市0.21123.5+250
12水戸市0.21123.5-16
13岐阜市0.21123.5+75
14高知市0.2117.6
15秋田市0.2117.6-4.762
16山口市0.2117.6-9.091
17奈良市0.2117.6+5.263
18新潟市0.19111.8-32.14
19堺市0.19111.8+26.67
20北九州市0.19111.8+11.76
21高松市0.18105.9+80
22広島市0.18105.9+100
23宇都宮市0.18105.9-10
24名古屋市0.18105.9-14.29
25福井市0.17100+54.55
26熊本市0.17100-29.17
27川崎市0.17100-29.17
28山形市0.17100-45.16
29大分市0.17100+13.33
30長野市0.1694.12-30.43
31千葉市0.1694.12-20
32鹿児島市0.1588.24-28.57
33福岡市0.1588.24-37.5
34盛岡市0.1588.24-28.57
35東京都区部0.1588.24+15.38
36徳島市0.1588.24-25
37大阪市0.1588.24-28.57
38金沢市0.1482.35-22.22
39甲府市0.1482.35-22.22
40大津市0.1482.35-48.15
41静岡市0.1376.47
42那覇市0.1376.47+18.18
43浜松市0.1376.47-7.143
44松江市0.1376.47-55.17
45さいたま市0.1376.47-40.91
46長崎市0.1270.59
47和歌山市0.1164.71+37.5
48津市0.158.82-28.57
49仙台市0.158.82-37.5
50佐賀市0.0952.94-66.67
51相模原市0.0847.06-27.27
52宮崎市0.0741.18-22.22

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

化粧水の月間支出の現状と今後

化粧水は日本全国の家庭で使われている基本的なスキンケア用品の1つですが、地域ごとにその支出額や購入頻度には大きな違いが見られます。2025年4月時点での全国平均支出額は348円ですが、これを大きく上回る都市が複数あり、美容意識の高まり、気候条件、購買環境などが地域差を生む要因となっています。


支出額トップ都市の傾向 ― 札幌市、富山市、山形市

札幌市は856円と全国平均の約2.5倍にあたる支出額で全国トップとなっており、前年同月比+144.6%という急激な増加も特徴的です。寒冷地であり乾燥が強く、保湿重視のスキンケアが日常的であるとともに、高価格帯の化粧水を使う家庭が増加した可能性が高いと考えられます。

富山市(778円)や山形市(767円)もそれぞれ上位に位置しており、特に富山市は+31.42%の増加率と堅実な上昇を示しています。1方で、山形市は-11.02%の減少となっており、前年に特異な高支出があった反動の可能性があるものの、依然として高支出エリアに分類されます。


急増する中堅都市 ― 高知・高松・名古屋・福島

注目すべきは、高知市(636円、+191.7%)高松市(601円、+144.3%)の中堅都市における急増です。これらの地域では美容への意識変化や、SNSや口コミによる影響が購買意欲を高めている可能性があります。名古屋市(593円、+108.1%)福島市(556円、+198.9%)も、従来よりも高価格帯商品が浸透し始めたことが考えられます。


購入頻度から見る習慣性 ― 前橋・札幌・岡山など

購入頻度に注目すると、前橋市(0.32回、+220%)が全国で最も高く、年間を通じて頻繁に化粧水を購入する傾向が見られます。札幌市・岡山市(ともに0.28回)も、定期的に購入していることがわかります。これにより、高頻度で安価な商品を繰り返し購入する層と、1度に高額商品を購入する層が地域により分かれている可能性が示唆されます。


まとめ ― 地域特性が反映される美容支出

全体として、北海道・東北・北陸・4国地方で支出額が特に高い傾向が見られ、寒冷や乾燥、または販路の限定性による単価上昇が背景にあります。1方、関東・近畿圏では購入頻度は高いものの支出額は中程度であり、流通の利便性からコストパフォーマンスを意識した選択がされている可能性があります。

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