化粧クリームの都市別支出ランキング|山口・徳島・岡山が上位

石けん類・化粧品

2025年4月時点の化粧クリーム支出額は山口市が827円で全国トップ。徳島市・岡山市も800円前後で続き、高知市は前年比+130.6%の伸びを記録。月間購入頻度では山口市や高松市が全国平均を大きく上回り、地域ごとに高価格商品の普及と美容意識の違いが見られます。

化粧クリームの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国355100+4.412
1山口市827233+40.65
2徳島市809227.9+98.28
3岡山市702197.7+96.64
4水戸市651183.4+29.68
5高知市618174.1+130.6
6岐阜市591166.5+91.88
7高松市556156.6+59.31
8長野市543153+34.41
9横浜市530149.3+97.76
10札幌市527148.5+90.94
11富山市493138.9-26.53
12川崎市469132.1+55.3
13宇都宮市466131.3+26.63
14津市463130.4+208.7
15大分市435122.5+182.5
16山形市412116.1-9.649
17大阪市403113.5+89.2
18静岡市396111.5-5.938
19相模原市396111.5+175
20松江市386108.7+34.03
21新潟市384108.2+26.73
22秋田市364102.5+25.52
23浜松市359101.1+31.02
24前橋市358100.8-24.95
25京都市34898.03+59.63
26福島市34597.18+61.97
27東京都区部34196.06-21.06
28甲府市33694.65-21.13
29鳥取市33494.08-50.95
30福岡市33293.52-31.97
31千葉市33193.24-38.82
32仙台市31889.58-41.86
33佐賀市31287.89-19.79
34名古屋市30485.63-13.39
35鹿児島市29583.1+10.9
36青森市29282.25-22.13
37松山市28480+36.54
38堺市28179.15-39.05
39金沢市28078.87-26.32
40北九州市27376.9-34.38
41福井市24970.14+19.71
42熊本市24970.14-63.22
43大津市23666.48-18.34
44さいたま市22763.94-64.75
45奈良市22362.82-40.85
46盛岡市19855.77-65.98
47那覇市17649.58+10
48長崎市14741.41-73.03
49宮崎市14440.56-72.83
50広島市13638.31-17.07
51神戸市10429.3-67.3
52和歌山市6117.18-66.11

月間支出の推移

化粧クリームの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.22100+10
1山口市0.37168.2+68.18
2高知市0.31140.9+40.91
3岡山市0.31140.9+72.22
4高松市0.3136.4+87.5
5富山市0.29131.8+7.407
6横浜市0.27122.7+50
7大阪市0.27122.7+35
8さいたま市0.27122.7+22.73
9岐阜市0.26118.2+13.04
10秋田市0.25113.6+66.67
11熊本市0.25113.6
12松江市0.25113.6+78.57
13松山市0.25113.6+150
14津市0.24109.1+200
15宇都宮市0.24109.1+4.348
16堺市0.24109.1+4.348
17仙台市0.24109.1-7.692
18札幌市0.23104.5+21.05
19徳島市0.23104.5-4.167
20前橋市0.23104.5+43.75
21鹿児島市0.22100-8.333
22福岡市0.22100-29.03
23鳥取市0.2195.45-44.74
24長野市0.2195.45+16.67
25相模原市0.2195.45+75
26川崎市0.2195.45-4.545
27福井市0.290.91+5.263
28福島市0.1986.36-20.83
29東京都区部0.1986.36-5
30北九州市0.1986.36-36.67
31甲府市0.1881.82-14.29
32水戸市0.1881.82-21.74
33山形市0.1881.82-37.93
34大津市0.1881.82-14.29
35千葉市0.1881.82-40
36京都市0.1777.27
37那覇市0.1672.73+14.29
38宮崎市0.1672.73-36
39佐賀市0.1672.73-20
40静岡市0.1568.18-44.44
41青森市0.1568.18-37.5
42金沢市0.1568.18-40
43浜松市0.1568.18-6.25
44大分市0.1568.18
45名古屋市0.1568.18-31.82
46新潟市0.1463.64-44
47奈良市0.1463.64-50
48長崎市0.1254.55-45.45
49盛岡市0.1254.55-36.84
50神戸市0.1150-52.17
51広島市0.0940.91
52和歌山市0.0836.36-55.56

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

化粧クリームの月間支出の現状と今後

化粧クリームは、スキンケアの基礎として使用される製品であり、年代・性別を問わず広く使われています。特に近年では、乾燥対策やエイジングケアの意識の高まりから、単なる保湿以上の機能を備えた高価格帯製品が拡大しています。2025年4月時点の全国平均支出額は355円、月間購入頻度は0.22回と、日用品の中では比較的高頻度・中価格帯の消費財と位置づけられます。


支出額トップクラス ― 山口市・徳島市・岡山市の動向

支出額が最も高かったのは山口市(827円)で、前年同月比+40.65%の上昇。山口市では、月0.37回と購入頻度も全国平均を大きく上回っており、日常的に高機能化粧クリームを購入する習慣があると考えられます。中高年層の多い構成や地場ドラッグストアの影響が要因とみられます。

次いで徳島市(809円 / +98.28%)岡山市(702円 / +96.64%)も高支出となっており、いずれも前年比でほぼ倍増していることが注目されます。これは、地域での販促活動や高価格帯商品の普及の影響、また美容意識の高まりが背景にあると推察されます。


都市別の傾向と増加の背景

その他の上位都市には以下が挙げられます:

  • 水戸市(651円 / +29.68%)

  • 高知市(618円 / +130.6%)

  • 岐阜市(591円 / +91.88%)

  • 高松市(556円 / +59.31%)

  • 長野市(543円 / +34.41%)

  • 横浜市(530円 / +97.76%)

  • 札幌市(527円 / +90.94%)

これら都市では、いずれも前年比で50%以上の増加が目立ち、中でも高知市の+130.6%、横浜市の+97.76%は顕著です。特に横浜や札幌のような大都市では、百貨店や大手化粧品メーカーの旗艦店が存在しており、高価格商品の購入機会が多いことも影響していると考えられます。


購入頻度の高さが示す地域性

購入回数においても山口市(0.37回)、高知市・岡山市(0.31回)、高松市(0.30回)などが上位となり、これら都市は高価格帯商品のリピート購入が行われていると読み取れます。さらに、横浜市・大阪市・さいたま市など都市部でも0.27回以上と高頻度であり、安定した市場の存在が裏付けられます。

また、富山市や秋田市のような中小都市でも、0.25回以上の購入回数が見られ、寒冷地における乾燥対策需要が反映されていると見られます。


総合評価と今後の見通し

化粧クリームの支出データからは、以下の傾向が浮かび上がります:

  • 地方都市(山口・徳島・岡山など)での支出拡大が顕著

  • 前年比+90〜130%という急増地域が多数存在

  • 美容意識の地方浸透とECやドラッグストア経由での高価格帯品の普及

  • 購入回数でも月0.3回以上の都市が複数あり、リピーター基盤が存在

今後は、エイジングケア・敏感肌対応・オーガニック志向の高まりが継続する中で、高単価・機能特化型化粧クリームの消費が広域に拡大すると予想されます。

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