整髪・養毛剤の都市別支出ランキング|富山・広島が高水準

石けん類・化粧品

2025年4月の整髪・養毛剤の月間支出は、富山市がトップ(577円)で、広島市や高松市が続きました。広島市は前年比+315%と急増。購入回数でも広島や松山が上位で、美容意識や家族単位での利用が影響しています。東北・九州地方でも顕著な支出増が見られます。

整髪・養毛剤の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国263100+12.39
1富山市577219.4+0.698
2広島市552209.9+315
3高松市500190.1+85.19
4福島市415157.8+47.69
5長野市369140.3+86.36
6秋田市349132.7+206.1
7鹿児島市340129.3+112.5
8青森市338128.5+136.4
9熊本市334127-9.485
10高知市333126.6+101.8
11宮崎市322122.4+33.06
12名古屋市317120.5+0.316
13大分市310117.9+330.6
14大津市303115.2-14.65
15松山市298113.3+373
16東京都区部297112.9+61.41
17山形市288109.5+24.68
18宇都宮市282107.2+28.18
19神戸市272103.4+63.86
20前橋市268101.9-38.11
21静岡市26199.24+161
22浜松市26098.86+130.1
23山口市25797.72-4.104
24松江市25396.2+158.2
25鳥取市25195.44+60.9
26岐阜市24091.25+81.82
27甲府市23087.45+36.09
28大阪市22685.93-28.03
29相模原市22485.17+31.76
30仙台市22083.65+11.11
31横浜市21983.27+14.66
32盛岡市21882.89-11.74
33福岡市21581.75-50.57
34岡山市21180.23-22.99
35水戸市20678.33-45.36
36長崎市20276.81-35.26
37北九州市20276.81-14.77
38札幌市20176.43-31.86
39新潟市20076.05-30.8
40京都市19574.14-19.09
41奈良市19072.24-14.41
42福井市18469.96+55.93
43徳島市17566.54+19.86
44川崎市16361.98-27.23
45和歌山市15558.94-38.98
46金沢市12848.67-60.86
47さいたま市12848.67-73.55
48津市12547.53-61.89
49堺市11844.87-41
50佐賀市11443.35-30.06
51千葉市11142.21-50.22
52那覇市9335.36-45.29

月間支出の推移

整髪・養毛剤の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.2100+11.11
1広島市0.31155+138.5
2高松市0.28140+86.67
3熊本市0.28140+21.74
4松山市0.28140+154.5
5山形市0.27135+28.57
6盛岡市0.26130+30
7岡山市0.26130+13.04
8鹿児島市0.25125+38.89
9相模原市0.25125+47.06
10新潟市0.25125+92.31
11大津市0.25125+38.89
12福島市0.23115+15
13岐阜市0.23115+91.67
14山口市0.23115+91.67
15大分市0.23115+76.92
16福井市0.22110+29.41
17甲府市0.22110+10
18浜松市0.22110+46.67
19札幌市0.22110-8.333
20鳥取市0.21105+90.91
21高知市0.21105+10.53
22静岡市0.21105+110
23神戸市0.21105+61.54
24さいたま市0.21105-43.24
25長崎市0.2100
26秋田市0.2100+33.33
27福岡市0.2100-23.08
28東京都区部0.2100+11.11
29北九州市0.2100+100
30前橋市0.2100-20
31京都市0.2100-13.04
32松江市0.1995+90
33名古屋市0.1995-26.92
34水戸市0.1890+12.5
35横浜市0.1890
36徳島市0.1890-5.263
37富山市0.1890-28
38仙台市0.1890-30.77
39長野市0.1785-29.17
40那覇市0.1680+14.29
41川崎市0.1680-20
42宇都宮市0.1680-15.79
43大阪市0.1680-15.79
44青森市0.1575
45奈良市0.1470-39.13
46金沢市0.1365-48
47宮崎市0.1365-31.58
48堺市0.1365-31.58
49千葉市0.1260-33.33
50佐賀市0.1260+9.091
51津市0.1155-54.17
52和歌山市0.1155-35.29

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

整髪・養毛剤の月間支出の現状と今後

整髪料や養毛剤は、日々の身だしなみに不可欠なパーソナルケア用品であり、特に外見への意識や生活の余裕度を映し出す消費品の1つです。2025年4月時点の全国平均支出は263円、月間購入回数は0.2回で、地域ごとに顕著な支出差が見られます。


支出額トップ ― 富山市・広島市・高松市の特徴

支出金額で最も高かったのは富山市(577円)。前年同月比では+0.698%と伸びはわずかですが、安定的な消費基盤があることを示しています。富山では、薬局の密度が高く、地場ドラッグストアチェーンが整髪・養毛関連製品を幅広く取り扱っており、購買環境が整っていることが高水準の支出を支えていると考えられます。

1方、前年から+315%と驚異的な伸びを記録した広島市(552円)は、急激な需要増を示しており、特定製品のキャンペーンや高単価製品の購入集中があった可能性があります。

高松市(500円 / +85.19%)も同様に、大きく支出を伸ばしており、中4国エリアでの美容意識の高まりがうかがえます。


他都市の傾向 ― 東北・9州にも顕著な動き

支出額上位には以下のような都市が並んでいます:

  • 福島市(415円 / +47.69%)

  • 秋田市(349円 / +206.1%)

  • 青森市(338円 / +136.4%)

これら東北地方の都市では、寒冷な気候による頭皮ケア意識の高さや、地場スーパーでの中高価格帯商品の販促などが影響していると推察されます。特に秋田市と青森市は前年比で100%を超える増加を見せており、明らかな需要変化が起きています。

また、鹿児島市(340円 / +112.5%)や高知市(333円 / +101.8%)など南方都市でも高水準の支出と大幅な伸びが確認されており、地方部でのケア用品市場の拡大が進行していることが見て取れます。


購入頻度の動向 ― 広島・高松・松山の高回転

購入回数の観点では、全国平均が0.2回であるのに対し、

  • 広島市(0.31回 / +138.5%)

  • 高松市(0.28回 / +86.67%)

  • 松山市(0.28回 / +154.5%)

などが上位に位置します。これらの都市では、こまめな買い替えや複数人の使用(家族単位での使用)が想定されます。

また、盛岡市・岡山市・山形市などでも月0.25回以上の購入頻度が見られ、継続的な美容・整髪習慣がある都市と考えられます。


消費動向の背景と今後の展望

整髪・養毛剤市場は、以下のような背景によって都市別に特色ある動きを見せています:

  1. ミドル・シニア層の人口比率が高い地域ほど養毛剤の使用が多い

  2. 都市部では高単価・高機能商品の使用が集中

  3. 地方ではテレビCM・ドラッグストア販促の影響で1時的な購入が増加

  4. 男女問わず美容意識の向上による購買層の拡大

今後は、「養毛剤」需要の継続的増加に加え、香りや整髪力、頭皮ケア成分など機能性の多様化が各地で消費を押し上げる原動力となるでしょう。

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