名古屋・福島・高知が上位!理美容用品の都市別支出ランキング分析

理美容

理美容用品の全国平均支出は4,967円。名古屋市や福島市、高知市などで大幅な増加が見られ、地域ごとの美容意識や購買傾向が如実に現れている。札幌市や松山市は購入頻度が高く、在宅美容の広がりも背景にある。今後も高機能製品の需要増が見込まれる。

理美容用品の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国5156100+5.353
1さいたま市7480145.1+2.424
2広島市6999135.7+31.12
3静岡市6633128.6+42.43
4和歌山市6434124.8+48.76
5東京都区部6196120.2+14.06
6山口市6147119.2+4.239
7高知市6105118.4+53.16
8松山市6058117.5+33.61
9名古屋市6000116.4+46.45
10大津市5985116.1+12.2
11福島市5889114.2+57.42
12富山市5848113.4+14.76
13高松市5793112.4+58.67
14鳥取市5639109.4-11.73
15岡山市5600108.6-13.46
16川崎市5505106.8+10.99
17盛岡市5458105.9+18.45
18札幌市5451105.7+25.66
19徳島市5327103.3+25.55
20千葉市5285102.5+33.09
21佐賀市5263102.1-4.152
22宇都宮市5232101.5-10.3
23奈良市511599.2+4.26
24堺市505698.06+52.06
25大分市503497.63+3.708
26津市491595.33+20.47
27仙台市490195.05-5.514
28前橋市486594.36+34.5
29新潟市485994.24-0.41
30相模原市480593.19+20.28
31熊本市469491.04-25.59
32長野市469090.96-27.84
33福岡市465690.3-21.04
34金沢市465490.26-11
35神戸市458888.98-1.756
36横浜市457488.71-29.49
37岐阜市453888.01+0.755
38大阪市446886.66-22.87
39北九州市440685.45-22.43
40青森市430983.57-20.16
41山形市430183.42-21.44
42松江市429983.38+19.15
43秋田市427582.91+0.187
44福井市422281.89+28.06
45甲府市414980.47-19.17
46鹿児島市413480.18-24.38
47宮崎市404478.43-8.174
48長崎市393176.24-11.92
49浜松市388275.29-21.56
50水戸市362970.38-18.94
51京都市360569.92-33.35
52那覇市358969.61-18.19

月間支出の推移

理美容用品の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国4.8100+2.345
1大津市6.05126+32.1
2福島市5.91123.1+29.04
3広島市5.88122.5+25.91
4熊本市5.84121.7+3.73
5札幌市5.68118.3+26.79
6さいたま市5.68118.3+4.22
7富山市5.44113.3+3.619
8松山市5.43113.1+12.42
9相模原市5.36111.7+38.86
10高松市5.34111.3+26.54
11新潟市5.33111+11.51
12徳島市5.3110.4+7.943
13仙台市5.3110.4-2.033
14福岡市5.22108.8+19.18
15堺市5.15107.3+47.56
16川崎市5.11106.5-7.428
17高知市5.03104.8-1.949
18盛岡市5.02104.6+3.08
19名古屋市5104.2+16.82
20岡山市4.99104-0.598
21前橋市4.98103.8+23.27
22大阪市4.91102.3-13.71
23山口市4.9102.1-9.926
24浜松市4.88101.7+13.23
25東京都区部4.86101.3-2.605
26宇都宮市4.84100.8+0.833
27秋田市4.7799.38-0.625
28岐阜市4.7598.96-2.863
29北九州市4.6596.88-15.15
30甲府市4.6296.25-12
31山形市4.6196.04-8.893
32大分市4.5795.21-16.3
33鹿児島市4.5695-13.64
34神戸市4.4893.33-8.008
35宮崎市4.4592.71-7.292
36鳥取市4.4492.5-15.43
37那覇市4.4292.08+1.609
38横浜市4.4191.88-11.8
39青森市4.491.67-3.72
40奈良市4.3290-10.56
41和歌山市4.2989.38+5.147
42佐賀市4.2889.17-22.6
43千葉市4.1786.88-11.09
44松江市4.1586.46-0.24
45静岡市4.1386.04-21.18
46福井市4.0383.96+16.81
47長野市483.33-15.61
48金沢市3.9482.08-20.4
49京都市3.981.25-18.07
50長崎市3.8981.04+0.777
51水戸市3.777.08-17.04
52津市3.6876.67-19.12

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

理美容用品の月間支出の現状と今後

理美容用品とは、シャンプー・リンス・整髪料・スキンケア用品・化粧品・美容機器など、日常的な美容・身だしなみに関わる消費品目を指します。2025年4月時点での全国平均支出額は4,967円。前年同月比で+5.997%の増加となっており、物価上昇やセルフケア意識の高まりが全国的な支出増を後押ししていると見られます。


支出額トップ都市の傾向と特徴

高額支出都市ランキング上位には以下の都市が並びます:

  1. 名古屋市:7,164円(+41.97%)

  2. 福島市:6,895円(+97.56%)

  3. 徳島市:6,751円(+22.15%)

  4. 富山市:6,617円(+7.401%)

  5. 高知市:6,566円(+111.7%)

  6. 岡山市:6,546円(+11.06%)

  7. 札幌市:6,387円(+35.84%)

  8. 広島市:6,087円(+21.38%)

  9. 山口市:6,071円(+4.781%)

  10. 大津市:5,903円(+13.56%)

これらの都市にはいくつかの共通点があります。たとえば、中堅都市における生活水準の高さと地元の美容意識の強さです。特に、高知市や福島市の前年比2桁以上の増加率は驚異的であり、地域内での美容ニーズの高まり、あるいは高級美容用品へのシフトが進んでいることがうかがえます。


購入頻度の多い都市とその背景

月間平均購入回数が高い都市は以下の通りです:

  • 札幌市:5.88回(+30.96%)

  • 松山市:5.86回(+46.5%)

  • 岡山市:5.7回(+20.25%)

  • 大分市:5.56回(+20.61%)

  • 福島市・熊本市:5.46回

  • 山口市:5.29回

  • 金沢市:5.15回

  • 富山市:5.14回

  • 高知市:5.11回

月に5回以上というのは平均で週1回以上購入している計算となり、在宅美容ケアを重視する傾向がある家庭が多いと推測できます。また、ドラッグストアの密集度や女性就労率の高い都市、あるいは高齢者世帯の多い地域では、個々の衛生意識が高く、購買頻度も多くなる傾向にあります。


注目すべき都市別動向

福島市高知市などでは、前年同月と比較して支出がほぼ2倍以上に増加しており、何らかの大きなトレンド変化が起こっている可能性があります。たとえば、地元メディアでの美容特集や、地場企業による高品質製品の販促、コロナ禍以降の外出自粛から在宅美容への関心の高まりなどが挙げられます。

また、札幌市や松山市のように購入頻度が非常に高いが、支出額はトップ圏外である都市は、「低価格で高頻度購入型」の消費スタイルが定着していることを示唆しています。逆に、名古屋市などは購入回数が少なめながらも支出が高額で、「高価格帯商品のまとめ買い」傾向があると考えられます。


理美容用品支出の今後の見通し

全体として、セルフ美容や在宅ケアの定着、および高価格・高機能商品の普及が今後の支出額の増加を下支えすると予想されます。特に中堅地方都市において、ドラッグストアやECの拡充により選択肢が増え、個人の美容意識や購買力が反映されやすくなっていることが顕著です。今後は地域の年齢構成や男女比、商業環境などが支出動向に与える影響も増すと考えられます。

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