富山・広島・名古屋が上位!他の理美容代の都市別支出傾向分析

理美容

他の理美容代の全国平均は2127円で、富山市や広島市、名古屋市などが高支出。富山市では前年比+127%と急増し、美容意識の高まりが見られる。地方都市でも美容の多様化により支出が拡大し、利用頻度も上昇傾向にある。生活様式の変化が顕著に反映されている。

他の理美容代の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国2127100+15.04
1広島市3509165+47.75
2名古屋市3430161.3+37.2
3千葉市3417160.6+9.836
4松江市3143147.8+52.87
5高知市3079144.8+77.98
6富山市2895136.1+127.2
7金沢市2883135.5+4.004
8静岡市2829133+31.22
9横浜市2817132.4+4.877
10東京都区部2746129.1-9.283
11堺市2507117.9+73.02
12山形市2483116.7+95.97
13さいたま市2441114.8-8.611
14盛岡市2302108.2+56.07
15川崎市2289107.6+26.81
16宇都宮市2200103.4-2.612
17新潟市2183102.6+131
18福島市2164101.7+72.43
19神戸市2133100.3-12.11
20岡山市210398.87-9.587
21山口市209398.4+90.27
22福井市208197.84+89.01
23熊本市207897.7-5.973
24甲府市206497.04+34.11
25鳥取市205696.66+29.31
26水戸市204696.19+25.14
27大津市198493.28+21.49
28奈良市197993.04-21.93
29鹿児島市190089.33+60.07
30津市185787.31+23.88
31大分市185086.98+8.25
32京都市184786.84+31.93
33札幌市182085.57+194
34福岡市166478.23+0.605
35和歌山市161876.07+26.7
36岐阜市159274.85-49.76
37松山市158574.52+21.92
38秋田市153872.31-9.689
39佐賀市149170.1+11.69
40長野市139065.35-55.83
41浜松市134463.19-39.78
42那覇市128660.46-9.437
43仙台市126159.29-41.65
44相模原市121757.22-25.29
45長崎市116754.87-49.85
46大阪市116154.58-36.49
47青森市105049.37-17.9
48宮崎市103148.47-32.53
49徳島市102848.33+3.109
50前橋市102148-51.24
51高松市100947.44-19.41
52北九州市82638.83-63.21

月間支出の推移

他の理美容代の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.3100+11.11
1山形市0.59196.7+136
2広島市0.49163.3+44.12
3静岡市0.42140+35.48
4富山市0.42140+75
5高知市0.4133.3+53.85
6金沢市0.39130+18.18
7松江市0.39130+2.632
8東京都区部0.38126.7+8.571
9横浜市0.37123.3-2.632
10名古屋市0.36120+20
11福島市0.35116.7+75
12川崎市0.35116.7+20.69
13さいたま市0.35116.7-2.778
14新潟市0.34113.3+78.95
15千葉市0.34113.3-15
16秋田市0.33110+13.79
17福井市0.33110+135.7
18山口市0.33110+83.33
19水戸市0.32106.7+18.52
20神戸市0.3100+25
21盛岡市0.2996.67-14.71
22札幌市0.2996.67+141.7
23岐阜市0.2996.67-29.27
24大分市0.2996.67+26.09
25長野市0.2893.33-34.88
26福岡市0.2893.33+3.704
27宇都宮市0.2893.33-9.677
28佐賀市0.2893.33-6.667
29熊本市0.2790-32.5
30甲府市0.2686.67+4
31津市0.2686.67+13.04
32岡山市0.2686.67-21.21
33大津市0.2686.67-3.704
34鹿児島市0.2583.33+13.64
35相模原市0.2583.33-13.79
36堺市0.2480+14.29
37鳥取市0.2376.67-8
38京都市0.2376.67+21.05
39浜松市0.2273.33-40.54
40奈良市0.2273.33-21.43
41大阪市0.2273.33-12
42高松市0.2170-4.545
43松山市0.2170+16.67
44仙台市0.2170-36.36
45長崎市0.266.67-31.03
46青森市0.1963.33-13.64
47那覇市0.1963.33-9.524
48和歌山市0.1963.33-17.39
49前橋市0.1860-43.75
50徳島市0.1756.67-19.05
51宮崎市0.1653.33-30.43
52北九州市0.1653.33-54.29

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

他の理美容代の月間支出の現状と今後

「他の理美容代」とは、理髪やカット、パーマなど主要サービス以外の美容関連費用を指し、たとえばカラーリング、トリートメント、ヘッドスパ、ネイル、フェイシャルエステなどが含まれると考えられます。2025年4月時点での全国平均は2,127円で、前年同月比で+15.04%と、全体的に顕著な上昇が見られます。これは、美容の多様化や自己投資志向の高まりに加え、価格改定の影響も無視できません。


支出金額トップ10都市の特徴

支出が多い都市を順に挙げると以下のようになります:

  1. 広島市(3,509円)

  2. 名古屋市(3,430円)

  3. 千葉市(3,417円)

  4. 松江市(3,143円)

  5. 高知市(3,079円)

  6. 富山市(2,895円)

  7. 金沢市(2,883円)

  8. 静岡市(2,829円)

  9. 横浜市(2,817円)

  10. 東京都区部(2,746円)

上位にランクインしている都市の特徴として、中規模〜大都市で生活水準が高く、個人消費が活発である点が共通しています。広島市や名古屋市のような地方中枢都市では、都心並みに美容サービスが充実しており、価格帯も都市化に比例して高い傾向にあります。また、松江市や高知市、富山市といった地方都市でも高額支出が見られるのは、「サービスの単価が高い」「施術頻度が増加している」などの地域的要因があると推測されます。


前年比から見る動向と特異値

前年同月比での増加率に注目すると、特に以下の都市で大きな伸びが見られます:

  • 富山市(+127.2%)

  • 高知市(+77.98%)

  • 松江市(+52.87%)

  • 広島市(+47.75%)

これらは単価の上昇だけでなく、「新しい美容サービスの普及」「キャンペーンや定額制の導入による利用拡大」など、消費意欲の変化が背景にあると考えられます。1方、東京都区部(-9.283%)や横浜市(+4.877%)のように伸びが鈍化・減少した地域では、価格帯の見直しやサービス利用頻度の低下が影響していると推測されます。


利用頻度から見る美容意識の強さ

全国平均の利用回数は0.3回/月で、約3ヶ月に1回の利用が基準ですが、それを大きく上回る都市が存在します:

  • 山形市(0.59回)

  • 広島市(0.49回)

  • 静岡市・富山市(0.42回)

  • 高知市(0.40回)

これらの都市では、定期的なケアが生活習慣の1部として定着しており、特に山形市では+136%の大幅増が目を引きます。これは季節性(乾燥や紫外線対策)や地域の女性就労率の高さも影響していると見られます。


都市別の傾向と今後の見通し

「他の理美容代」の支出額は、もはや都会と地方という単純な構図では語れません。中規模地方都市でも美容サービスに対する支出が高まっており、ライフスタイルの多様化がその根底にあるといえます。高知・富山・松江といった地域のように、施術の質や回数が支出を押し上げているケースが今後も増加する可能性が高いです。1方で、東京都区部のような大都市では、競争激化による価格抑制が働いている点も見逃せません。

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