富山・広島・名古屋が上位!他の理美容代の都市別支出傾向分析

理美容

他の理美容代の全国平均は2127円で、富山市や広島市、名古屋市などが高支出。富山市では前年比+127%と急増し、美容意識の高まりが見られる。地方都市でも美容の多様化により支出が拡大し、利用頻度も上昇傾向にある。生活様式の変化が顕著に反映されている。

他の理美容代の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国2170100+15.12
1名古屋市5014231.1+110.3
2広島市4072187.6+77.35
3千葉市3543163.3+33.5
4神戸市3179146.5+20.51
5大分市3156145.4+70.04
6津市3084142.1+100.5
7福岡市2996138.1-29.95
8堺市2962136.5+60.02
9東京都区部2915134.3+20.11
10岡山市2857131.7+54.27
11さいたま市2845131.1+11.18
12浜松市2574118.6+7.519
13水戸市2538117+20.34
14福島市2518116+192.1
15鹿児島市2499115.2+194
16横浜市2413111.2+26.01
17仙台市2392110.2+76.92
18徳島市2354108.5+41.04
19相模原市2304106.2+3.69
20長野市2195101.2-33.83
21奈良市2173100.1-8.736
22金沢市215399.22+39.08
23福井市208696.13+37.33
24宇都宮市205194.52+5.396
25富山市203093.55+72.62
26松山市202193.13+108.8
27川崎市198591.47-33.23
28京都市191888.39-13.37
29甲府市191188.06+29.12
30岐阜市187786.5-52.4
31松江市184585.02+3.13
32高松市183584.56+26.12
33大津市182984.29-31.68
34熊本市181283.5+14.76
35山形市180783.27+47.51
36鳥取市172379.4-39.69
37静岡市169177.93-9.861
38大阪市166776.82-15.77
39佐賀市165076.04-8.435
40新潟市162975.07-2.044
41前橋市158973.23-18.01
42山口市154971.38-20.36
43那覇市154871.34+26.68
44盛岡市151169.63-2.264
45長崎市136362.81-31.3
46秋田市124657.42+1.548
47和歌山市124157.19+32.59
48札幌市123857.05+37.4
49宮崎市118154.42-28.73
50高知市110751.01-17.57
51北九州市97745.02-50.1
52青森市56125.85-58.57

月間支出の推移

他の理美容代の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.3100+7.143
1山形市0.52173.3+205.9
2名古屋市0.51170+41.67
3神戸市0.49163.3+63.33
4千葉市0.44146.7+15.79
5さいたま市0.44146.7+29.41
6大分市0.4133.3+73.91
7堺市0.4133.3+53.85
8広島市0.39130+18.18
9岡山市0.39130+69.57
10福岡市0.38126.7+2.703
11福島市0.36120+89.47
12東京都区部0.36120
13高松市0.35116.7+29.63
14水戸市0.35116.7-2.778
15山口市0.35116.7+25
16相模原市0.34113.3+36
17富山市0.34113.3+61.9
18福井市0.32106.7+60
19津市0.32106.7+39.13
20横浜市0.32106.7+18.52
21長野市0.31103.3-3.125
22金沢市0.31103.3+29.17
23静岡市0.3100+3.448
24松江市0.3100+7.143
25松山市0.3100+100
26徳島市0.3100+30.43
27川崎市0.3100-3.226
28岐阜市0.2996.67-32.56
29大阪市0.2996.67-12.12
30宇都宮市0.2893.33-3.448
31大津市0.2893.33-31.71
32京都市0.2893.33-17.65
33鳥取市0.2790-10
34甲府市0.2790+12.5
35熊本市0.2790-12.9
36浜松市0.2790-25
37奈良市0.2790-20.59
38佐賀市0.2790-22.86
39仙台市0.2686.67+8.333
40盛岡市0.2583.33-16.67
41鹿児島市0.2376.67+43.75
42那覇市0.2376.67+4.545
43新潟市0.2376.67-11.54
44和歌山市0.2273.33+10
45前橋市0.2273.33-35.29
46長崎市0.2170-16
47札幌市0.2170+90.91
48高知市0.1963.33-5
49宮崎市0.1963.33-32.14
50秋田市0.1860+5.882
51青森市0.1653.33-38.46
52北九州市0.1653.33-44.83

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

他の理美容代の月間支出の現状と今後

「他の理美容代」とは、理髪やカット、パーマなど主要サービス以外の美容関連費用を指し、たとえばカラーリング、トリートメント、ヘッドスパ、ネイル、フェイシャルエステなどが含まれると考えられます。2025年4月時点での全国平均は2,127円で、前年同月比で+15.04%と、全体的に顕著な上昇が見られます。これは、美容の多様化や自己投資志向の高まりに加え、価格改定の影響も無視できません。


支出金額トップ10都市の特徴

支出が多い都市を順に挙げると以下のようになります:

  1. 広島市(3,509円)

  2. 名古屋市(3,430円)

  3. 千葉市(3,417円)

  4. 松江市(3,143円)

  5. 高知市(3,079円)

  6. 富山市(2,895円)

  7. 金沢市(2,883円)

  8. 静岡市(2,829円)

  9. 横浜市(2,817円)

  10. 東京都区部(2,746円)

上位にランクインしている都市の特徴として、中規模〜大都市で生活水準が高く、個人消費が活発である点が共通しています。広島市や名古屋市のような地方中枢都市では、都心並みに美容サービスが充実しており、価格帯も都市化に比例して高い傾向にあります。また、松江市や高知市、富山市といった地方都市でも高額支出が見られるのは、「サービスの単価が高い」「施術頻度が増加している」などの地域的要因があると推測されます。


前年比から見る動向と特異値

前年同月比での増加率に注目すると、特に以下の都市で大きな伸びが見られます:

  • 富山市(+127.2%)

  • 高知市(+77.98%)

  • 松江市(+52.87%)

  • 広島市(+47.75%)

これらは単価の上昇だけでなく、「新しい美容サービスの普及」「キャンペーンや定額制の導入による利用拡大」など、消費意欲の変化が背景にあると考えられます。1方、東京都区部(-9.283%)や横浜市(+4.877%)のように伸びが鈍化・減少した地域では、価格帯の見直しやサービス利用頻度の低下が影響していると推測されます。


利用頻度から見る美容意識の強さ

全国平均の利用回数は0.3回/月で、約3ヶ月に1回の利用が基準ですが、それを大きく上回る都市が存在します:

  • 山形市(0.59回)

  • 広島市(0.49回)

  • 静岡市・富山市(0.42回)

  • 高知市(0.40回)

これらの都市では、定期的なケアが生活習慣の1部として定着しており、特に山形市では+136%の大幅増が目を引きます。これは季節性(乾燥や紫外線対策)や地域の女性就労率の高さも影響していると見られます。


都市別の傾向と今後の見通し

「他の理美容代」の支出額は、もはや都会と地方という単純な構図では語れません。中規模地方都市でも美容サービスに対する支出が高まっており、ライフスタイルの多様化がその根底にあるといえます。高知・富山・松江といった地域のように、施術の質や回数が支出を押し上げているケースが今後も増加する可能性が高いです。1方で、東京都区部のような大都市では、競争激化による価格抑制が働いている点も見逃せません。

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