パーマ代の都市別支出ランキング｜水戸市・高知市・松江市が上位

2025年4月時点での全国平均パーマネント代は143円。水戸市や高知市、松江市では支出額・利用回数ともに高水準で、特に松江市では前年比+443.1%と著しい増加が見られる。パーマ文化は地方を中心に根強く、高年齢層の支持と美容室の地域的役割が大きく影響している。

パーマネント代の月間支出ランキング（二人以上世帯）

2025年5月

降順昇順

	都市名	支出額[円]	全国比[%]	前年同月比[%]
	全国	213	100	+7.576
1	山口市	977	458.7	+707.4
2	富山市	893	419.2	+333.5
3	北九州市	685	321.6
4	高知市	602	282.6	-4.747
5	岐阜市	577	270.9	+71.22
6	神戸市	568	266.7
7	千葉市	484	227.2	+120
8	奈良市	476	223.5	+146.6
9	山形市	428	200.9	+83.69
10	長崎市	412	193.4	+0.243
11	宮崎市	405	190.1	+36.82
12	東京都区部	401	188.3	+65.02
13	大津市	350	164.3	-54.49
14	札幌市	333	156.3	+291.8
15	佐賀市	332	155.9	-17
16	大阪市	301	141.3	+419
17	徳島市	299	140.4
18	青森市	294	138	-25.38
19	長野市	288	135.2	-24.61
20	鳥取市	261	122.5	-51.21
21	水戸市	261	122.5	-35.4
22	新潟市	249	116.9	+57.59
23	広島市	246	115.5
24	秋田市	227	106.6	-25.33
25	相模原市	207	97.18	-29.83
26	松山市	207	97.18	-40.69
27	金沢市	201	94.37	-58.3
28	高松市	187	87.79	+120
29	静岡市	174	81.69	+18.37
30	浜松市	172	80.75	-27.73
31	盛岡市	162	76.06	+3.846
32	横浜市	159	74.65	+72.83
33	松江市	156	73.24	-34.18
34	宇都宮市	146	68.54	-56.42
35	那覇市	135	63.38	-11.18
36	甲府市	119	55.87	-45.41
37	福井市	108	50.7	+170
38	堺市	101	47.42	-78.78
39	京都市	92	43.19
40	名古屋市	86	40.38	-67.05
41	熊本市	83	38.97	-72.15
42	さいたま市	80	37.56	-30.43
43	川崎市	77	36.15	-47.26
44	津市	71	33.33	-73.11
45	岡山市	70	32.86	-85.54
46	前橋市	63	29.58	-85.87
47	福島市	60	28.17	-59.46
48	福岡市	50	23.47	-78.81
49	鹿児島市	0	0	-100
50	大分市	0	0	-100
51	和歌山市	0	0	-100
52	仙台市	0	0

月間支出の推移

世帯当りの月間購入回数

2025年5月

降順昇順

	都市名	購入回数[回]	全国比	前年同月比[%]
	全国	0.02	100
1	山口市	0.09	450	+800
2	富山市	0.08	400	+700
3	長崎市	0.06	300	+20
4	神戸市	0.05	250
5	岐阜市	0.05	250	+66.67
6	千葉市	0.05	250	+66.67
7	高知市	0.04	200	+100
8	山形市	0.04	200	+100
9	宮崎市	0.04	200	-20
10	奈良市	0.04	200	+100
11	北九州市	0.04	200
12	佐賀市	0.04	200	-20
13	青森市	0.03	150	-40
14	相模原市	0.03	150
15	水戸市	0.03	150	-40
16	徳島市	0.03	150
17	大阪市	0.03	150	+200
18	大津市	0.03	150	-62.5
19	鳥取市	0.02	100	-60
20	高松市	0.02	100	+100
21	長野市	0.02	100	-33.33
22	金沢市	0.02	100	-50
23	秋田市	0.02	100	-50
24	盛岡市	0.02	100
25	横浜市	0.02	100
26	松江市	0.02	100	-33.33
27	東京都区部	0.02	100
28	札幌市	0.02	100	+100
29	新潟市	0.02	100
30	広島市	0.02	100
31	静岡市	0.01	50	-50
32	那覇市	0.01	50	-66.67
33	福島市	0.01	50	-66.67
34	福岡市	0.01	50
35	福井市	0.01	50
36	甲府市	0.01	50	-50
37	熊本市	0.01	50	-50
38	浜松市	0.01	50	-50
39	津市	0.01	50	-50
40	松山市	0.01	50	-50
41	川崎市	0.01	50
42	岡山市	0.01	50	-75
43	宇都宮市	0.01	50	-66.67
44	堺市	0.01	50	-80
45	名古屋市	0.01	50	-66.67
46	前橋市	0.01	50	-66.67
47	京都市	0.01	50
48	さいたま市	0.01	50
49	鹿児島市	0	0	-100
50	大分市	0	0	-100
51	和歌山市	0	0	-100
52	仙台市	0	0

月間購入回数の推移

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パーマネント代の月間支出の現状と今後

2025年4月時点で、日本の1世帯あたりの月間パーマネント代支出の全国平均は143円となっており、美容関連費の中では比較的低額な支出項目です。パーマは頻度が少ない施術であるため、支出額・購入回数ともに控えめですが、1部地域では顕著な支出増加が確認されており、文化的・年齢構成的背景がうかがえます。

支出金額の高い都市とその特徴

支出額が最も高いのは水戸市（652円）で、全国平均の4.5倍以上です。次いで高知市（585円）、岐阜市（464円）、福島市（443円）、富山市（375円）と、地方中核都市が上位を占めています。これらの都市では、地域に根差した美容文化が色濃く残っており、定期的なパーマ施術が根付いている世代の多さも影響していると考えられます。

前年比から見るパーマ需要の復調とばらつき

前年比では、全国平均が-31.58%と減少している1方で、水戸市（+171.7%）、高知市（+117.5%）、松江市（+443.1%）、盛岡市（+331.9%）など、地域によっては爆発的な増加が見られます。これには、コロナ禍後の外出需要の回復、美容室の価格改定、あるいは特定層へのキャンペーンなどの要因が考えられます。

逆に、福島市（-46.24%）などでは支出が大幅に減少しており、施術回避の傾向や物価上昇に伴う美容費の抑制が見られる可能性があります。

利用頻度から見える地域の美容習慣

パーマネント代の月間平均購入回数は全国で0.01回と極めて低く、年数回に満たない頻度です。しかし、水戸市・松江市（各0.06回）、高知市（0.05回）、福島市・富山市・盛岡市（各0.04回）では全国平均を大きく上回る頻度となっており、これらの都市では日常的にパーマが取り入れられている様子がうかがえます。

とりわけ松江市では、支出額と購入回数の双方が急増しており、パーマ人気の再燃、あるいは地域の特定層（高齢女性など）での施術率増加が示唆されます。