【2025年版】ペット用品支出ランキング｜都市別支出と回数の傾向分析

2025年4月のペット用品支出では宇都宮市が4,670円と突出し、徳島市やさいたま市も上位。宮崎市や大阪市も急増傾向を示し、全国平均（441円）を大きく上回る都市が多い。購入頻度では徳島市やさいたま市が高く、日常的な需要が強いことがうかがえる。地域間で消費意識に大きな差が生まれている。

ペット用品の月間支出ランキング（二人以上世帯）

2025年4月

降順昇順

	都市名	支出額[円]	全国比[%]	前年同月比[%]
	全国	441	100	-14.04
1	宇都宮市	4670	1059	+1533
2	徳島市	1231	279.1	+129.2
3	さいたま市	1000	226.8	+153.2
4	高知市	921	208.8	+38.7
5	山形市	880	199.5	+25.36
6	宮崎市	845	191.6	+205.1
7	岐阜市	710	161	+143.2
8	名古屋市	700	158.7	+19.25
9	大阪市	613	139	+462.4
10	熊本市	595	134.9	+36.78
11	神戸市	537	121.8	+40.21
12	川崎市	536	121.5	+126.2
13	山口市	530	120.2	+14.72
14	水戸市	463	105	+14.89
15	仙台市	455	103.2	-26.02
16	長崎市	439	99.55	+7.073
17	佐賀市	415	94.1	+57.79
18	大津市	405	91.84	+109.8
19	広島市	399	90.48	-4.773
20	静岡市	359	81.41	+67.76
21	堺市	345	78.23	-12.88
22	金沢市	342	77.55	-57.62
23	京都市	339	76.87	+50
24	千葉市	325	73.7	+175.4
25	和歌山市	310	70.29	+1.974
26	那覇市	299	67.8	-52.99
27	高松市	297	67.35	+2.062
28	相模原市	295	66.89	-18.28
29	松江市	294	66.67	-20.54
30	松山市	279	63.27	-63.14
31	鳥取市	274	62.13	-25.75
32	東京都区部	269	61	-80.94
33	長野市	261	59.18	-83.2
34	盛岡市	254	57.6	+49.41
35	福島市	242	54.88	-64.67
36	青森市	240	54.42	+114.3
37	甲府市	238	53.97	+33.71
38	福岡市	233	52.83	-85.07
39	津市	229	51.93	-22.11
40	奈良市	211	47.85	-26.22
41	北九州市	210	47.62	-52.27
42	岡山市	196	44.44	-62.88
43	大分市	193	43.76	+5.464
44	福井市	184	41.72	-40.07
45	浜松市	181	41.04	-71.89
46	札幌市	163	36.96	-0.61
47	前橋市	147	33.33	-39
48	新潟市	120	27.21	+1.695
49	鹿児島市	112	25.4	-25.83
50	横浜市	112	25.4	-84.23
51	富山市	77	17.46	-51.27
52	秋田市	33	7.483	-86.75

月間支出の推移

世帯当りの月間購入回数

2025年4月

降順昇順

	都市名	購入回数[回]	全国比	前年同月比[%]
	全国	0.29	100
1	徳島市	0.73	251.7	+48.98
2	さいたま市	0.59	203.4	+37.21
3	宮崎市	0.57	196.6	+90
4	宇都宮市	0.46	158.6	+84
5	高知市	0.45	155.2	-8.163
6	川崎市	0.44	151.7	+69.23
7	山形市	0.43	148.3	+4.878
8	大阪市	0.4	137.9	+150
9	大津市	0.36	124.1	+63.64
10	名古屋市	0.35	120.7	+84.21
11	松山市	0.34	117.2	+3.03
12	広島市	0.34	117.2	+13.33
13	千葉市	0.34	117.2	+126.7
14	静岡市	0.33	113.8	+32
15	高松市	0.32	110.3	-3.03
16	岐阜市	0.32	110.3	+45.45
17	北九州市	0.32	110.3	-37.25
18	山口市	0.31	106.9	+29.17
19	熊本市	0.3	103.4
20	長崎市	0.29	100	-9.375
21	金沢市	0.28	96.55	-46.15
22	相模原市	0.27	93.1	-15.63
23	鳥取市	0.26	89.66	-13.33
24	那覇市	0.26	89.66	+13.04
25	福島市	0.26	89.66	-31.58
26	福岡市	0.26	89.66	-29.73
27	神戸市	0.26	89.66	-33.33
28	仙台市	0.26	89.66	-21.21
29	浜松市	0.25	86.21	-35.9
30	佐賀市	0.25	86.21	-13.79
31	松江市	0.24	82.76	-35.14
32	和歌山市	0.23	79.31	+27.78
33	盛岡市	0.22	75.86	+83.33
34	札幌市	0.22	75.86	+29.41
35	堺市	0.22	75.86	-24.14
36	甲府市	0.21	72.41	+5
37	岡山市	0.21	72.41	-34.38
38	青森市	0.2	68.97	+122.2
39	長野市	0.19	65.52	-60.42
40	大分市	0.19	65.52	-13.64
41	水戸市	0.18	62.07	-40
42	東京都区部	0.18	62.07	-28
43	鹿児島市	0.17	58.62	+30.77
44	京都市	0.17	58.62	-10.53
45	新潟市	0.16	55.17	-15.79
46	津市	0.15	51.72	+7.143
47	奈良市	0.15	51.72	-44.44
48	前橋市	0.15	51.72	-6.25
49	福井市	0.09	31.03	-64
50	横浜市	0.09	31.03	-47.06
51	富山市	0.07	24.14	-61.11
52	秋田市	0.04	13.79	-86.21

月間購入回数の推移

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支出金額の上位都市とその特徴

2025年4月の全国平均支出は441円ですが、宇都宮市は群を抜く4,670円で、他都市に比べて突出しています。次いで徳島市（1,231円）、さいたま市（1,000円）、高知市（921円）が続きます。これらの都市では、ペットとの生活が単なる日常の1部ではなく、強い愛情やこだわりを持って取り組まれている可能性が高く、高品質な商品を選ぶ傾向も見られます。

宇都宮市の異常とも言える支出増（+1,533%）は、特定の高額購入者が平均を押し上げた可能性や、地域に特化したペットイベントや市場の拡大などが背景にあると考えられます。

急増する都市の共通点と消費動機

急激な支出増加を見せている都市のうち、宮崎市（+205.1%）、徳島市（+129.2%）、岐阜市（+143.2%）、大阪市（+462.4%）などは、これまで全国平均を下回っていた可能性が高く、コロナ禍を経て「新たにペットを迎えた世帯」や「ペットとの生活の質向上」を志向する層が急増したと見られます。

また、ペット専門店の出店増加や地元のペット産業の活性化がこれらの支出上昇に影響しているとも推察されます。

購入回数から見える習慣性と地域文化

全国平均の購入回数は0.29回ですが、徳島市（0.73回）、さいたま市（0.59回）、宮崎市（0.57回）が顕著に高く、日常的にペット用品を細かく買い足す生活スタイルが読み取れます。これらの都市では大型店舗でのまとめ買いよりも、こまめな消費行動が1般的な傾向にあると考えられます。

1方で、宇都宮市（0.46回）は購入頻度としてはそれほど高くなく、1回あたりの支出額が非常に大きい点が特異です。これは高級品や家具系ペット用品など、単価の高いアイテムの集中購入を示唆します。

都市別動向と全国傾向の乖離

全国的には前年同月比で支出額が14.04%減少しており、多くの地域でペット用品支出がやや抑えられている様子が見られます。物価高や生活防衛意識の高まりが影響している可能性がありますが、その中でも1部都市では劇的な支出拡大が起こっていることから、都市ごとにペット文化の温度差が拡大しているとも言えるでしょう。