松江市・福井市が高額!ケーブルテレビ受信料の都市別支出ランキング

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2025年4月のケーブルテレビ放送受信料の全国平均は960円。松江市や福井市、宮崎市など中小都市を中心に支出が高く、地域密着型のCATV利用が影響。支払頻度も高く、年配層を中心に継続利用されている。一方で、都市部ではインターネット動画配信への移行が進行中。

ケーブルテレビ放送受信料の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国960100+0.629
1松江市2314241+81.63
2福井市2235232.8-11.69
3宮崎市1892197.1+0.799
4鳥取市1868194.6-1.788
5富山市1841191.8+2.62
6大分市1757183-2.117
7秋田市1704177.5-8.436
8山口市1633170.1-5.716
9相模原市1629169.7+9.182
10さいたま市1579164.5-7.444
11奈良市1507157+76.46
12津市1493155.5+18.12
13徳島市1476153.8-15.66
14青森市1414147.3+49.47
15横浜市1341139.7-12.24
16和歌山市1328138.3-9.66
17堺市1296135-3.5
18千葉市1260131.3+56.33
19大阪市1226127.7+7.356
20福岡市1198124.8+22
21長崎市1126117.3+136.6
22松山市1088113.3-25.73
23長野市1028107.1+54.12
24東京都区部987102.8+3.895
25甲府市93096.88-45.33
26神戸市91995.73-1.606
27佐賀市87991.56+2.209
28高松市82285.63+30.48
29札幌市80283.54+2.821
30岐阜市78281.46+39.39
31京都市76279.38+13.73
32広島市73476.46+5.764
33名古屋市71874.79-2.71
34金沢市67770.52+32.23
35静岡市61764.27+9.397
36浜松市61564.06+27.59
37川崎市58560.94-34.05
38北九州市52354.48-34.87
39大津市50252.29-42.17
40鹿児島市49151.15-24.69
41熊本市47349.27-13.53
42高知市47249.17-32.28
43那覇市43345.1+111.2
44新潟市37539.06+95.31
45盛岡市36738.23-8.02
46岡山市35436.88+66.2
47水戸市33935.31+66.18
48仙台市31733.02-3.058
49山形市30231.46-32.29
50前橋市25026.04-68.75
51宇都宮市22223.13-68.06
52福島市17918.65-0.556

月間支出の推移

ケーブルテレビ放送受信料の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.25100+4.167
1福井市0.64256-8.571
2富山市0.56224+12
3鳥取市0.52208-3.704
4徳島市0.5200-10.71
5秋田市0.48192-2.041
6大分市0.48192
7宮崎市0.43172+4.878
8津市0.42168+23.53
9奈良市0.38152+58.33
10相模原市0.37148+19.35
11さいたま市0.37148
12松江市0.36144+2.857
13大阪市0.35140+25
14青森市0.33132+32
15堺市0.32128-8.571
16和歌山市0.32128
17横浜市0.3120-3.226
18松山市0.3120-6.25
19長崎市0.29116+81.25
20長野市0.28112+33.33
21高松市0.27108+42.11
22福岡市0.27108+8
23千葉市0.27108+42.11
24岐阜市0.26104+30
25神戸市0.25100-7.407
26東京都区部0.25100+13.64
27山口市0.25100
28佐賀市0.25100
29名古屋市0.280-9.091
30京都市0.280+11.11
31川崎市0.1976-17.39
32金沢市0.1872+28.57
33甲府市0.1768-37.04
34浜松市0.1768+54.55
35札幌市0.1768-10.53
36大津市0.1768-32
37静岡市0.1664
38広島市0.1664-5.882
39北九州市0.1456-26.32
40鹿児島市0.1352-38.1
41熊本市0.1352-23.53
42高知市0.1248-42.86
43那覇市0.1248+71.43
44盛岡市0.1248
45新潟市0.140+25
46宇都宮市0.140-44.44
47仙台市0.140
48岡山市0.0832
49水戸市0.0728
50山形市0.0728-41.67
51福島市0.0624
52前橋市0.0624-70

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

ケーブルテレビ放送受信料の月間支出の現状と今後

ケーブルテレビ放送受信料は、地域の有線テレビ局やCATV事業者による有料放送サービスに対して支払われる費用です。地上波再送信や専門チャンネルの視聴、地域情報サービスなどを含み、インターネット接続や電話とのセット契約も多く存在します。全国平均では960円とされていますが、都市によっては2,000円を超える支出も見られ、視聴習慣やサービス提供環境の違いが地域差を生んでいます。


2025年4月時点の支出金額上位都市ランキング

最新データに基づき、ケーブルテレビ放送受信料が特に高い都市は以下の通りです。

順位 都市名 支出額(円)
1位 松江市 2,314円
2位 福井市 2,235円
3位 宮崎市 1,892円
4位 鳥取市 1,868円
5位 富山市 1,841円
6位 大分市 1,757円
7位 秋田市 1,704円
8位 山口市 1,633円
9位 相模原市 1,629円
10位 さいたま市 1,579円

これらの都市では、CATVの視聴率が高く、地上波代替としての役割が強いことが背景にあると考えられます。山間部や中小都市に多く、地域情報の需要や電波障害対策としてのCATV普及が支出の増加につながっている傾向です。


前年同月比の増減動向と注目点

  • 全国平均は+0.629%と微増傾向。

  • 著しい増加を見せたのは松江市(+81.63%)と相模原市(+9.18%)で、特に松江市はCATV事業者の料金改定や視聴サービスの拡充が影響しているとみられます。

  • 1方で福井市(-11.69%)、秋田市(-8.43%)などでは支出が減少しており、これには地上波視聴への回帰ケーブルテレビからインターネット配信への移行があると考えられます。


月間平均購入回数と地域別の傾向

全国平均の支払い頻度は0.25回(月1回未満)であり、多くは1~3ヶ月単位の契約形態で支払われています。都市別の平均回数上位は以下のとおりです。

都市名 回数(月平均)
福井市 0.64回
富山市 0.56回
鳥取市 0.52回
徳島市 0.50回
秋田市 0.48回
大分市 0.48回

特に福井市や富山市などでは支払い回数が高く、月払い契約が主流であることを示しています。都市部よりも中小都市で契約更新や支払頻度が高い傾向がみられ、これは地域のCATV事業者が提供する料金体系や顧客接点の違いによるものです。


ケーブルテレビ支出に見られる地域特性

ケーブルテレビの受信料には、以下のような地域要因が大きく関与しています。

  • 地形や電波環境:山陰地方(松江・鳥取)などは電波障害の関係でCATV導入が進んでいる。

  • 高齢者比率の高さ:リモコン操作や定番チャンネルが好まれるCATVは高齢者に支持されている。

  • 地域密着型の番組需要:地域ニュースや行政情報がCATVで流れるため、ローカル都市ほど契約率が高い。

  • 光回線とのセット契約:1部の都市ではインターネット回線とのセット料金が反映されている可能性も。

こうした特徴が、地方中核都市の支出の高さを支えている1方で、都市部や若年層の多い地域では、NetflixやYouTubeなどのストリーミング視聴へのシフトが進んでおり、CATV離れの傾向も見られます。


今後の展望とCATV業界の課題

インターネット動画配信サービスの普及により、CATV事業者は「テレビだけでは契約が維持できない」という危機に直面しています。今後は、セット割引や独自チャンネルの強化、地域密着型サービスの充実が鍵となるでしょう。支出額の動向は、これらの戦略が各地域でどう受け入れられているかを映す鏡となります。

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