2025年写真撮影代が高い都市は?松山・前橋・徳島で急増中

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写真撮影・プリント代の支出は、松山市や前橋市、さいたま市などで特に高額となっており、地域行事や記念撮影文化が強く影響している。全国的にはデジタル化の影響で支出は減少傾向だが、一部都市では急増しており、写真の記録価値が再認識されつつある。

写真撮影・プリント代の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国216100+1.408
1松山市1821843.1+394.8
2前橋市1336618.5+1635
3さいたま市1098508.3+2188
4徳島市1041481.9+107
5神戸市659305.1+1590
6長野市590273.1+357.4
7宮崎市567262.5+2884
8奈良市515238.4+2929
9鳥取市490226.9-62.25
10静岡市375173.6+3025
11高知市257119+542.5
12相模原市241111.6+75.91
13甲府市224103.7+293
14東京都区部19992.13-17.77
15秋田市17078.7+107.3
16水戸市16475.93+50.46
17川崎市16174.54+155.6
18高松市15873.15+44.95
19大分市14064.81+23.89
20松江市13361.57+4333
21盛岡市13160.65+114.8
22仙台市12256.48+281.3
23岡山市10548.61+12.9
24福岡市10448.15+160
25福井市10347.69
26熊本市10347.69-32.24
27金沢市9945.83-81.9
28佐賀市9644.44+166.7
29長崎市9343.06+34.78
30山形市8037.04-49.37
31岐阜市7635.19+484.6
32鹿児島市7032.41+204.3
33富山市6530.09-91.32
34新潟市6228.7-93.64
35和歌山市6228.7-32.61
36大津市5927.31-94.94
37札幌市5726.39+83.87
38堺市5023.15-47.92
39横浜市4721.76-89.32
40宇都宮市4018.52+8.108
41山口市3918.06-84.02
42名古屋市2913.43-95.68
43浜松市2812.96-96.28
44大阪市2511.57+92.31
45北九州市219.722-40
46那覇市41.852-96.43
47千葉市41.852-95.12
48青森市20.926-91.67
49福島市00-100
50津市00-100
51広島市00-100
52京都市00-100

月間支出の推移

写真撮影・プリント代の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.06100+20
1松山市0.1166.7+25
2大分市0.1166.7+25
3長野市0.09150+12.5
4東京都区部0.09150+50
5徳島市0.09150-25
6奈良市0.09150+350
7高知市0.08133.3+33.33
8新潟市0.08133.3-27.27
9佐賀市0.08133.3+100
10川崎市0.07116.7
11岡山市0.07116.7+40
12岐阜市0.07116.7+250
13富山市0.07116.7-56.25
14大津市0.07116.7+40
15仙台市0.07116.7+250
16高松市0.06100+100
17相模原市0.06100-25
18熊本市0.06100-40
19水戸市0.06100
20山形市0.06100
21山口市0.06100+20
22堺市0.06100-25
23さいたま市0.06100+200
24鹿児島市0.0583.33+400
25鳥取市0.0583.33+66.67
26福岡市0.0583.33+66.67
27横浜市0.0583.33-44.44
28大阪市0.0583.33
29和歌山市0.0583.33-50
30静岡市0.0466.67+100
31長崎市0.0466.67+33.33
32金沢市0.0466.67-20
33福井市0.0466.67
34神戸市0.0466.67+33.33
35浜松市0.0466.67-33.33
36名古屋市0.0466.67-63.64
37秋田市0.0350
38甲府市0.0350+50
39札幌市0.0350-25
40盛岡市0.0233.33-33.33
41北九州市0.0233.33-66.67
42前橋市0.0233.33-50
43青森市0.0116.67-66.67
44那覇市0.0116.67-66.67
45松江市0.0116.67
46宮崎市0.0116.67-50
47宇都宮市0.0116.67-80
48千葉市0.0116.67-80
49福島市00-100
50津市00-100
51広島市00-100
52京都市00-100

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

写真撮影・プリント代の月間支出の現状と今後

「写真撮影・プリント代」とは、記念写真の撮影、証明写真、スタジオ利用料、写真の印刷や現像などにかかる費用を含みます。デジタル化が進む中で縮小傾向と思われがちですが、世帯のライフステージや地域行事の密度、観光地やイベント施設の存在などにより支出は大きく異なります。


2025年最新・都市別支出額トップランキング

2025年4月時点での全国平均は216円。この中で特に支出が高かった都市は以下の通りです:

順位 都市名 支出額(円)
1位 松山市 1,821円
2位 前橋市 1,336円
3位 さいたま市 1,098円
4位 徳島市 1,041円
5位 神戸市 659円
6位 長野市 590円
7位 宮崎市 567円
8位 奈良市 515円
9位 鳥取市 490円
10位 静岡市 375円

特に、松山市・前橋市・さいたま市・徳島市といった都市で際立った支出が見られます。これは、写真スタジオ文化が根付いている、または記念行事が頻繁な可能性があります。


前年同月比での急激な増加都市とその背景

前年同月比では、全国平均が+1.408%とほぼ横ばいであるのに対し、以下の都市で爆発的な伸びが見られました:

  • 静岡市:+3025%

  • 奈良市:+2929%

  • 宮崎市:+2884%

  • さいたま市:+2188%

  • 神戸市:+1590%

  • 前橋市:+1635%

これは、成人式、卒業式、753などのイベント集中や、地域の写真館プロモーション、学校や地域行事の再開といった社会的回復による影響が背景と推察されます。


利用回数と支出傾向──継続的か1時的か

全国の平均購入回数は月0.06回と、やはり非日常的な支出であることが分かります。しかし、以下の都市では0.09回〜0.10回と比較的高めです:

  • 松山市・大分市:0.10回

  • 長野市・東京都区部・徳島市・奈良市:0.09回

これらの地域では、定期的に写真を撮る文化が残っている、あるいは趣味や業務用途などで撮影ニーズがあると考えられます。


デジタル時代における写真費用の意外な復権

スマートフォンやSNSの普及で「写真は無料」という意識が広がる1方、公式用途(証明写真、就職活動、婚礼、記念行事など)や高品質な記録のニーズは逆に増加傾向にあります。こうしたニーズが、地域密着型スタジオや出張カメラマンへの支出として表れているのです。


地域性と文化的背景が支出に及ぼす影響

例えば、松山市や徳島市、奈良市などでは地域イベントや伝統行事が今も盛んであり、写真文化が地域生活に溶け込んでいる可能性が高いです。1方、都市型ライフスタイルが中心の東京都区部では回数は高めながらも支出額は中位にとどまっており、「デジタル主体で必要最低限だけ現像・撮影する」傾向が読み取れます。


今後の展望と注目点

写真撮影・プリント代は、今後ますます「2極化」が進むと見られます。1方はデジタル移行により支出ゼロに近づき、もう1方では「記念性」や「品質」を重視する層が高額支出を維持する構図です。高齢化や地域回帰の中で、家族写真や行事記録の価値が再評価されていくかもしれません。

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