スポーツクラブ使用料の都市別支出ランキング|千葉市が全国首位

入場・観覧料

2025年4月のスポーツクラブ使用料全国平均は456円。千葉市が2,827円で圧倒的トップ。松江・福井・京都など地方都市でも支出と利用回数が急増。熊本市では利用回数が前年比+500%と急伸。地域ごとの健康意識や施設の有無が大きく影響している。

スポーツクラブ使用料の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国448100-4.069
1松山市1614360.3+369.2
2堺市1104246.4+52.28
3さいたま市1015226.6+43.56
4鹿児島市920205.4+613.2
5広島市916204.5+137.3
6甲府市829185+189.9
7高松市805179.7+100.7
8千葉市761169.9+129.2
9福井市757169+194.6
10山口市741165.4+330.8
11山形市735164.1-67.35
12札幌市714159.4+102.3
13東京都区部696155.4-6.199
14名古屋市668149.1+20.58
15徳島市661147.5+81.59
16宮崎市624139.3+52.57
17京都市589131.5+114.2
18松江市582129.9+53.56
19宇都宮市562125.4+60.57
20静岡市543121.2+23.13
21福岡市539120.3+14.93
22川崎市534119.2+2867
23大分市533119+74.75
24大津市512114.3+0.589
25横浜市503112.3-68.93
26奈良市499111.4-10.73
27金沢市44699.55+4.45
28岡山市44198.44-40.08
29長崎市42695.09+22.77
30仙台市41191.74-46.69
31相模原市39788.62-7.889
32浜松市39087.05
33福島市38886.61
34高知市37884.38-28.41
35大阪市33875.45+141.4
36青森市32071.43+79.78
37岐阜市27160.49-21.45
38北九州市26759.6-20.06
39水戸市26559.15-66.58
40鳥取市26358.71+37.7
41津市25957.81+2.778
42前橋市24153.79
43佐賀市23853.13-36.87
44富山市23752.9+330.9
45盛岡市18942.19-72.29
46秋田市16035.71-20.4
47長野市10924.33-82.97
48熊本市9621.43-90.35
49和歌山市8819.64-53.44
50神戸市8118.08-79.75
51那覇市7516.74-87.27
52新潟市235.134-90.38

月間支出の推移

スポーツクラブ使用料の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.06100+20
1さいたま市0.18300+200
2堺市0.16266.7+166.7
3福井市0.14233.3+250
4千葉市0.13216.7+225
5宇都宮市0.12200+140
6京都市0.12200+200
7東京都区部0.11183.3+37.5
8徳島市0.1166.7+100
9高松市0.09150+200
10広島市0.09150+80
11山形市0.09150-43.75
12山口市0.09150+80
13甲府市0.08133.3+300
14熊本市0.08133.3+33.33
15松江市0.08133.3+60
16札幌市0.08133.3+60
17鹿児島市0.07116.7+600
18静岡市0.07116.7
19福島市0.07116.7
20大分市0.07116.7+133.3
21高知市0.06100
22福岡市0.06100+100
23浜松市0.06100
24水戸市0.06100-45.45
25横浜市0.06100-50
26奈良市0.06100-25
27青森市0.0583.33-76.19
28金沢市0.0583.33
29宮崎市0.0583.33
30大津市0.0583.33-16.67
31名古屋市0.0583.33-54.55
32北九州市0.0583.33-16.67
33津市0.0466.67
34川崎市0.0466.67
35岐阜市0.0466.67-20
36佐賀市0.0466.67
37仙台市0.0466.67-50
38鳥取市0.0350
39長崎市0.0350-40
40盛岡市0.0350-66.67
41新潟市0.0350
42岡山市0.0350-62.5
43富山市0.0350+200
44大阪市0.0350+50
45前橋市0.0350
46長野市0.0233.33-83.33
47秋田市0.0233.33
48相模原市0.0233.33-80
49那覇市0.0116.67-87.5
50神戸市0.0116.67-83.33
51松山市0.0116.67-66.67
52和歌山市0.0116.67-50

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

スポーツクラブ使用料の月間支出の現状と今後

近年、健康寿命の延伸や生活習慣病予防の観点から、スポーツクラブ利用は中高年層や都市住民を中心に需要が増加傾向にあります。都市インフラの充実度、所得水準、ライフスタイルの違いが地域ごとの支出に大きく影響しています。


全国平均と全体傾向

2025年4月時点におけるスポーツクラブ使用料の全国平均は456円で、前年比+2.7%の微増です。わずかな上昇ですが、利用頻度も0.06回(+20%)と増加しており、日常的な運動への支出意識の高まりがうかがえます。


支出額トップ10都市の分析

支出額の高い順に見ていくと:

  1. 千葉市:2,827円(+389.1%)

  2. 京都市:1,251円(+290.9%)

  3. 山形市:1,101円(-47.1%)

  4. 松江市:928円(+221.1%)

  5. 堺市:926円(-5.0%)

  6. さいたま市:872円(+19.3%)

  7. 名古屋市:862円(+73.8%)

  8. 福井市:854円(+141.9%)

  9. 東京都区部:846円(+18.7%)

  10. 奈良市:776円(+116.2%)

千葉市の支出額は全国平均の6倍以上と突出しており、地域の民間クラブの活発さや富裕層の存在が示唆されます。京都市、松江市、福井市、奈良市といった都市でも大きな伸びがあり、地方都市での健康意識の変化や施設の拡充が影響していると考えられます。

1方で、山形市や堺市では前年より減少しており、利用機会や価格面での変動があった可能性があります。


平均利用回数から見る実態

月間平均利用回数の全国平均は0.06回。上位都市は以下の通りです:

  • 堺市:0.14回(+75%)

  • 松江市:0.13回(+116.7%)

  • 福井市:0.12回(+140%)

  • 熊本市:0.12回(+500%)

  • 徳島市:0.12回(+140%)

  • 京都市・さいたま市:0.12回(+140%、+33.3%)

  • 山形市:0.11回(-31.25%)

  • 宇都宮市・千葉市:0.11回(+120%、+83.33%)

特筆すべきは熊本市の+500%という急増で、地元行政の健康促進政策や新規施設開業があった可能性があります。また、堺市や福井市のように支出額と回数の双方が高い都市では、スポーツクラブが生活に根付いていることがうかがえます。


地域ごとの傾向と文化的背景

  • 千葉市・東京都区部・名古屋市など大都市では、豊富な施設数と可処分所得の高さが利用頻度と支出額を押し上げています。

  • 福井・松江・奈良・熊本などの地方都市では、新設クラブや高齢者向けフィットネスの普及が貢献。

  • 1方で、山形市・堺市のように、費用や施設へのアクセスに変化があれば、急激な減少も起こることが確認できます。


今後の見通しと課題

高齢化が進む中で、スポーツクラブの利用は健康増進の手段としてますます重視されるでしょう。自治体と連携した公的支援プログラムや会費補助などの導入が、今後の需要を左右する可能性があります。また、オンラインフィットネスとの競合もあり、柔軟な料金設定や地域ニーズへの対応が必要です。

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