スポーツ観覧料の都市別支出ランキング|名古屋市・那覇市が急増

入場・観覧料

2025年4月のスポーツ観覧料全国平均は136円で前年比-33.3%ながら、名古屋市(699円)や那覇市(575円)など地方都市で大幅増加。観戦回数も盛岡市などで上昇が顕著。地域スポーツ文化の根付きと住民参加型の観戦スタイルが支出増を後押ししており、都市間の格差が拡大している。

スポーツ観覧料の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国136100-33.33
1名古屋市699514+1420
2那覇市575422.8+1954
3前橋市401294.9+2406
4山形市392288.2+203.9
5静岡市382280.9+1058
6宇都宮市372273.5-35.75
7盛岡市365268.4+886.5
8千葉市244179.4-33.7
9高知市233171.3
10さいたま市231169.9+344.2
11福岡市229168.4-9.843
12津市226166.2-61.03
13広島市225165.4-58.72
14神戸市209153.7+10.58
15相模原市194142.6+90.2
16長崎市182133.8+203.3
17札幌市145106.6-47.08
18新潟市145106.6+22.88
19佐賀市13397.79+92.75
20秋田市12591.91+3.306
21大阪市12188.97+98.36
22大津市10476.47
23徳島市8864.71
24松山市8663.24+290.9
25東京都区部8361.03-87.61
26鹿児島市7252.94+148.3
27浜松市5641.18+47.37
28横浜市5641.18
29堺市5439.71-66.67
30岐阜市4230.88-49.4
31大分市3827.94
32川崎市3525.74-69.03
33山口市3324.26-94.67
34甲府市2719.85-91.67
35富山市2115.44
36熊本市1813.24-96.7
37水戸市1813.24
38長野市107.353-96.4
39福島市75.147
40鳥取市00-100
41高松市00
42青森市00-100
43金沢市00-100
44福井市00-100
45松江市00
46岡山市00
47宮崎市00-100
48奈良市00-100
49和歌山市00
50北九州市00-100
51仙台市00-100
52京都市00-100

月間支出の推移

スポーツ観覧料の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.02100
1盛岡市0.07350+600
2新潟市0.05250+400
3山形市0.05250+400
4名古屋市0.05250+150
5千葉市0.05250+400
6さいたま市0.05250+66.67
7福岡市0.04200-50
8神戸市0.04200-20
9広島市0.04200
10前橋市0.04200+300
11静岡市0.03150+200
12長崎市0.03150+50
13佐賀市0.03150-50
14鹿児島市0.02100
15高知市0.02100
16那覇市0.02100+100
17秋田市0.02100
18津市0.02100-60
19水戸市0.02100
20横浜市0.02100
21松山市0.02100-33.33
22東京都区部0.02100-33.33
23札幌市0.02100+100
24岐阜市0.02100
25宇都宮市0.02100-60
26大阪市0.02100+100
27長野市0.0150-66.67
28福島市0.0150
29相模原市0.0150-66.67
30甲府市0.0150-75
31熊本市0.0150-87.5
32浜松市0.0150
33徳島市0.0150
34川崎市0.0150-66.67
35山口市0.0150-66.67
36富山市0.0150
37大津市0.0150
38大分市0.0150
39堺市0.0150-66.67
40鳥取市00-100
41高松市00
42青森市00-100
43金沢市00-100
44福井市00-100
45松江市00
46岡山市00
47宮崎市00-100
48奈良市00-100
49和歌山市00
50北九州市00-100
51仙台市00-100
52京都市00-100

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

スポーツ観覧料の月間支出の現状と今後

スポーツ観覧料への支出は、各地域におけるスポーツ文化の根付きや、プロ・アマ問わず観戦機会の多さを反映する生活関連支出です。近年、スタジアム観戦の再開や地域密着型チームの人気の高まりにより、支出動向が大きく変化しています。


全国平均と全体傾向

2025年4月時点のスポーツ観覧料の全国平均は136円で、前年同月比では-33.33%と大幅減少。1方で、特定の都市では著しい増加が見られ、スポーツ観戦をめぐる地域間の差が拡大しています。


支出額上位都市の分析

  • 名古屋市:699円(+1,420%)

  • 那覇市:575円(+1,954%)

  • 前橋市:401円(+2,406%)

  • 山形市:392円(+203.9%)

  • 静岡市:382円(+1,058%)

  • 宇都宮市:372円(-35.75%)

  • 盛岡市:365円(+886.5%)

  • 千葉市:244円(-33.7%)

  • 高知市:233円(前年増減不明)

  • さいたま市:231円(+344.2%)

上位都市の顔ぶれは、中小都市や地方政令市が中心です。これは、地元チームの好調や、観客動員イベントの開催頻度が高まったこと、さらには地域住民の娯楽としてスポーツ観戦が定着してきたことが要因と考えられます。


観戦頻度の地域差と文化

  • 全国平均:0.02回/月

  • 盛岡市:0.07回(+600%)

  • 新潟市:0.05回(+400%)

  • 山形市:0.05回(+400%)

  • 名古屋市:0.05回(+150%)

  • 千葉市:0.05回(+400%)

  • さいたま市:0.05回(+66.67%)

  • 前橋市:0.04回(+300%)

観戦回数の増加が目立つのは東北や北陸、中部の地方都市です。スポーツが地域振興の柱として位置づけられる中、定期的にスタジアムへ足を運ぶ文化が形成されつつあることを示しています。特に盛岡市や山形市、新潟市の増加は注目に値します。


都市別支出の背景 ― チームと施設の存在

  • 名古屋市では中日ドラゴンズなどのプロ野球、Jリーグチームが存在し、支出の急増と観戦頻度の上昇が連動。

  • 那覇市ではプロ野球のキャンプ地、沖縄SVなど地域チームの影響が。

  • 前橋市や山形市、静岡市では地元チームへの応援文化が強く、観戦機会が生活の1部になっている可能性があります。


都市間格差の拡大と課題

東京や大阪などの大都市では観戦費用の支出が目立たず、地方都市との温度差が明らかです。娯楽の多様化によってスポーツ観戦が相対的に弱まっている1方で、地方都市では“地域で育てるスポーツ文化”が支出面にも反映されています。


今後の展望と政策的意義

観戦者数の増加は地域経済や健康促進、地域1体感の向上に貢献するため、自治体の政策や施設整備と連動して推進が期待されます。支出増加は単なる数字ではなく、地域活力のバロメーターともいえるでしょう。

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