スポーツ月謝支出ランキング2025|熊本市が全国平均の2倍でトップ

教養娯楽

2025年4月のスポーツ月謝支出では、熊本市が全国平均の2倍超でトップ。名古屋市や金沢市も高額支出が目立ち、前橋市や相模原市などでも前年比200%以上の伸びを示す都市が相次いでいます。頻度でも熊本市や金沢市が高く、スポーツを通じた教育・健康投資が都市ごとに広がっています。

スポーツ月謝の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年9月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国852100-3.511
1徳島市1824214.1+218.3
2堺市1622190.4+82.04
3横浜市1590186.6-1.304
4名古屋市1516177.9+7.594
5東京都区部1496175.6+12.31
6高知市1445169.6-6.593
7宇都宮市1398164.1+44.27
8水戸市1363160+47.19
9北九州市1333156.5+152
10静岡市1318154.7+13.62
11山形市1268148.8-53.59
12福島市1260147.9+111.8
13奈良市1260147.9-17.59
14松江市1175137.9-11.25
15福岡市1163136.5+41.14
16岡山市1099129+13.07
17広島市1062124.6+13.22
18神戸市1031121+88.14
19熊本市994116.7-25.43
20金沢市982115.3-39.49
21大阪市952111.7-27.55
22甲府市949111.4+35.77
23浜松市947111.2-0.941
24川崎市917107.6+42.17
25長野市82897.18-30.24
26大津市81595.66-41.2
27千葉市78191.67-37.82
28高松市77090.38+587.5
29福井市69581.57+82.41
30那覇市69080.99-47.96
31新潟市68680.52-38.48
32さいたま市67679.34-56.13
33札幌市67278.87+18.94
34青森市67178.76+160.1
35津市66377.82+89.43
36佐賀市66177.58-4.203
37松山市63274.18-17.49
38相模原市48456.81+14.42
39京都市47856.1-35.05
40盛岡市46554.58-31.52
41大分市43951.53-24.83
42鳥取市42549.88+5.459
43仙台市39846.71-38.1
44長崎市39446.24+282.5
45秋田市38344.95-41.26
46岐阜市33639.44-82.18
47富山市28633.57-51.36
48和歌山市28633.57-66.43
49宮崎市19522.89-85.68
50鹿児島市18321.48-80.94
51前橋市16519.37-84.57
52山口市333.873-93.98

月間支出の推移

スポーツ月謝の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年9月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.13100
1名古屋市0.27207.7+35
2静岡市0.25192.3+56.25
3徳島市0.22169.2+175
4横浜市0.2153.8+17.65
5堺市0.2153.8+81.82
6佐賀市0.2153.8+81.82
7松江市0.18138.5+5.882
8広島市0.18138.5-30.77
9宇都宮市0.18138.5+80
10福岡市0.17130.8+54.55
11東京都区部0.17130.8+6.25
12奈良市0.17130.8+21.43
13北九州市0.17130.8+112.5
14新潟市0.16123.1+6.667
15高知市0.15115.4-21.05
16山形市0.15115.4-16.67
17大阪市0.15115.4-25
18福島市0.14107.7+16.67
19青森市0.1292.31+71.43
20神戸市0.1292.31+20
21甲府市0.1292.31-7.692
22松山市0.1292.31+33.33
23岡山市0.1292.31+20
24高松市0.1184.62+83.33
25長崎市0.1184.62+175
26金沢市0.1184.62-31.25
27水戸市0.1184.62-15.38
28鹿児島市0.176.92-41.18
29盛岡市0.176.92
30津市0.176.92+66.67
31鳥取市0.0969.23+12.5
32長野市0.0969.23-50
33那覇市0.0969.23-43.75
34浜松市0.0969.23-52.63
35川崎市0.0969.23+12.5
36千葉市0.0969.23-43.75
37京都市0.0969.23-25
38さいたま市0.0969.23-66.67
39秋田市0.0861.54-27.27
40熊本市0.0861.54-61.9
41札幌市0.0861.54-11.11
42岐阜市0.0861.54-73.33
43大分市0.0861.54-27.27
44仙台市0.0861.54+33.33
45福井市0.0753.85+16.67
46宮崎市0.0646.15-62.5
47相模原市0.0538.46-37.5
48富山市0.0538.46-54.55
49大津市0.0538.46-28.57
50和歌山市0.0538.46-73.68
51前橋市0.0430.77-60
52山口市0.0215.38-80

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

スポーツ月謝の月間支出の現状と今後

スポーツ月謝とは、子どもや大人が3加するスポーツ教室・クラブ(例:水泳、体操、柔道、サッカー、ダンスなど)に対する月額の支払いを指します。これは学力に偏らない全人格教育、健康管理、協調性育成といった目的で家庭からの支持を集めており、特に地域における教育・健康意識の強さが色濃く反映されます。


都市別支出額の実態

2025年4月時点の全国平均は1,130円ですが、上位都市はこれを大きく上回ります。

支出額上位10都市(円):

  1. 熊本市:2,349円

  2. 名古屋市:1,986円

  3. 金沢市:1,954円

  4. 山形市:1,942円

  5. 横浜市:1,750円

  6. 相模原市:1,690円

  7. 大津市:1,500円

  8. 前橋市:1,471円

  9. 奈良市:1,464円

  10. 徳島市:1,445円

熊本市は全国平均の2倍を超える水準で突出しており、続く名古屋市・金沢市・山形市もそれぞれ高い支出水準を保っています。これらの都市では、子どもの教育費の中に運動教育を積極的に取り入れる傾向が顕著です。


前年比の伸び率と急変動の背景

全国では前年同月比+24.72%という堅調な伸びを見せましたが、都市別ではその伸び率が極めて高い地域も目立ちます。

著しい増加率を示した都市:

  • 相模原市:+276.4%

  • 金沢市:+268%

  • 大津市:+240.9%

  • 前橋市:+227.6%

  • 徳島市:+226.9%

  • 熊本市:+197.7%

  • 名古屋市:+123.1%

これらの都市では、コロナ後の屋外活動ニーズの回復や、地域スポーツクラブの増加、自治体の子育て支援策、健康促進活動の拡充などが要因として考えられます。逆に山形市(-3.09%)や奈良市(-2.34%)ではやや縮小傾向が見られ、支出の見直しや供給体制の変化が背景にある可能性もあります。


月謝利用頻度から見る実態

平均回数と頻度上位都市(回/月):

  • 全国平均:0.15回

  • 熊本市:0.32回

  • 名古屋市:0.29回

  • 奈良市:0.28回

  • 金沢市:0.27回

  • 徳島市・山形市:0.22回

  • 松江市:0.21回

  • 相模原市・横浜市・松山市:0.20回

熊本市・名古屋市・金沢市では、支出額と利用頻度の双方が全国平均を大きく上回っており、定期的・複数回の通塾が定着していることがうかがえます。これは教育というよりも日常生活に密着した“通い型運動”として根づいている証左です。


都市ごとの特色と文化的背景

熊本市:教育・健康志向の融合

熊本市は、災害後の子どもの健全育成と地域スポーツクラブ支援を重視しており、行政と民間の両輪によってスポーツ教育が強化されています。複数のクラブに通う事例も見られ、家庭側の投資意識も高いと考えられます。

名古屋市・金沢市:中核都市のバランス型投資

教育・文化にバランスよく支出する都市であり、スポーツも“受験対策に偏らない総合的育成”の1環と見なされている可能性が高いです。特に金沢市では歴史的に武道や体操などの指導文化が定着しています。

相模原市・前橋市・徳島市:後伸び型の成長地域

前年比の大幅増は、これまで月謝支出が少なかった地域で1気に習い事文化が浸透してきたことを示唆しています。地域のスポーツクラブやジムの新設、学校外活動への関心の高まりが影響していると見られます。


今後の見通しと政策的意義

スポーツ月謝は、子どもの体力づくり、地域とのつながり、非認知能力の育成といった多面的な効果が期待される教育投資です。今後は以下のような動きが加速すると予想されます:

  • 少子化対応としての習い事市場の再編

  • オンライン×オフラインのハイブリッド型レッスンの浸透

  • 高齢者向けスポーツ月謝の登場によるライフステージ拡張

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