語学月謝支出ランキング2025|さいたま市が全国平均の4倍超で1位

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2025年4月時点で、語学月謝の支出額が最も高いのはさいたま市(899円)で、熊本市や名古屋市が続きます。佐賀市や横浜市では前年比数倍の伸びを示し、語学教育への投資が急増しています。都市ごとに教育文化や受講頻度、支出額の傾向が異なり、全国的に語学習得への関心が広がっている様子が見て取れます。

語学月謝の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国203100+4.639
1さいたま市899442.9+141.7
2熊本市700344.8
3名古屋市642316.3-32.28
4佐賀市482237.4+4720
5川崎市480236.5+1.48
6京都市434213.8
7広島市383188.7+5.22
8相模原市382188.2
9東京都区部361177.8+19.54
10横浜市337166+266.3
11高松市336165.5-5.618
12甲府市320157.6
13奈良市245120.7
14那覇市243119.7
15富山市225110.8-41.71
16新潟市217106.9
17宇都宮市217106.9+3.828
18鳥取市19395.07-62.74
19千葉市16480.79-52.6
20静岡市15475.86-57.58
21鹿児島市14872.91+120.9
22和歌山市14872.91-49.83
23徳島市14671.92
24山形市14269.95-80.73
25仙台市12863.05
26前橋市12461.08+785.7
27山口市12360.59-63.82
28大津市11958.62-65.51
29大分市10652.22
30福島市10250.25
31岡山市9848.28-17.65
32堺市9848.28-16.95
33長野市9747.78-68.61
34盛岡市8139.9
35岐阜市6230.54
36金沢市5225.62
37秋田市4723.15-24.19
38福井市3919.21-90.35
39青森市3617.73-45.45
40高知市00-100
41長崎市00
42福岡市00-100
43神戸市00-100
44浜松市00-100
45津市00
46水戸市00-100
47松江市00
48松山市00
49札幌市00
50宮崎市00-100
51大阪市00-100
52北九州市00-100

月間支出の推移

語学月謝の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.02100
1さいたま市0.12600+300
2川崎市0.07350+133.3
3熊本市0.06300
4甲府市0.04200
5高松市0.03150-40
6相模原市0.03150
7横浜市0.03150+50
8広島市0.03150+50
9名古屋市0.03150+200
10佐賀市0.03150+200
11東京都区部0.02100
12新潟市0.02100
13奈良市0.02100
14大津市0.02100
15堺市0.02100+100
16鹿児島市0.0150
17鳥取市0.0150-80
18静岡市0.0150-75
19青森市0.0150
20長野市0.0150-75
21金沢市0.0150
22那覇市0.0150
23秋田市0.0150-50
24福島市0.0150
25福井市0.0150-66.67
26盛岡市0.0150
27徳島市0.0150
28岡山市0.0150-66.67
29岐阜市0.0150
30山形市0.0150-80
31山口市0.0150-75
32富山市0.0150-80
33宇都宮市0.0150
34大分市0.0150
35和歌山市0.0150-66.67
36千葉市0.0150-66.67
37前橋市0.0150
38仙台市0.0150
39京都市0.0150
40高知市00-100
41長崎市00
42福岡市00-100
43神戸市00-100
44浜松市00-100
45津市00
46水戸市00-100
47松江市00
48松山市00
49札幌市00
50宮崎市00-100
51大阪市00-100
52北九州市00-100

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

語学月謝の月間支出の現状と今後

語学月謝とは、英会話や中国語、フランス語など外国語の習得を目的とした教室やスクールに対して、毎月支払う授業料を指します。これは習い事の中でも「将来の進学・就職対策」や「国際的教養」の1環として位置づけられ、子どもから大人まで幅広く利用されています。特に都市部を中心にグローバル意識の高まりと共にニーズが拡大しています。


最新の語学月謝支出ランキング

2025年4月のデータによると、語学月謝の全国平均支出は203円と、月謝類全体に比べると少額ですが、都市別で見ると興味深い傾向が明らかになります。

上位10都市(支出額順)1位:さいたま市(899円)2位:熊本市(700円)3位:名古屋市(642円)4位:佐賀市(482円)5位:川崎市(480円)6位:京都市(434円)7位:広島市(383円)8位:相模原市(382円)9位:東京都区部(361円)10位:横浜市(337円)

全国平均との差さいたま市は全国平均の約4.4倍、熊本市は約3.4倍で、明らかに突出しています。これは、教育に対する地域の意識や家庭の投資姿勢が強く反映されている結果です。


前年比の増減と急変動都市の考察

増加率が特に高い都市

  • 佐賀市:+4720%(前年ほぼゼロだったと考えられる)

  • さいたま市:+141.7%

  • 横浜市:+266.3%

  • 東京都区部:+19.54%

1方、名古屋市は-32.28%と大幅減少しましたが、依然として全体では第3位に位置しており、過去からの積み重ねが大きいと考えられます。

増加の背景さいたま市や佐賀市、横浜市では、語学教育に対する家庭の投資が急激に高まっています。インバウンドや海外大学進学志向の高まり、また小学校での英語必修化など、教育制度の変化が支出増加の背景にある可能性があります。


語学月謝の利用頻度と地域的特性

月謝額だけでなく、月間の「購入回数」からも地域ごとの語学教育への関心度が見えてきます。

利用回数上位

  • さいたま市:0.12回(全国の6倍)

  • 川崎市:0.07回

  • 熊本市:0.06回

  • 名古屋市・横浜市など:0.03回

頻度で突出しているのはさいたま市で、全国平均の6倍。これは家庭内で複数人が語学教室に通っている可能性や、短期集中型スクールが複数あるといった地域事情が考えられます。

回数増加率

  • さいたま市:+300%

  • 名古屋市:+200%(金額は減っても頻度は増)

  • 横浜市・広島市:+50%

金額の変動と回数の変動が必ずしも1致しないことから、単価の高いレッスンやグループ制、オンラインレッスンへの移行など、受講形態の多様化も読み取れます。


都市ごとの教育文化と語学意識の違い

大都市圏の特徴川崎市・東京都区部・横浜市などでは、英会話を中心とした「幼児からの語学教育」が文化として定着しており、親の国際志向が強い地域といえます。アクセスの良さ、教室の数、口コミや知人紹介による継続率の高さも支出を押し上げる要因です。

地方都市の急成長佐賀市や熊本市といった地方都市での急増は、過去に比べた教育意識の変化を示す兆候です。中学受験や海外進学を視野に入れた家庭が増えていると考えられ、全国的に語学教育が浸透してきている証拠といえるでしょう。

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