鉄道通勤定期代ランキング2025年:鳥取・大阪・名古屋が上位独占

交通費

2025年4月の鉄道通勤定期代の全国平均は1,395円。鳥取市・大阪市・名古屋市が上位に位置し、大都市圏を中心に支出が集中。一方で東京都区部や川崎市では減少が目立ち、通勤スタイルの変化や在宅勤務の浸透が影響していると考えられる。

鉄道通勤定期代の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国1395100-9.18
1鳥取市4888350.4
2大阪市4246304.4+297.6
3名古屋市3423245.4+1962
4川崎市2880206.5-51.37
5さいたま市2758197.7+24.29
6奈良市2505179.6-13.38
7東京都区部2415173.1-30.12
8大津市2304165.2-34.8
9津市2123152.2+1113
10神戸市2082149.2+82.31
11山口市1901136.3+432.5
12京都市1817130.3+60.23
13松山市1651118.4
14福岡市1603114.9+23.02
15堺市130593.55-2.612
16横浜市99371.18-45.47
17前橋市95768.6
18仙台市94567.74
19静岡市91765.73
20新潟市82158.85+1.988
21徳島市69950.11+694.3
22岡山市64446.16+318.2
23広島市63745.66-69.4
24高松市58842.15
25札幌市58141.65-46.6
26山形市50636.27
27青森市40529.03
28甲府市36426.09
29岐阜市29120.86-59.7
30福井市26118.71+252.7
31宇都宮市16812.04
32和歌山市503.584-96.11
33熊本市201.434-97.91
34鹿児島市00-100
35高知市00-100
36長野市00-100
37長崎市00-100
38金沢市00-100
39那覇市00-100
40秋田市00
41福島市00
42相模原市00-100
43盛岡市00-100
44浜松市00-100
45水戸市00-100
46松江市00
47富山市00-100
48宮崎市00-100
49大分市00-100
50千葉市00-100
51北九州市00
52佐賀市00-100

月間支出の推移

鉄道通勤定期代の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.04100
1大阪市0.15375+200
2川崎市0.12300-14.29
3東京都区部0.09225-10
4神戸市0.07175
5奈良市0.07175+16.67
6大津市0.07175-41.67
7京都市0.07175+133.3
8福岡市0.06150+50
9堺市0.06150+100
10名古屋市0.06150+200
11さいたま市0.06150+20
12福井市0.05125+400
13仙台市0.05125
14札幌市0.04100-33.33
15横浜市0.0375-57.14
16広島市0.0375-50
17前橋市0.0375
18静岡市0.0250
19津市0.0250+100
20新潟市0.0250
21山口市0.0250
22鳥取市0.0125
23高松市0.0125
24青森市0.0125
25甲府市0.0125
26熊本市0.0125-66.67
27松山市0.0125
28徳島市0.0125
29岡山市0.0125
30岐阜市0.0125
31山形市0.0125
32宇都宮市0.0125
33和歌山市0.0125-50
34鹿児島市00-100
35高知市00-100
36長野市00-100
37長崎市00-100
38金沢市00-100
39那覇市00-100
40秋田市00
41福島市00
42相模原市00-100
43盛岡市00-100
44浜松市00-100
45水戸市00-100
46松江市00
47富山市00-100
48宮崎市00-100
49大分市00-100
50千葉市00-100
51北九州市00
52佐賀市00-100

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

鉄道通勤定期代の月間支出の現状と今後

鉄道通勤定期代は、特に都市部の勤労世帯において毎月の支出に大きく影響を与える項目です。交通機関に頼る通勤者の多い地域ほど、その平均支出額は高くなる傾向があり、企業の所在地、住宅地の分布、都市インフラの密度などが複雑に関係しています。


2025年4月時点の都市別ランキングと支出額の実態

全国平均は1,395円であり、以下の都市で特に高額となっています:

  1. 鳥取市:4,888円

  2. 大阪市:4,246円

  3. 名古屋市:3,423円

  4. 川崎市:2,880円

  5. さいたま市:2,758円

  6. 奈良市:2,505円

  7. 東京都区部:2,415円

  8. 大津市:2,304円

  9. 津市:2,123円

  10. 神戸市:2,082円

上位に挙がった都市の多くは大都市圏、または都市圏への通勤需要が高い地域であり、通勤距離が比較的長い人が多いことが影響しています。


増減率から見る地域構造の変化

前年同月比で見ると、全国平均は-9.18%と減少していますが、個別都市では大きな増減が見られました。

  • 増加の目立つ都市:

    • 名古屋市:+1962%

    • 津市:+1113%

    • 大阪市:+297.6%

    • 神戸市:+82.31%

これらの都市では、鉄道定期購入者が急増したか、あるいは高額な定期代の購入者が1部出現したことが、平均額を大きく押し上げたと推察されます。

  • 減少の目立つ都市:

    • 川崎市:-51.37%

    • 東京都区部:-30.12%

    • 大津市:-34.8%

これらの都市では、テレワークの浸透、企業の移転、あるいは通勤スタイルの多様化(自転車・徒歩・在宅勤務等)の影響が考えられます。


月間購入回数とその意味するもの

定期代の購入は基本的に1か月・3か月・6か月単位で行われるため、平均購入回数は月0.04回と少ない傾向にあります。しかし、都市別にみると以下のような頻度となっています:

  • 大阪市:0.15回

  • 川崎市:0.12回

  • 東京都区部:0.09回

  • 神戸市・奈良市・大津市・京都市:0.07回

  • 名古屋市:0.06回

これらの都市では、家計調査サンプル内で実際に定期券を購入した世帯が1定数あり、鉄道通勤が根強いことを示唆しています。


都市別支出の特徴と今後の展望

  • 大阪市・名古屋市・神戸市などの大都市は、就業機会の集中と都市外からの通勤者の多さが高支出の要因です。

  • 1方で東京都区部や川崎市では、在宅勤務や通勤パターンの分散により支出減少が進んでいます。

  • 鳥取市や津市のような地方都市でも突発的に高額支出が観測される背景には、限られた公共交通手段の中で1部利用者の負担が集中している可能性が高いです。

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