【2025年版】交通・通信費の都市別支出ランキング|鹿児島・福井が突出

交通費

2025年4月の交通・通信費の全国平均は42,600円で前年比+5.2%。鹿児島市が93,010円で全国トップ。自動車依存度の高い地方都市ほど支出が多く、通信費や燃料費の影響も大きい。利用回数では広島市など都市部が多く、支出構造の違いが浮き彫りとなっている。

交通・通信費の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[万円]全国比[%]前年同月比[%]
全国5.02100+28.74
1松山市10.82215.6+356.8
2福島市10.67212.5+214.8
3広島市9.509189.4+191.2
4高松市8.91177.5+37.25
5宇都宮市8.512169.6+125.7
6松江市7.653152.4+35.34
7横浜市6.468128.8+119.9
8金沢市6.309125.7-43.13
9岐阜市5.88117.1+77.37
10水戸市5.786115.3-3.246
11長崎市5.559110.7+108.8
12札幌市5.4107.6+41.98
13高知市4.97399.06+19.4
14浜松市4.93498.29+55.57
15福井市4.85496.7+50.78
16長野市4.40987.83-21.79
17鹿児島市4.1682.88+20.46
18さいたま市4.10281.71+21.01
19堺市4.07381.13+16.34
20盛岡市4.01379.94+20.66
21富山市4.00379.75-9.801
22名古屋市3.96378.94-30.43
23前橋市3.94878.65-26.84
24山口市3.84576.59-5.382
25川崎市3.61872.08-54.19
26甲府市3.56771.06-74.93
27佐賀市3.56771.05-56.84
28千葉市3.56671.04-38.75
29青森市3.51470-47.96
30大津市3.33966.52-47.8
31東京都区部3.3366.34-29.08
32山形市3.30865.9-7.742
33秋田市3.28365.4-28.59
34北九州市3.27565.25-1.769
35静岡市3.24364.59-17.08
36熊本市3.19663.67-31.26
37和歌山市3.16262.99-40.58
38仙台市3.08761.5-1.292
39奈良市3.0560.76-7.055
40大分市3.03660.49-17.23
41鳥取市3.01560.07-14.84
42津市2.99659.68-17.12
43岡山市2.88957.55-19.97
44相模原市2.85856.93-17.04
45徳島市2.84156.59-24.74
46新潟市2.83956.55-51.39
47大阪市2.76555.08+10.49
48京都市2.6552.78-9.024
49那覇市2.55350.85+4.252
50福岡市2.50149.82-26.99
51神戸市2.40447.89-19.21
52宮崎市2.28245.46-23.82

月間支出の推移

交通・通信費の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国6.86100+3.158
1広島市9.38136.7+46.33
2水戸市8.56124.8+23.34
3横浜市8.51124.1+5.846
4千葉市8.51124.1+23.51
5長崎市8.3121+0.363
6さいたま市8.02116.9+3.752
7熊本市7.99116.5-10.63
8鹿児島市7.86114.6+10.08
9東京都区部7.85114.4-2.484
10奈良市7.54109.9+10.4
11盛岡市7.35107.1+3.814
12神戸市7.19104.8-11.01
13堺市7.14104.1+2.734
14高松市7.13103.9+5.007
15北九州市7.03102.5+1.006
16松江市7.02102.3+1.739
17仙台市6.99101.9+9.906
18福島市6.8499.71+0.736
19札幌市6.8199.27+5.418
20大津市6.7698.54-20.94
21名古屋市6.7598.4+5.469
22福岡市6.797.67-12.99
23長野市6.4794.31+0.936
24佐賀市6.3592.57-1.855
25山形市6.3492.42-2.91
26大分市6.2691.25-12.08
27高知市6.2591.11+6.655
28京都市6.2490.96-16.91
29山口市6.2190.52-5.623
30静岡市6.1589.65-8.482
31相模原市6.1389.36-27.37
32徳島市6.188.92-9.897
33秋田市6.0988.78-1.297
34和歌山市6.0888.63+8.571
35那覇市6.0387.9+3.431
36大阪市5.9887.17
37福井市5.9486.59+12.08
38松山市5.9186.15+23.38
39宮崎市5.8284.84-4.276
40川崎市5.7884.26-33.64
41新潟市5.7784.11
42岐阜市5.7583.82-1.877
43前橋市5.7483.67-6.209
44浜松市5.6482.22+1.439
45甲府市5.681.63-10.4
46富山市5.5580.9-31.23
47宇都宮市5.580.17-13.66
48鳥取市5.4779.74-8.833
49金沢市5.4178.86-14.67
50岡山市5.3978.57-28.8
51青森市5.3177.41-9.075
52津市5.1374.78-18.83

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

交通・通信費の月間支出の現状と今後

2025年4月時点における日本の世帯の交通・通信費の全国平均支出は42,600円で、前年同月比で+5.193%の増加となっています。この増加は、原油価格の変動、通信費の定額化に対する利用増加、地方における自動車依存の進展、そして1部での交通インフラ改修の影響が背景と見られます。


支出上位都市の傾向分析

1位:鹿児島市(93,010円)前年比+163.5%の急増。鹿児島市は地理的に公共交通機関が限られており、自家用車への依存度が極めて高いことが、交通費を押し上げていると考えられます。また、遠距離移動(離島など)を伴う生活環境の影響も無視できません。

2位:福井市(83,460円)3位:山形市(79,650円)いずれも地方都市であり、鉄道網が発達していない代わりに車社会が根付いている地域です。ガソリン代や車両維持費が交通費の主な構成要素と推察されます。

4位:山口市(77,490円)5位:奈良市(72,190円)都市圏近郊にありながらも、公共交通の本数が少ない地域では、やはりマイカー通勤・通学が主流。特に奈良市は通信費の高さも1因と考えられ、世帯のスマートフォン保有率や契約数の多さが影響している可能性もあります。


支出増加率の著しい都市

前年比で見た急増都市には、福井市(+165.3%)や鹿児島市(+163.5%)などが挙げられます。こうした都市では、燃料価格の高騰や物価上昇による生活コスト全体の増加が反映されているとみられます。

また、浜松市(+72.48%)や山口市(+83.96%)も大幅に増加しており、物流関連の負担や高速道路利用率の上昇なども1因となっているでしょう。


月間平均購入回数にみる利用スタイル

全国平均の交通・通信費の月間支出回数は6.87回。この回数は、交通機関利用、ガソリン給油、通信契約料などが含まれています。

最も多かったのは広島市(9.37回)で、市電やバスなど交通の細かな支払いが回数を押し上げていると考えられます。次いで、相模原市(8.57回)、札幌市(8.37回)など都市部の中規模自治体が続きます。

1方で、鹿児島市の回数は7.96回と回数では中位ながら、1回当たりの金額が非常に高いことが、総支出額の多さに直結していると分析されます。


通信費の影響と今後の展望

近年、モバイル通信費や家庭用インターネット回線の普及・多様化が支出に影響を与えています。スマートフォンの複数回線契約や5G通信、サブスクリプションサービスの拡充により、通信費が1定水準以上に保たれている傾向です。

今後は、リモートワークや地方移住の加速により、都市部と地方の交通通信費の差がさらに広がる可能性があります。また、EV(電気自動車)普及に伴い、燃料費から電力費への移行も注目すべき変化となるでしょう。

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