【2025年版】人間ドック支出ランキング|奈良・神戸・山形が上位に急増

医療・交通

2025年4月の人間ドック等受診料は全国平均218円で前年比減。一方、奈良市(961円)や神戸市、山形市では大幅増。利用回数も山形市や奈良市で高く、健康意識や行政支援の影響が大きい。今後は地域格差是正と予防医療の普及が課題。

人間ドック等受診料の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国414100+59.85
1堺市1699410.4+114.5
2長野市1442348.3+3906
3新潟市1026247.8
4京都市919222+6.736
5岡山市885213.8+6221
6横浜市832201+530.3
7宇都宮市586141.5+5.776
8熊本市549132.6-69.95
9名古屋市549132.6+254.2
10那覇市512123.7+273.7
11静岡市505122+573.3
12奈良市459110.9-44.43
13札幌市455109.9+4036
14福島市40196.86+507.6
15広島市31676.33-14.36
16津市29471.01+72.94
17徳島市28368.36
18さいたま市26062.8-22.85
19盛岡市23556.76+54.61
20岐阜市22855.07+75.38
21金沢市21351.45+46.9
22鹿児島市20549.52+253.4
23東京都区部19948.07+71.55
24富山市19847.83+1314
25相模原市19446.86-27.07
26甲府市19045.89+427.8
27青森市15637.68
28仙台市14535.02-49.83
29川崎市13532.61-80.35
30山形市13231.88+14.78
31松江市12329.71+13.89
32浜松市11026.57
33福岡市10826.09+163.4
34松山市9823.67
35大津市8520.53-41.78
36和歌山市8320.05-59.9
37神戸市6916.67
38北九州市6716.18-93.11
39秋田市4210.14-94.64
40山口市368.696-72.31
41佐賀市266.28
42高知市225.314
43鳥取市204.831-91.03
44大阪市184.348-91.59
45高松市00
46長崎市00
47福井市00
48水戸市00-100
49宮崎市00
50大分市00-100
51千葉市00-100
52前橋市00

月間支出の推移

人間ドック等受診料の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.03100
1堺市0.11366.7+450
2長野市0.06200+500
3岡山市0.05166.7+400
4宇都宮市0.05166.7+66.67
5鹿児島市0.04133.3+300
6熊本市0.04133.3-33.33
7新潟市0.04133.3
8徳島市0.04133.3
9仙台市0.04133.3+100
10神戸市0.03100
11相模原市0.03100
12横浜市0.03100+50
13松江市0.03100+200
14札幌市0.03100+200
15広島市0.03100-57.14
16川崎市0.03100+50
17山形市0.03100
18奈良市0.03100-40
19名古屋市0.03100+50
20佐賀市0.03100
21さいたま市0.03100-40
22静岡市0.0266.67+100
23金沢市0.0266.67-33.33
24那覇市0.0266.67+100
25福島市0.0266.67+100
26津市0.0266.67+100
27東京都区部0.0266.67
28岐阜市0.0266.67-33.33
29大阪市0.0266.67
30大津市0.0266.67+100
31北九州市0.0266.67-60
32京都市0.0266.67-71.43
33鳥取市0.0133.33-75
34高知市0.0133.33
35青森市0.0133.33
36秋田市0.0133.33-66.67
37福岡市0.0133.33-85.71
38盛岡市0.0133.33
39甲府市0.0133.33
40浜松市0.0133.33
41松山市0.0133.33
42山口市0.0133.33
43富山市0.0133.33
44和歌山市0.0133.33-50
45高松市00
46長崎市00
47福井市00
48水戸市00-100
49宮崎市00
50大分市00-100
51千葉市00-100
52前橋市00

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

人間ドック等受診料の月間支出の現状と今後

2025年4月時点での「人間ドック等受診料」の全国平均支出は218円で、前年同月比では-8.403%の減少を記録しています。この数値は、1般的な医療支出とは異なり、予防医療への自発的な投資を示すものであり、地域差が非常に顕著に表れます。健康意識の高まりが見られる1方で、受診の頻度や支出額に関しては都市ごとに大きな開きがあります。


支出額トップ都市の傾向と背景

最も支出が高かった奈良市(961円)は、前年同月比で+9510%という驚異的な伸びを見せました。これは、集中的な健康診断キャンペーンや企業による受診補助制度の導入、あるいは地域の高齢化の進行による自費受診の増加が要因と考えられます。

2位の神戸市(951円)も高水準を維持していますが、前年比は-1.451%と横ばい。3位の山形市(805円)は、前年比+200%という大幅な増加を記録しており、地方においても予防医療に対する関心の高まりが見て取れます。

千葉市(739円)、富山市(700円)も続き、都市部・地方の双方で人間ドック等への投資が拡大しつつある状況が読み取れます。


利用頻度から見た都市別の特徴

月間平均利用回数は全国で0.02回と非常に低いものの、山形市(0.09回)、奈良市(0.06回)、神戸市・水戸市(0.04回)と、1定の都市では他と比べて受診頻度が高くなっています。特に山形市の+200%という利用回数の伸びは、地域医療行政の啓発活動の成果とも考えられます。

1方、平均支出が高くても利用回数が0.02回に留まる都市(例:富山市、横浜市)は、1回あたりの受診費用が高額であることを意味しており、自由診療やフルパッケージの検査を選択する傾向があることを示しています。


前年からの変動と都市別事情の読み解き

横浜市は支出額(390円)自体は中位にありますが、前年比で+786.4%と急激な増加を記録しました。長野市(368円、+1015%)、堺市(348円、+532.7%)なども同様に急伸しており、これらの都市では企業健診の代替として個人で人間ドックを受ける例が増えている可能性があります。

1方で、千葉市(739円、-66.91%)のように前年から支出が大きく減った都市もあり、これは公共補助の終了や1時的なキャンペーン終了の影響などが考えられます。


地域格差と今後の展望

人間ドック等の受診料に関する地域差は、地域住民の健康意識、所得水準、自治体・企業の支援制度、または検査項目の充実度などが複合的に影響しています。今後は、地方における健康診断受診の促進と共に、費用対効果の高い予防医療制度の構築が求められるでしょう。

また、医療機関側の受診促進の取り組みも、支出の地域差是正に寄与する要素となるはずです。

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