シャツ・セーター支出ランキング:東京都・広島市で高額消費が目立つ

被服・履物

2025年4月のシャツ・セーター類の全国平均支出は2,465円。最も高かったのは東京都区部(4,648円)で、広島市(4,371円)も前年から+107%と大幅な増加。購入頻度は福島市が1.63回と最多で、岡山市や佐賀市も高頻度。一方、支出と頻度が比例しない都市もあり、単価や購買傾向に地域差が見られる。都市ごとの経済状況や購買スタイルが明確に表れている。

シャツ・セーター類の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国2756100+12.77
1岡山市6145223+77.86
2高知市4323156.9+61.61
3名古屋市3838139.3+36.88
4広島市3667133.1+117.8
5熊本市3642132.1+9.271
6さいたま市3477126.2+4.008
7岐阜市3428124.4-22.95
8東京都区部3404123.5+21.23
9大阪市3339121.2+19.85
10大分市3279119-10.97
11徳島市3252118+17.57
12高松市3192115.8+56.86
13福島市3170115+34.32
14横浜市3151114.3+10.02
15水戸市3105112.7-7.313
16松山市3098112.4+29.3
17奈良市3087112+33.35
18浜松市3084111.9-0.516
19松江市2971107.8+33.95
20鹿児島市2935106.5-15.66
21神戸市2825102.5+32.38
22富山市271098.33-24.13
23山口市269397.71-2.144
24山形市266596.7+9.761
25大津市258293.69+8.716
26千葉市254092.16+28.48
27宇都宮市252791.69+3.481
28長崎市252191.47+0.358
29静岡市249490.49-23.54
30札幌市248890.28-29.4
31新潟市246689.48+4.758
32相模原市243788.43+27.46
33鳥取市241587.63-23.55
34長野市236985.96+113.4
35川崎市225781.89-34.75
36仙台市220780.08-27.47
37金沢市220279.9-7.284
38盛岡市213377.39-31.22
39佐賀市212477.07-50.26
40甲府市205274.46-13.2
41和歌山市198071.84+5.544
42堺市187267.92-19.66
43秋田市184967.09+67.94
44福岡市184867.05+1.26
45前橋市184867.05+1.205
46福井市179665.17+34.83
47宮崎市179064.95+6.484
48北九州市174763.39-39.11
49那覇市173662.99-17.22
50京都市163459.29-14.09
51津市133348.37-41.66
52青森市94834.4-61.94

月間支出の推移

シャツ・セーター類の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国1.04100+9.474
1岡山市1.61154.8+23.85
2松山市1.4134.6+50.54
3名古屋市1.37131.7+25.69
4高松市1.36130.8+38.78
5熊本市1.32126.9+24.53
6岐阜市1.23118.3-18
7宇都宮市1.23118.3+18.27
8大阪市1.22117.3-12.23
9東京都区部1.19114.4+16.67
10相模原市1.16111.5+90.16
11新潟市1.1105.8+15.79
12福島市1.09104.8-9.917
13川崎市1.09104.8-26.35
14仙台市1.07102.9-14.4
15横浜市1.06101.9+26.19
16鹿児島市1.05101+2.941
17大津市1.04100+16.85
18徳島市0.9995.19-25.56
19さいたま市0.9894.23-16.24
20水戸市0.9793.27-11.82
21鳥取市0.9692.31-25
22札幌市0.9591.35-15.93
23山形市0.9591.35
24山口市0.9591.35-24.6
25堺市0.9591.35
26金沢市0.9490.38-21.67
27奈良市0.9288.46+37.31
28福井市0.9187.5+85.71
29静岡市0.986.54-18.92
30浜松市0.986.54-23.73
31長野市0.8985.58+61.82
32大分市0.8884.62-24.14
33高知市0.8581.73-10.53
34秋田市0.8581.73+80.85
35富山市0.8581.73-32.54
36甲府市0.8480.77-14.29
37広島市0.8480.77+58.49
38長崎市0.8379.81+29.69
39神戸市0.8278.85+10.81
40前橋市0.8278.85+15.49
41盛岡市0.8177.88+6.579
42佐賀市0.8177.88-35.71
43那覇市0.876.92-2.439
44和歌山市0.7975.96+36.21
45千葉市0.7875-7.143
46福岡市0.7471.15+64.44
47松江市0.7370.19-8.75
48津市0.6865.38-26.88
49宮崎市0.6764.42-2.899
50北九州市0.6259.62-17.33
51京都市0.6259.62-39.81
52青森市0.4543.27-58.33

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

被服及び履物和服洋服シャツ・セーター類下着類

詳細なデータとグラフ

シャツ・セーター類の月間支出の現状と今後

シャツ・セーター類は、季節や気候の影響を大きく受ける衣類カテゴリーであり、同時にファッション性や機能性、家庭のライフスタイルが色濃く反映される品目です。2025年4月時点での全国平均支出は2,465円で、前年同月比+1.733%と小幅な上昇に留まる1方、都市によっては非常に大きな支出増加が見られています。


支出上位都市の特徴

最も支出が高かったのは東京都区部(4,648円)で、全国平均の約1.9倍に相当します。前年比も+51.01%と高く、都市部でのファッション需要や多様な購買選択肢の存在が背景にあると推察されます。

続く広島市(4,371円)は前年から+107.1%の増加で、最も急激な伸びを示しました。これは1時的な高額購入の影響か、地域経済の回復や生活様式の変化が関与している可能性があります。

さらに岡山市(3,980円)山口市(3,396円)、宇都宮市(3,368円)など中規模都市でも高支出が見られ、地方都市でも衣類への投資が活発であることがわかります。


購入頻度との関係性

支出額と合わせて注目すべきは購入頻度です。全国平均は0.92回ですが、最も高いのは福島市の1.63回で、月に1.6回と非常に頻繁に購入されていることが分かります。ただし支出額自体は2,981円とそこまで高くなく、1回あたりの購入単価が低めであると推察されます。

岡山市(1.54回)佐賀市(1.31回)も回数が多く、いずれも支出金額と連動している傾向があります。特に広島市は1.26回でありながら支出額が非常に高いため、単価の高い衣類が購入された可能性が考えられます。


前年比で読み解くトレンド

前年比で特に目を引くのが広島市の+107.1%および購入回数+100%という大幅な増加です。家計における消費の優先順位が衣類に向かっている現れであり、ファッションへの支出増加は消費者心理の回復とも言えます。

また、相模原市は支出額ランキングには登場しませんが、購入回数が+120.4%と非常に高く、これまでにない頻度でシャツ・セーター類を購入していることが示唆されます。地域によっては量重視、またはセール等の影響による行動変化が生じていると考えられます。


まとめ - シャツ・セーター支出に表れる都市ごとの暮らし

シャツ・セーター類の支出動向は、単なる防寒やファッション性にとどまらず、地域ごとの所得水準、購買スタイル、商業施設の密度、気候条件など多面的な要素の組み合わせで決まります。特に広島市・東京都区部・岡山市の支出の高さは、都市の特性を如実に表しており、今後の消費動向を占う上でも重要な指標となります。今後はサステナブルな衣類やオンライン販売の浸透によって、さらに地域間での差異が顕在化する可能性があります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました