タオル支出ランキング｜盛岡・熊本・静岡が全国平均を大きく上回る理由

2025年4月のタオルの世帯支出は全国平均161円。盛岡市が392円で全国トップとなり、熊本市や静岡市も高水準。購入頻度は熊本市0.34回、盛岡市0.3回と地方で高め。前年同月比でも多くの都市で支出が大幅増加しており、日常消耗品としての需要の強さと地域の生活習慣が反映されている。

タオルの月間支出ランキング（二人以上世帯）

2025年4月

降順昇順

	都市名	支出額[円]	全国比[%]	前年同月比[%]
	全国	161	100	+12.59
1	盛岡市	392	243.5	+390
2	熊本市	312	193.8	+171.3
3	静岡市	263	163.4	+32.16
4	名古屋市	261	162.1	+51.74
5	仙台市	243	150.9	+185.9
6	宇都宮市	239	148.4	+88.19
7	高知市	232	144.1	+274.2
8	奈良市	230	142.9	+103.5
9	東京都区部	226	140.4	+137.9
10	山形市	225	139.8	+61.87
11	大阪市	218	135.4	+113.7
12	松山市	215	133.5	+49.31
13	那覇市	205	127.3	+76.72
14	千葉市	196	121.7	-48.28
15	川崎市	192	119.3	-37.46
16	青森市	187	116.1	+112.5
17	高松市	184	114.3	+35.29
18	広島市	184	114.3	+85.86
19	秋田市	183	113.7	+3.977
20	水戸市	179	111.2	+16.99
21	長野市	178	110.6	+33.83
22	福岡市	175	108.7	+41.13
23	長崎市	172	106.8	-20.74
24	福井市	171	106.2	+96.55
25	さいたま市	166	103.1	-47.63
26	鹿児島市	160	99.38	+50.94
27	岡山市	160	99.38	+75.82
28	甲府市	159	98.76	+52.88
29	岐阜市	157	97.52	+57
30	前橋市	155	96.27	+171.9
31	京都市	152	94.41	+442.9
32	横浜市	149	92.55	-65.19
33	佐賀市	137	85.09	-30.1
34	松江市	136	84.47	+156.6
35	札幌市	136	84.47	+7.937
36	宮崎市	136	84.47	-59.88
37	和歌山市	131	81.37	+4.8
38	山口市	123	76.4	+9.821
39	大津市	114	70.81	+54.05
40	福島市	113	70.19	-57.52
41	浜松市	113	70.19	-33.53
42	相模原市	111	68.94	+208.3
43	富山市	104	64.6	+5.051
44	神戸市	103	63.98	+123.9
45	堺市	90	55.9	-66.42
46	鳥取市	87	54.04	-67.54
47	大分市	87	54.04	-23.01
48	徳島市	78	48.45	-29.09
49	新潟市	61	37.89	-50.81
50	金沢市	52	32.3	-36.59
51	北九州市	48	29.81	-77.36
52	津市	21	13.04	-90

月間支出の推移

世帯当りの月間購入回数

2025年4月

降順昇順

	都市名	購入回数[回]	全国比	前年同月比[%]
	全国	0.17	100	+13.33
1	熊本市	0.34	200	+183.3
2	盛岡市	0.3	176.5	+130.8
3	高知市	0.28	164.7	+115.4
4	長崎市	0.26	152.9	-21.21
5	山形市	0.25	147.1	+47.06
6	仙台市	0.25	147.1	+25
7	静岡市	0.23	135.3	+91.67
8	奈良市	0.23	135.3	+91.67
9	佐賀市	0.22	129.4	+46.67
10	福井市	0.21	123.5	+133.3
11	川崎市	0.21	123.5	-36.36
12	千葉市	0.21	123.5	-16
13	福岡市	0.2	117.6
14	名古屋市	0.2	117.6	+33.33
15	鹿児島市	0.19	111.8	+11.76
16	松山市	0.19	111.8	+111.1
17	札幌市	0.19	111.8	+111.1
18	岐阜市	0.19	111.8	+72.73
19	和歌山市	0.19	111.8	+26.67
20	京都市	0.19	111.8	+171.4
21	広島市	0.18	105.9	+28.57
22	宇都宮市	0.18	105.9	+28.57
23	前橋市	0.18	105.9	+50
24	さいたま市	0.18	105.9	-30.77
25	那覇市	0.17	100	+41.67
26	松江市	0.17	100	+88.89
27	東京都区部	0.17	100	+88.89
28	山口市	0.17	100	-15
29	大阪市	0.17	100	-19.05
30	長野市	0.16	94.12	+77.78
31	横浜市	0.16	94.12	-20
32	富山市	0.16	94.12	-5.882
33	大津市	0.16	94.12	+45.45
34	秋田市	0.15	88.24	-31.82
35	神戸市	0.15	88.24	+114.3
36	相模原市	0.15	88.24	+15.38
37	青森市	0.14	82.35
38	浜松市	0.14	82.35	-44
39	岡山市	0.14	82.35	-6.667
40	宮崎市	0.13	76.47	-59.38
41	高松市	0.12	70.59	+20
42	甲府市	0.12	70.59	+33.33
43	水戸市	0.12	70.59	-33.33
44	徳島市	0.12	70.59	-20
45	大分市	0.12	70.59	-36.84
46	福島市	0.11	64.71	-52.17
47	堺市	0.1	58.82	-54.55
48	鳥取市	0.08	47.06	-60
49	津市	0.08	47.06	-60
50	金沢市	0.07	41.18	-41.67
51	北九州市	0.07	41.18	-56.25
52	新潟市	0.06	35.29	-71.43

月間購入回数の推移

家計調査家計収支編二人以上の世帯詳細結果表 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

家計調査は、統計理論に基づき選定された全国約9千世帯を対象として、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査しています。　家計調査の結果は、我が国の景気動向の把握、生活保護基準の検討などの基礎資料として利用のほか、地方公共団体、民間の会社な...

詳細なデータとグラフ

小売物価統計調査小売物価統計調査（動向編） | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

小売物価統計調査は、消費者物価指数やその他物価に関する基礎資料を得ることを目的とした調査です。毎月、全国的規模で国民の消費生活上重要な財の小売価格、サービスの料金及び家賃を、店舗及び世帯を対象に調査しています。調査結果は、年金等の給付見直し...

タオルの月間支出の現状と今後

タオルは家庭の中で日常的に使われる消耗品のひとつであり、洗濯による劣化や生活スタイルの変化に応じて、比較的短いサイクルで買い替えが生じやすい商品です。特に近年では抗菌・速乾性・デザイン性に優れた高機能タオルが登場し、単価の高い商品を選ぶ傾向も見られます。

支出金額で見る都市別ランキング

2025年4月のデータによると、全国平均のタオル月間支出は161円。最も高いのは盛岡市（392円）で、以下熊本市（312円）、静岡市（263円）、名古屋市（261円）、仙台市（243円）と続いています。これらの都市では、タオルに対する品質志向が強く、プレミアム商品を購入する傾向がうかがえます。

また、東京都区部（226円）や奈良市（230円）など、都市部でも支出が高いことから、生活レベルの高さや衛生意識の高さが反映されている可能性があります。

支出増加率から見える動向

全国平均が前年同月比で+12.59%と上昇する中、盛岡市（+390%）や仙台市（+185.9%）、熊本市（+171.3%）、高知市（+274.2%）など、急激な伸びを見せている都市が目立ちます。

これは、まとめ買いのタイミングが重なったり、セール・新生活シーズンによる1時的な買い替え需要が集中した可能性が高いです。また、災害対策やギフト需要なども1因として考えられます。

購入頻度とその背景

全国平均の購入頻度は0.17回/月で、熊本市（0.34回）、盛岡市（0.3回）、高知市（0.28回）といった地方都市で高くなっています。これは、タオルを日常的に使い倒す家庭が多く、早めに買い替える文化があることを示唆しています。

1方で、長崎市（0.26回）では支出金額がそれほど高くないことから、低価格帯商品を小まめに買い足している可能性が考えられます。

総括と今後の見通し

タオルは比較的単価が安いものの、生活必需品であり、支出傾向には地域のライフスタイルや購買習慣が如実に反映されます。今後も、衛生意識の高まりや家庭内の快適さへの投資意識の強化により、都市ごとの支出格差は続くと見られます。特に地方では、「実用性重視＋買い替え頻度の高さ」が支出の高さに表れているといえるでしょう。