プロパンガス支出ランキング|那覇・浜松・盛岡が高額上位に

光熱・水道

2025年4月時点のプロパンガスの全国平均支出は2,130円。那覇市(3,925円)が最も高く、徳島市や宇都宮市でも急増が見られる。利用頻度は那覇・札幌・青森で高水準。地域の供給インフラや気候、住宅環境の違いが支出に大きく影響し、都市部と地方で明確な差が浮き彫りになっている。

プロパンガスの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国2021100+5.59
1盛岡市4772236.1+52.85
2徳島市4015198.7+72.1
3那覇市3991197.5+29.79
4札幌市3719184+11.05
5高知市3693182.7-18.39
6甲府市3596177.9+36.01
7山口市3543175.3+35.64
8高松市3466171.5+42.11
9浜松市3386167.5+3.263
10宇都宮市3386167.5+97.43
11青森市3195158.1+45.96
12相模原市3033150.1+65.38
13大分市2906143.8+12.68
14津市2828139.9+26.65
15金沢市2786137.9+47.96
16水戸市2586128-19.56
17松江市2525124.9-20.17
18福井市2493123.4-22.75
19静岡市2439120.7+189
20鳥取市2324115-2.883
21長野市2243111-34.15
22佐賀市2219109.8+13.04
23宮崎市2145106.1+26.55
24山形市2127105.2-41.87
25富山市2127105.2+8.687
26和歌山市2071102.5+92.47
27広島市200499.16+53.92
28前橋市198998.42-47.07
29岐阜市194896.39-41.09
30福島市193595.74-37.5
31福岡市185991.98+95.27
32松山市181089.56-37.26
33川崎市142570.51+58.33
34仙台市139068.78-11.58
35奈良市122360.51-38.54
36長崎市120459.57+70.78
37横浜市120359.52+135
38鹿児島市114556.66-40.15
39熊本市112355.57-56.01
40岡山市105752.3-61.05
41秋田市72235.72+62.25
42北九州市63931.62-61.64
43千葉市60830.08+138.4
44新潟市44922.22+6.147
45大津市44822.17-0.223
46さいたま市1748.61-82.24
47東京都区部1597.867+112
48名古屋市1447.125-34.84
49堺市743.662-64.59
50京都市150.742-91.33
51神戸市00-100
52大阪市00-100

月間支出の推移

プロパンガスの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.24100
1那覇市0.53220.8+15.22
2青森市0.51212.5+4.082
3甲府市0.44183.3+57.14
4札幌市0.44183.3-2.222
5徳島市0.4166.7+42.86
6高知市0.39162.5-18.75
7盛岡市0.39162.5+14.71
8宮崎市0.36150+38.46
9宇都宮市0.36150+44
10福井市0.35145.8+16.67
11大分市0.34141.7-8.108
12高松市0.33137.5+6.452
13浜松市0.33137.5-8.333
14鳥取市0.32133.3+6.667
15山口市0.3125+11.11
16松山市0.29120.8-14.71
17相模原市0.28116.7+55.56
18長野市0.27112.5-20.59
19津市0.27112.5+17.39
20水戸市0.26108.3-33.33
21和歌山市0.26108.3+73.33
22福島市0.25104.2-30.56
23松江市0.24100-38.46
24佐賀市0.24100-4
25山形市0.2395.83-45.24
26前橋市0.2395.83-36.11
27静岡市0.2187.5+162.5
28金沢市0.2187.5+40
29富山市0.1979.17-32.14
30福岡市0.1770.83+30.77
31岐阜市0.1770.83-26.09
32仙台市0.1666.67+23.08
33広島市0.1562.5
34鹿児島市0.1458.33-36.36
35長崎市0.1458.33+40
36奈良市0.1458.33-22.22
37熊本市0.1250-66.67
38川崎市0.1250+20
39岡山市0.1250-60
40新潟市0.1145.83+83.33
41横浜市0.0833.33+60
42秋田市0.0729.17-36.36
43千葉市0.0729.17+75
44大津市0.0625+100
45北九州市0.0625-60
46さいたま市0.0312.5-75
47東京都区部0.028.333+100
48堺市0.014.167-83.33
49名古屋市0.014.167-66.67
50京都市0.014.167-50
51神戸市00-100
52大阪市00-100

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

プロパンガスの月間支出の現状と今後

2025年4月時点における日本の世帯の月間プロパンガス支出の全国平均は2,130円。前年同月比で+2.355%とわずかに増加しています。プロパンガス(LPガス)は、都市ガスとは異なり、ガスボンベによる供給が基本で、都市部よりも郊外や山間部、離島での使用が多いことが特徴です。従って、インフラ整備状況や気候、住宅密度、地域のエネルギー供給事情により、支出額や使用頻度に大きな差が生じています。


支出額が高い都市とその背景

  • 那覇市(3,925円)支出額全国1位で、前年同月比+26.45%。沖縄地域では都市ガスの供給が限られ、プロパンガスが主流のため、住宅の多くがこのエネルギーに依存しています。加えて、台風など災害リスクを考慮した非常時の備蓄用途でも需要が安定しており、購入頻度(0.5回)も全国最高

  • 浜松市(3,864円)、盛岡市(3,819円)、徳島市(3,818円)浜松や盛岡では寒暖差が大きく、冬期の暖房用途でプロパンガスの使用量が増える傾向があります。盛岡市では前年比-18.64%と大幅減も見られましたが、依然として高水準を維持。1方、徳島市は+69.01%と急増しており、エネルギー価格や供給体制の変化が影響していると見られます。

  • 高知市(3,754円)、大分市(3,679円)、宇都宮市(3,623円)特に宇都宮市は前年同月比+107.5%と驚異的な増加。月間購入回数も0.4回と高めで、使用頻度と価格上昇が重なった結果と考えられます。


使用頻度の地域差とその意義

全国平均のプロパンガス購入頻度は0.24回ですが、那覇市(0.5回)や青森市(0.44回)、札幌市(0.43回)など寒冷地・南西諸島では明らかに使用頻度が高く、生活インフラとして定着しています。また、福井市(+52.17%)、宮崎市(+29.63%)などでも利用回数が上昇しており、世帯構成の変化や居住形態の多様化が背景にあると推察されます。

1方、高知市では-27.66%、札幌市では-12.24%と減少しており、都市ガスやオール電化住宅への移行が進んでいる可能性も見られます。


今後の見通しと政策的観点

プロパンガスは、都市ガスに比べて供給コストや価格変動が大きく、自治体や民間の補助政策の影響を受けやすいのが特徴です。再生可能エネルギーや電化住宅の普及が進む中でも、離島や農村部では依然として不可欠なエネルギー源であり続ける見込みです。

また、価格の透明化や地域間価格差の是正、エネルギー効率の良い機器導入の支援が今後の課題として浮上しています。

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