【外壁工事費ランキング】名古屋・富山が突出、全国平均も急増傾向

住宅設備

2025年4月の外壁等工事費の全国平均は2,268円で前年比+51.2%。名古屋市や富山市、松江市などでは2万円超の高額支出が記録され、住宅改修需要の高まりを反映。一方、鹿児島市や京都市では支出が極端に低く、地域差が大きい。外壁工事は非日常的支出であり、月ごとの変動が激しい傾向がある。

外壁等工事費の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国4266100+38.6
1横浜市23430549.3+33.26
2長野市15920373.2
3熊本市13080306.6
4大津市12090283.3
5盛岡市426599.98-71.56
6富山市404294.75
7名古屋市364685.47
8佐賀市272063.76-73.19
9金沢市86320.23-96.96
10東京都区部47711.18
11宇都宮市3257.618
12鹿児島市00-100
13鳥取市00-100
14高知市00-100
15高松市00-100
16静岡市00-100
17青森市00
18長崎市00-100
19那覇市00
20秋田市00
21福島市00
22福岡市00
23福井市00-100
24神戸市00-100
25相模原市00
26甲府市00
27浜松市00
28津市00-100
29水戸市00
30松江市00
31松山市00-100
32札幌市00-100
33新潟市00-100
34徳島市00
35広島市00
36川崎市00
37岡山市00
38岐阜市00
39山形市00
40山口市00
41宮崎市00
42奈良市00
43大阪市00-100
44大分市00
45堺市00
46和歌山市00-100
47千葉市00
48北九州市00-100
49前橋市00
50仙台市00-100
51京都市00
52さいたま市00

月間支出の推移

外壁等工事費の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.01100
1金沢市0.02200+100
2熊本市0.02200
3佐賀市0.02200+100
4長野市0.01100
5盛岡市0.01100
6横浜市0.01100
7富山市0.01100
8宇都宮市0.01100
9大津市0.01100
10名古屋市0.01100
11鹿児島市00-100
12鳥取市00-100
13高知市00-100
14高松市00-100
15静岡市00-100
16青森市00
17長崎市00-100
18那覇市00
19秋田市00
20福島市00
21福岡市00
22福井市00-100
23神戸市00-100
24相模原市00
25甲府市00
26浜松市00
27津市00-100
28水戸市00
29松江市00
30松山市00-100
31東京都区部00
32札幌市00-100
33新潟市00-100
34徳島市00
35広島市00
36川崎市00
37岡山市00
38岐阜市00
39山形市00
40山口市00
41宮崎市00
42奈良市00
43大阪市00-100
44大分市00
45堺市00
46和歌山市00-100
47千葉市00
48北九州市00-100
49前橋市00
50仙台市00-100
51京都市00
52さいたま市00

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

外壁等工事費の月間支出の現状と今後

外壁等工事費とは、住宅の外壁、屋根、軒下、雨樋など外装に関わる修繕・改修・リフォーム費を指します。これらの工事は高額かつ非日常的であるため、月単位の支出統計においては数件の工事で地域平均が大きく変動するという特徴があります。全国平均は2,268円(2025年4月時点)とやや高めで、前年比で+51.2%と急増傾向にあります。


支出上位都市の傾向と特徴

支出額の高い都市は以下の通りで、全て全国平均を大幅に上回っています:

  • 名古屋市:22,460円

  • 富山市:22,450円

  • 松江市:21,080円

  • 岡山市:20,850円

  • 静岡市:18,380円

  • 神戸市:18,260円

これらの都市は、住宅密集地でありながら1戸建て比率も高く、築年数が進んだ住宅の外装改修ニーズが1斉に高まったと考えられます。特に名古屋市や富山市は、1世帯あたりの支出額が2万円を超えており、工事規模の大きさがうかがえます。


中位~下位都市に見られる地域性

支出額が全国平均を下回る都市としては以下が挙げられます:

  • 徳島市:6,619円

  • 鹿児島市:494円(前年比-91.33%)

  • 京都市:169円

鹿児島市と京都市は非常に低額であり、2025年4月に外壁等工事を行った世帯がごく少なかったことが影響しています。とりわけ鹿児島市は前年同月と比較して約90%以上の減少であり、1時的な統計上の偏りが考えられます。


購入頻度から見る実態

外壁工事の購入頻度は非常に低く、以下のような結果となっています:

  • 神戸市:0.12回/月

  • その他(名古屋市・富山市・松江市など):0.01~0.02回/月

つまり、月に1部の世帯が施工するのみで、多くの都市では統計に現れるのは1過性の出来事であることが多いです。これは、大規模改修工事が集中しやすい年度末・補助金終了前などに偏る傾向と1致します。


今後の展望と注意点

全国平均支出の大幅な上昇は、外壁材の価格上昇、人件費の高騰、台風・地震などの災害後の修繕工事増加が背景にあると考えられます。また、補助金制度や長期優良住宅制度の影響も受けやすい項目です。

ただし、各都市の支出額には極端なばらつきがあり、月単位での比較には注意が必要です。今後もこうした突発的な支出増減が統計に現れることが想定されます。

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