かつお節の世帯支出ランキング|徳島・高知が圧倒的高水準

肉・魚

かつお節の全国平均支出は75円で、前年より8.7%増。徳島市(255円)や高知市(149円)など四国地方で特に支出が高く、出汁文化が根付いていることが背景にある。高知市は購入頻度でも全国最高の0.54回を記録。東北や九州でも安定した需要が見られ、地域の食文化と深く結びついた消費傾向が明確となった。

かつお節の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国75100+8.696
1徳島市255340+152.5
2高知市149198.7+41.9
3津市127169.3+13.39
4那覇市124165.3-16.78
5奈良市108144+27.06
6浜松市105140-4.545
7松江市103137.3+39.19
8秋田市99132+83.33
9福岡市99132+1.02
10静岡市95126.7+43.94
11横浜市92122.7-2.128
12前橋市91121.3+22.97
13宮崎市88117.3+10
14鹿児島市86114.7+62.26
15長野市86114.7+11.69
16福島市86114.7+62.26
17山形市85113.3+16.44
18松山市83110.7-34.13
19東京都区部80106.7+40.35
20福井市79105.3-18.56
21神戸市78104+6.849
22川崎市78104+62.5
23宇都宮市76101.3+10.14
24堺市75100+17.19
25岐阜市7498.67-9.756
26長崎市7397.33+25.86
27水戸市7397.33+4.286
28佐賀市7397.33-25.51
29高松市7194.67-10.13
30名古屋市6992-22.47
31山口市6890.67+33.33
32相模原市6789.33-16.25
33千葉市6789.33+42.55
34京都市6789.33-34.95
35和歌山市6688-31.96
36富山市6586.67+12.07
37仙台市6586.67+32.65
38盛岡市6181.33-18.67
39広島市6181.33
40大津市5978.67-6.349
41岡山市5877.33-34.83
42大阪市5776-5
43さいたま市5776-29.63
44熊本市5573.33-43.88
45新潟市5168+54.55
46北九州市5066.67-30.56
47金沢市4965.33+32.43
48大分市4661.33-4.167
49甲府市4154.67-42.25
50青森市4053.33-20
51鳥取市3952+8.333
52札幌市3648-51.35

月間支出の推移

かつお節の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.26100+4
1高知市0.54207.7+28.57
2秋田市0.42161.5+55.56
3松江市0.42161.5+40
4宮崎市0.41157.7+57.69
5徳島市0.38146.2+15.15
6福岡市0.37142.3+12.12
7前橋市0.37142.3+27.59
8松山市0.33126.9-28.26
9神戸市0.32123.1+14.29
10浜松市0.32123.1-17.95
11那覇市0.31119.2-8.824
12山形市0.31119.2+24
13奈良市0.31119.2+19.23
14堺市0.31119.2+14.81
15高松市0.3115.4-3.226
16長野市0.3115.4+15.38
17長崎市0.3115.4+7.143
18静岡市0.29111.5+16
19山口市0.29111.5+3.571
20和歌山市0.29111.5-3.333
21福島市0.28107.7+21.74
22富山市0.28107.7+16.67
23鹿児島市0.26100+23.81
24横浜市0.26100+18.18
25名古屋市0.26100-7.143
26佐賀市0.26100-39.53
27福井市0.2596.15-19.35
28盛岡市0.2596.15-21.88
29水戸市0.2596.15-24.24
30川崎市0.2596.15+38.89
31宇都宮市0.2596.15
32仙台市0.2596.15+38.89
33津市0.2492.31-31.43
34東京都区部0.2492.31+41.18
35新潟市0.2492.31+33.33
36岐阜市0.2492.31-17.24
37大阪市0.2388.46+21.05
38北九州市0.2284.62-24.14
39鳥取市0.2180.77+10.53
40熊本市0.2180.77-41.67
41岡山市0.2180.77-16
42大分市0.2180.77-8.696
43さいたま市0.2180.77+10.53
44金沢市0.276.92+11.11
45相模原市0.1973.08-24
46甲府市0.1973.08-9.524
47京都市0.1973.08-47.22
48札幌市0.1765.38-43.33
49千葉市0.1765.38-10.53
50青森市0.1661.54-20
51広島市0.1661.54-42.86
52大津市0.1661.54-30.43

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー




詳細なデータとグラフ

かつお節の月間支出の現状と今後

2025年4月現在、日本の家庭がかつお節に支出する月間平均は75円、購入頻度は月0.26回。前年同月比で見ると+8.696%とやや増加しており、和食回帰や物価上昇が背景にあると考えられる。


支出トップの徳島市

最も支出額が高いのは徳島市(255円)で、全国平均の3倍以上。前年同月比では+152.5%と急増し、購入頻度も0.38回で+15.15%の増加を示している。これは地元の出汁文化や家庭料理での使用頻度の高さを反映しており、乾物類の中でもとくに需要が強いことがうかがえる。


伝統文化の影響が色濃い高知・津・那覇

2位の高知市(149円)や3位の津市(127円)も支出が高く、いずれも前年から大幅増(+41.9%、+13.39%)。特に高知は購入頻度0.54回と全国でも最も多く、家庭での調理に頻繁に使われている様子がうかがえる。那覇市(124円)は支出額こそ高水準だが、前年同月比は-16.78%と減少傾向で、消費スタイルの変化も垣間見える。


消費習慣が根付く都市―奈良・浜松・松江など

奈良市(108円)浜松市(105円)松江市(103円)はいずれも100円前後と高支出層に属し、特に奈良・松江では前年比増加が顕著(+27.06%、+39.19%)。松江では購入頻度も0.42回、+40%増と安定した需要が見られる。


北日本や西日本に強い支出傾向

秋田市(99円、+83.33%)、福岡市(99円、+1.02%)、静岡市(95円、+43.94%)など、東北から9州にかけての地方都市でかつお節の支出が高い傾向がある。特に秋田や静岡では購入頻度も0.4回前後と高く、家庭料理への利用が定着している。


購入頻度と文化的背景

全国平均が0.26回にとどまる1方、高知(0.54回)、秋田(0.42回)、松江(0.42回)などは月2回に迫る高頻度。これは和風の家庭料理を日常的に作る文化、特に「出汁」に対するこだわりや、「削り節」を使った料理の継続的需要を示している。


今後の動向と注目点

価格上昇や他の調味料の普及で全国的には大きな伸びは期待しづらいが、地域ごとの食文化や高齢化による在宅調理の増加などが支出を支えている。特に高知・徳島といった出汁文化が深く根付く地域では、引き続き高水準の支出が維持される可能性が高い。

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