サンマの支出ランキング:大分市が突出、札幌・津市も消費回復

肉・魚

サンマの月間支出全国平均は7円と極めて低く、不漁や価格高騰による消費縮小が影響。一方で大分市では64円と突出して高く、札幌市や津市などでは前年比で大幅な支出・購入頻度の増加が見られる。今後の流通や資源管理が消費回復の鍵となる。

サンマの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国7100+40
1大分市64914.3
2札幌市28400+55.56
3川崎市22314.3
4津市20285.7+150
5大津市20285.7+400
6千葉市19271.4+850
7広島市14200
8山形市14200-12.5
9浜松市12171.4+9.091
10静岡市11157.1
11長野市11157.1+22.22
12盛岡市10142.9
13宇都宮市10142.9
14那覇市9128.6+200
15山口市9128.6
16相模原市7100-61.11
17岡山市7100-66.67
18鳥取市685.71+20
19福島市685.71
20福井市685.71
21熊本市685.71
22奈良市685.71
23長崎市571.43
24神戸市571.43
25水戸市571.43
26東京都区部571.43+66.67
27和歌山市571.43-50
28前橋市571.43+25
29青森市457.14
30福岡市457.14
31横浜市457.14
32新潟市457.14
33徳島市457.14
34北九州市457.14
35京都市457.14-20
36秋田市342.86-25
37名古屋市342.86
38高松市228.57-75
39富山市228.57
40鹿児島市00
41高知市00-100
42金沢市00
43甲府市00-100
44松江市00-100
45松山市00-100
46岐阜市00-100
47宮崎市00-100
48大阪市00
49堺市00
50佐賀市00-100
51仙台市00
52さいたま市00-100

月間支出の推移

サンマの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.02100+100
1札幌市0.1500+150
2津市0.06300+200
3川崎市0.05250
4大津市0.05250+400
5盛岡市0.04200
6山形市0.04200+33.33
7静岡市0.03150
8那覇市0.03150+200
9浜松市0.03150+50
10広島市0.03150
11千葉市0.03150+200
12青森市0.02100
13長野市0.02100
14秋田市0.02100
15福島市0.02100+100
16東京都区部0.02100+100
17岡山市0.02100-50
18山口市0.02100
19大分市0.02100
20鳥取市0.0150
21高松市0.0150
22長崎市0.0150
23福岡市0.0150
24福井市0.0150
25神戸市0.0150
26相模原市0.0150-83.33
27熊本市0.0150
28水戸市0.0150
29横浜市0.0150
30新潟市0.0150
31徳島市0.0150
32富山市0.0150
33宇都宮市0.0150
34奈良市0.0150
35和歌山市0.0150
36名古屋市0.0150
37北九州市0.0150
38前橋市0.0150-50
39京都市0.0150
40鹿児島市00
41高知市00-100
42金沢市00
43甲府市00-100
44松江市00-100
45松山市00-100
46岐阜市00-100
47宮崎市00-100
48大阪市00
49堺市00
50佐賀市00-100
51仙台市00
52さいたま市00-100

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

サンマの月間支出の現状と今後

2025年4月時点におけるサンマの全国平均の月間支出はわずか7円にとどまり、魚類の中でも極めて低い水準となっています。これは近年の不漁や価格高騰、漁獲規制などの影響により、流通量そのものが減少していることを反映しています。また、全国の月間購入頻度は0.02回と極端に少なく、サンマが季節性の高い食材であることを物語っています。


支出額上位都市の特徴

支出額が最も高かったのは大分市(64円)で、全国平均の9倍以上という特異な数値です。次いで札幌市(28円)川崎市(22円)、津市・大津市(ともに20円)などが上位に並びます。大分市の突出ぶりは、地元での流通確保、あるいは特売やローカルイベントなどの要因が考えられます。

また、札幌市や川崎市など都市部でも支出が1定水準に達していることから、秋の短期間で消費が集中する傾向も浮き彫りです。


購入頻度とその増減傾向

購入頻度の全国平均は0.02回と非常に少ない中、札幌市では0.1回、津市と大津市では0.06回、川崎市では0.05回とわずかに高い値を示しています。特に札幌市では前年から+150%の増加大津市では+400%と極めて高い伸び率を記録しており、地域によってはサンマ消費の復調傾向が見える地域も存在します。


前年同月比から見た変化

支出額・購入頻度ともに前年比での増加が目立ちます。たとえば千葉市は支出が+850%、大津市も+400%と急増しており、1部都市では流通改善や価格の落ち着きによりサンマ消費が復活しつつあることがうかがえます。逆に山形市では支出-12.5%と減少しており、地域差が顕著です。


サンマ消費の現状と今後の展望

サンマはかつて秋の風物詩であり、家庭料理として広く親しまれていましたが、資源減少・価格上昇・代替魚への移行などにより、現在では家庭での消費は縮小傾向にあります。とはいえ、今回のデータからは都市によっては復調の兆しが見られる点も注目されます。今後、冷凍技術や輸入品の活用、また持続可能な漁業の実現が鍵となるでしょう。

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