サバの世帯支出ランキング：さいたま市が最多、相模原は急増

2025年4月時点で、サバの全国平均支出は76円。さいたま市や高知市で支出が高く、相模原市や名古屋市では前年から大幅に増加。宮崎市や鹿児島市では購入頻度も高く、九州エリアでの根強い人気が顕著。健康志向や価格変動が地域ごとの差を生んでいる。

サバの月間支出ランキング（二人以上世帯）

2025年9月

降順昇順

	都市名	支出額[円]	全国比[%]	前年同月比[%]
	全国	70	100	-1.408
1	宮崎市	187	267.1	+139.7
2	鹿児島市	176	251.4	-14.15
3	岡山市	150	214.3	+63.04
4	神戸市	149	212.9	+192.2
5	山口市	128	182.9	+66.23
6	京都市	128	182.9	+88.24
7	千葉市	123	175.7	+179.5
8	広島市	119	170	+164.4
9	水戸市	117	167.1	+129.4
10	松江市	109	155.7	-39.11
11	鳥取市	95	135.7	-2.062
12	北九州市	94	134.3	-17.54
13	長崎市	87	124.3	+38.1
14	徳島市	82	117.1	+192.9
15	大分市	82	117.1	+18.84
16	高松市	80	114.3	+25
17	福岡市	80	114.3	-20.79
18	熊本市	80	114.3	-10.11
19	名古屋市	80	114.3	-5.882
20	福島市	76	108.6	+130.3
21	静岡市	75	107.1	+47.06
22	松山市	75	107.1	+74.42
23	堺市	70	100
24	長野市	68	97.14	+36
25	高知市	66	94.29	-49.62
26	秋田市	66	94.29	-4.348
27	浜松市	65	92.86	+242.1
28	奈良市	65	92.86	-13.33
29	和歌山市	64	91.43	-5.882
30	札幌市	62	88.57	+1.639
31	前橋市	62	88.57	+1.639
32	甲府市	60	85.71	+46.34
33	富山市	60	85.71	-38.14
34	津市	59	84.29	+7.273
35	大阪市	59	84.29	+63.89
36	金沢市	55	78.57	+37.5
37	那覇市	53	75.71	-18.46
38	東京都区部	52	74.29	+1.961
39	山形市	50	71.43	+733.3
40	仙台市	49	70	-31.94
41	青森市	48	68.57	+45.45
42	岐阜市	48	68.57	-68.42
43	佐賀市	48	68.57	-42.17
44	さいたま市	47	67.14	-57.66
45	横浜市	44	62.86	-2.222
46	川崎市	42	60	+13.51
47	盛岡市	39	55.71	-49.35
48	大津市	39	55.71	-45.07
49	福井市	37	52.86	-2.632
50	宇都宮市	31	44.29	-49.18
51	新潟市	26	37.14	-54.39
52	相模原市	18	25.71	-63.27

月間支出の推移

世帯当りの月間購入回数

2025年9月

降順昇順

	都市名	購入回数[回]	全国比	前年同月比[%]
	全国	0.15	100	-11.76
1	宮崎市	0.48	320	+152.6
2	鹿児島市	0.39	260	+14.71
3	山口市	0.33	220	+73.68
4	京都市	0.31	206.7	+55
5	松江市	0.24	160	-4
6	岡山市	0.24	160	+20
7	静岡市	0.23	153.3	+64.29
8	大分市	0.23	153.3	+35.29
9	秋田市	0.21	140	+16.67
10	広島市	0.21	140	+110
11	浜松市	0.2	133.3	+233.3
12	徳島市	0.2	133.3	+122.2
13	北九州市	0.2	133.3	-20
14	長崎市	0.19	126.7	+26.67
15	福島市	0.19	126.7	+90
16	福岡市	0.19	126.7	-24
17	神戸市	0.19	126.7	+46.15
18	高松市	0.18	120	+12.5
19	熊本市	0.17	113.3	-22.73
20	水戸市	0.17	113.3	+41.67
21	松山市	0.17	113.3	+41.67
22	奈良市	0.16	106.7	-11.11
23	名古屋市	0.16	106.7	-11.11
24	千葉市	0.16	106.7	+60
25	甲府市	0.15	100	+50
26	富山市	0.15	100	-34.78
27	堺市	0.15	100	-21.05
28	和歌山市	0.15	100	-25
29	前橋市	0.15	100
30	高知市	0.14	93.33	-39.13
31	津市	0.14	93.33	-12.5
32	札幌市	0.14	93.33	-12.5
33	仙台市	0.14	93.33	+40
34	青森市	0.13	86.67	+44.44
35	金沢市	0.13	86.67	+18.18
36	岐阜市	0.13	86.67	-59.38
37	山形市	0.13	86.67	+550
38	大津市	0.13	86.67	-27.78
39	鳥取市	0.12	80	-52
40	盛岡市	0.11	73.33	-52.17
41	東京都区部	0.11	73.33
42	長野市	0.1	66.67	-23.08
43	那覇市	0.1	66.67	-33.33
44	横浜市	0.1	66.67	-16.67
45	佐賀市	0.1	66.67	-52.38
46	さいたま市	0.1	66.67	-58.33
47	福井市	0.09	60	-40
48	川崎市	0.09	60	-10
49	新潟市	0.08	53.33	-46.67
50	宇都宮市	0.07	46.67	-53.33
51	大阪市	0.07	46.67	-36.36
52	相模原市	0.05	33.33	-50

月間購入回数の推移

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サバの月間支出の現状と今後

2025年4月時点でのサバの全国平均月間支出額は76円で、前年同月比+15.15%の増加を記録しました。これは魚介類全体における価格の上昇や消費意識の変化の1端を示しており、栄養価と手頃な価格で知られるサバの人気が再び高まっていることが伺えます。購入頻度は全国平均0.17回／月と比較的少ないものの、特定の都市では顕著に支出と購入頻度が伸びています。

支出上位都市の特徴

最も高かったのはさいたま市の151円（+81.93%）で、全国平均の約2倍という非常に高い水準です。次いで高知市（144円）や京都市（136円）が続きます。高知や京都などでは、郷土料理や家庭料理としてのサバの消費が根付いていることが影響していると考えられます。

1方、名古屋市（116円、+169.8%）や相模原市（113円、+182.5%）などは、前年に比べて支出が急増しており、価格上昇あるいは高付加価値商品の浸透が影響している可能性があります。

購入頻度にみる食習慣

購入頻度が最も高かったのは宮崎市（0.32回／月）、次いで鹿児島市（0.31回）、京都市（0.31回）と、西日本を中心とする都市が上位を占めています。特に9州エリアは焼き魚や煮物としてのサバ消費が根強いことが背景にあります。

相模原市も0.26回と頻度はさほど高くないものの、支出が全国トップクラスであることから、1回あたりの単価が高めであるか、加工品（しめ鯖など）に対する支出が多いことが推察されます。

前年比の変動と地域的特異性

前年同月比で最も高い増加率を記録したのは相模原市（+182.5%）で、購入頻度も+160%増と極めて高い伸びを示しています。同様に、名古屋市も支出+169.8%、頻度+140%と大幅増。これは1部地域での食文化の変化や健康志向の高まり、地域スーパーでの販促強化などが影響していると考えられます。

逆に京都市では支出-6.207%、頻度-13.89%と減少。これは魚介価格の上昇による購買抑制、あるいは他の魚種への需要移行の可能性があります。