鮭の世帯支出ランキング:広島市が最多、長崎市は購入頻度トップ

肉・魚

2025年4月時点で、鮭の全国平均支出は404円。広島市が最も高く639円、長崎市は購入頻度で全国最高の1.02回。西日本の都市を中心に支出増加が目立つ一方、北海道や東北では減少傾向。地域ごとの食習慣や価格変動が消費に強く影響している。

鮭の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国451100+4.64
1高松市695154.1+138.8
2青森市688152.5+16.02
3松山市634140.6+53.51
4福井市623138.1+179.4
5横浜市603133.7+19.41
6京都市569126.2+17.08
7熊本市567125.7+24.07
8長崎市566125.5+35.73
9前橋市566125.5+21.46
10大分市539119.5+83.96
11岐阜市536118.8+3.475
12札幌市514114-8.214
13奈良市511113.3+45.17
14佐賀市508112.6+62.82
15大津市498110.4+2.259
16新潟市497110.2-21.61
17盛岡市496110-1.976
18福岡市489108.4+42.57
19東京都区部488108.2+5.4
20秋田市486107.8-32.97
21山口市484107.3-7.102
22甲府市479106.2+38.44
23水戸市478106-9.981
24広島市472104.7+24.54
25千葉市471104.4+1.509
26静岡市464102.9+38.92
27宮崎市464102.9+57.82
28相模原市453100.4+37.27
29金沢市44999.56
30川崎市44799.11-17.07
31徳島市44498.45+38.32
32堺市43496.23+14.81
33岡山市42193.35-21.6
34神戸市40389.36-32.04
35北九州市38585.37-12.3
36大阪市38384.92+45.63
37津市38084.26-5.941
38仙台市37883.81-28.95
39松江市37583.15-13.79
40名古屋市37583.15-28.3
41那覇市36781.37-19.34
42富山市36681.15-46.57
43さいたま市36180.04-18.69
44長野市35879.38-22.34
45浜松市35678.94-22.1
46高知市35578.71-13.63
47和歌山市34275.83-32.81
48鳥取市34175.61-5.801
49鹿児島市34075.39-28.27
50宇都宮市30266.96+8.633
51山形市28262.53-38.56
52福島市25055.43-36.22

月間支出の推移

鮭の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.74100-8.642
1長崎市1.15155.4+59.72
2秋田市1.15155.4-21.23
3青森市1.14154.1-0.87
4盛岡市1.04140.5-18.11
5高松市1.02137.8+82.14
6松山市1.01136.5+18.82
7新潟市1135.1-23.08
8札幌市0.99133.8-6.604
9前橋市0.98132.4+2.083
10甲府市0.95128.4+30.14
11水戸市0.95128.4+7.955
12徳島市0.92124.3+58.62
13堺市0.92124.3+31.43
14京都市0.92124.3
15佐賀市0.91123+22.97
16岐阜市0.9121.6+7.143
17大分市0.9121.6+63.64
18山口市0.89120.3-18.35
19福井市0.88118.9+66.04
20熊本市0.88118.9+25.71
21宮崎市0.85114.9+21.43
22横浜市0.84113.5+2.439
23岡山市0.84113.5+3.704
24奈良市0.8108.1+25
25相模原市0.79106.8+6.757
26大津市0.78105.4-3.704
27長野市0.77104.1-23.76
28鹿児島市0.76102.7-20
29静岡市0.75101.4+11.94
30仙台市0.75101.4-30.56
31川崎市0.74100-10.84
32広島市0.7398.65+7.353
33東京都区部0.7297.3-17.24
34千葉市0.7297.3-7.692
35福岡市0.7195.95+26.79
36神戸市0.7195.95-22.83
37高知市0.794.59-13.58
38那覇市0.794.59-22.22
39浜松市0.6891.89-22.73
40松江市0.6891.89-20.93
41北九州市0.6891.89-2.857
42さいたま市0.6689.19-22.35
43大阪市0.6587.84+27.45
44津市0.6486.49-24.71
45富山市0.6385.14-42.73
46山形市0.6283.78-35.42
47鳥取市0.681.08-23.08
48名古屋市0.5979.73-31.4
49金沢市0.5878.38-34.09
50宇都宮市0.5878.38-3.333
51和歌山市0.5574.32-40.22
52福島市0.5270.27-35

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

鮭の月間支出の現状と今後

2025年4月時点における全国の鮭の月間平均支出額は404円で、前年同月比では-3.118%の減少を示しています。購入頻度も0.72回/月と高めで、鮭がいかに全国的に安定した需要を持つ魚であるかが分かります。ただし、都市によって支出額や増減の差が顕著です。


支出上位都市の傾向

広島市(639円)が最も高く、前年から+40.75%と大幅に支出が増加。月間1回の購入頻度と合わせて、家庭における鮭の重要性の高さがうかがえます。次いで前橋市(611円)福井市(580円)、岡山市(562円)などが続き、いずれも支出額が全国平均の1.4倍以上を記録しています。

これらの地域では、朝食文化や塩鮭の消費が定着していると考えられ、特に福井や岡山では30%以上の支出増が見られました。


北海道・東北エリアの特徴

青森市(536円)札幌市(487円)など、鮭の生産や消費で知られる地域も上位にランクインしていますが、いずれも支出は前年より減少(-11.84%、-11.45%)しています。これは、仕入価格や入荷量の変動、または地域内で他の魚種への関心の変化が影響している可能性があります。

とはいえ、青森市の購入頻度は0.91回と高く、支出減少は価格安や分量減によると見られます。


9州・西日本の伸び

熊本市(511円)長崎市(502円)も上位に位置し、いずれも前年比で+7.806%、+31.76%の増加を記録しています。特に長崎市は1.02回と全国最高の購入頻度を示しており、日常的な主菜としての鮭の浸透度が強く表れています。

西日本では相模原市(514円)や広島市も含めて支出増が目立っており、これは調理しやすさや健康意識の高まりによる「魚食回帰」が影響していると考えられます。


都市別の支出と頻度の乖離

1部の都市では、支出と頻度にギャップが見られます。例えば、前橋市は支出611円で高水準ながら、購入頻度は0.9回と全国平均よりやや上程度であり、1度あたりの購入単価が高めであることが推察されます。

1方、新潟市(0.92回、支出額未掲載)のように頻度は高いが前年から-21.37%減少している地域では、価格の下落や少量購入の傾向が出ていると見られます。


今後の注目点と課題

今回のデータから、広島や福井、岡山など内陸〜西日本の都市での鮭支出の増加が際立つ1方で、東北や北海道では消費がやや落ち着きつつある様子が見て取れます。

また、健康志向や時短調理の需要を背景に、加工品や切り身の売れ行きが影響している可能性もあり、今後は単価の変化や家庭内調理の傾向にも注目が必要です。

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